住野よるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらず大好き。
第1集から読んできた読者に寄り添うような仕掛け満載で楽しい。
あと、装丁が可愛すぎる。裏も中も栞紐も全部可愛い。
以下、かなりネタバレ。知らずに読んだほうが楽しい。
第三者目線で三歩を見守りつつ、恋人の存在が明かされたときには、「なぜ早く言わない?」と友人たちに同調。(友人たちは二カ月後に報告を受け、読者は三分の一ほど読んだところで知る。絶妙。)
相変わらず噛むけど仕事のミスが格段に減っている、実はお勉強ができる、好きなものに妥協しない、言語化とその責任をきちんと恐れて、でも面倒くさがらずに逃げずに時間を掛けている…。
第三集まで読んできて、そんな三歩のことがとて -
Posted by ブクログ
ネタバレ
夜になると化け物になってしまう主人公の安達ことあっちー。あっちーは本当はいじめを見て見ぬ振りをしたくないけど、いじめられるのも嫌な普通の男子です。
この物語のメインは夜の学校であったいじめられっ子の、矢野とのハートフルストーリーといきたいとこですが、昼の学校でのいじめシーンと半々です。
中々いじめシーンが壮絶です。矢野の消しゴムを拾っただけでいじめにあう井口とか。
を平手打ちした理由が、夜わかるのですが驚愕です。
主人公の安達ことあっちーが、ラストに、自分の本当の姿を知って昼の自分に挨拶をくれるという事で救いがあり、
また、主人公の安達(あっちー)は自分がどうなってしまうかを思うと仕方がない -
Posted by ブクログ
ネタバレ賛否は分かれるところではありそうだが、個人的に結構好きだった。
「婚約を素直に伝えて結婚式に呼ぶのはできない。仲良い男友達に告白させて振ることを目指す」という前提や登場人物の関係性に複雑さがあり、それが読む人によっては困惑させる原因だと思うものの、
人の恋愛感情にああだこうだ言うような、また真っ直ぐな自分の気持ちに気づかないような、登場人物のそれぞれが未熟で不完全であり、色々な出来事を通じて新たなことに気づく、ということに魅力があるのだと思う。
個人的には住野よるの小説に出てくるライトな会話文が結構好きで、ギャグセン高いなって思う。友達にいたら結構気が合うタイプ気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ幸せとは、そして人生とは。人には色々な考え方がありますが、それについて考えるためのヒントを、南さんやアバズレさん、おばあちゃんから教えてくれるような本だと思いました。僕にとっての幸せとは、何かを通じて、自分の人生には価値があると思わせてくれることなのではないかとおもいます。それが例え、辛く苦しいことでも、楽しくないと思うことでも、自分の人生経験として、自分を成長させてくれることであれば、それは幸せなのではないでしょうか。
最後に、私が幸せと感じれるようになるためには必ず、誰かの助けが必要です。なのでこれからも日々感謝を伝えたいと思いました。
恥ずかしいので読むのは1度まで