住野よるのレビュー一覧
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ネタバレ住野よるさんは学校を舞台にした世界を描くのが上手い!と思った。
クラスの人気者笠井が、好意に思っている子に意地悪をしたことから、クラスの皆から「いじめ」を受けている矢野さんと、昼はクラスの空気を読んで「間違わない行動」をとり、よるはバケモノの姿になってしまう主人公僕が、「よるやすみ」に学校で矢野さんと話す。
いじめられているときにニンマリしている矢野さん、それがいじめに拍車をかけるけど、矢野さんは「にんまり」は「怖いとき」にしてしまうもので、また、自分を犠牲にしてまでいじめのターゲットが他の人にいかないようにという正義感のようなものを持ち合わせている。
矢野さんと僕、そしてクラスメイトとの -
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ネタバレはじめは死んだと思っていた秋好は、モアイのリーダーだった。モアイは本当に変わってしまったのか、かつての秋好はもういないのか。人の意見を否定しない、人に近づきすぎないをテーマにしている楓が秋好のために行動を起こす。それほど楓にとって秋好が大切だった。秋好、モアイのたみにと自分の考えを信じ込み、行動を起こす。起こしたあとに後悔する。モアイを秋好を傷つけた楓の後悔、すごく楓に感情移入してしまった。もっと秋好視点でも読みたいと思った。
自分に向けられていたものが、他を向く。そのことに対する悲しみ恐怖を勘違し、向き合えず、自分と人を傷つける。共感できる。
自分のエゴ、自分勝手な思い込みからの行動。そ -
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ネタバレ響貴は、千鶴が泣き顔を見せられる相手、として友人関係でいることに意味を見出してた。
その状況、わたしだったら辛すぎて友達辞めると思うから、きっと響貴はいろんなことに折り合いをつけて生きてきたんだろうな。
だけど、千鶴の結婚後は後悔の気持ちもちゃんと見えて、人間らしかった。
あとは、正直、自分の周りに千鶴みたいな子がいたら理解してあげられないかもしれない。
パートナーがいるのに異性友達との距離感がおかしいから、たぶん見てられなくなる。
だから、読んでる時もたまに気分が悪くなったんだけど、不思議と後味はすっきりだった。
最後はみんなが互いに幸せになることを望んだし、応援したから、いい -
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登場人物の心情の描き方は読んでいて、とても共感できる。その登場人物の考え方や生き方がいつの間にか自分の中に自然と入ってくる。
自分の好みの問題だが、いろんな登場人物の視点で物語が進んでいく作品はあまり好きではない。
特定の登場人物の考え方や生き方にどっぷり自分を染めていくことで、自分の視野が広がったり、考え方が深まる感じが読書の醍醐味だと個人的に思っているからだ。
ただ今回の作品はいろんな人物が悩みながら生きている姿が、悩みながらそれでも生きることの意味を感じられた。人生に正解を求めてしまうが、正解を追い求めようと悩んだりする過程について考えさせられた。悩むからこそ人生は充実するのかもしれ -
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ネタバレ「人は、変われるよ」
「出来るのは、横に並んで歩くことくらい」
という言葉が心に響いた。
何をするにもつまらないと思っていた主人公が異世界の住人チカと出会って、かけがえのない想い出を作る。ただ、思い出に過ぎない為、忘れないでおこうとする事しか出来ず、人は思い出をも忘れてしまう。
けれど、その時得た感情や経験は何一つ消えない。人は経験をした上で生きていけるのだなと思ったし、過去を否定することはしなくていいんだと感じた。
過去もひっくるめて自分の人生なのだから、後悔なく生きれるよう自分の幸せの為に生きていけたらいいなと思った。
紗苗はとても強い女性で、人の気持ちを受け入れる強さがありとても好印象だ