住野よるのレビュー一覧

  • 君の膵臓をたべたい

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    久しぶりに再読。改めてすごいタイトルだなと思いつつ、読み進めるうちに特別な意味に変わる秀逸さを感じた。主人公の「僕」と余命1年の桜良の関係が短いのに深く感じ、僕が桜良の影響を受けて成長するさまが、この本の醍醐味でもあり、この小説と出会えて良かったと思えるくらいの感動でした。桜良が生きている世界線の僕との掛け合いも見てみたかった。

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    2025年12月22日
  • 君の膵臓をたべたい

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    ネタバレ

    映画化されていると知ったときは、「なんだこのタイトル?」と思った。でも実際に読んでみると、その意味はすぐに分かった。
    【秘密を知っているクラスメイト】くんや【根暗なクラスメイト】くんという呼び方は、映画ではどう表現されていたのだろう。何かの伏線なのかと思っていたら、終盤でようやく名前が出てくる。志賀春樹。志賀直哉と村上春樹を組み合わせたような名前だな、と思った。

    志賀と桜良のやり取りは軽くて読みやすい。「スウェーデンのことわざみたい」という表現も出てくるが、本当にそういうことわざがあるのか気になって調べたら、特に元ネタはなかった。

    志賀は陰キャっぽいけれど、桜良とはきちんと会話ができるし、

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    2025年12月20日
  • 君の膵臓をたべたい

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    彼女の明るさと真っ直ぐな人柄に触れる時間が多くなっていくにつれて、人との関わりの喜びを知り、変わっていく彼と、2人の絆が深まっていく程に嬉しさと切なさがこみ上げました。
    最後は彼女を大切に思う2人が、しっかり彼女の思いを受け止めて生きている姿が本当に良かったです。
    良い作品に出会えて感謝です。

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    2025年12月17日
  • 君の膵臓をたべたい

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    タイトル回収が凄い、言葉使うのうまいなって感じ。
    タイトルに興味引かれると思うんだけど、最後一気にこのフレーズの意味がわかる。
    同じような設定の本が沢山ある中でずば抜けて人気な理由がわかる。
    深くていいセリフが多くて学ぶことも多かった。
    主人公の淡々とした性格が読みやすいし山内さんの掴めないような雰囲気が読んでて楽しい。
    2人の独特な空気感は味があってすごく好き。
    ラストはほんとに感動。
    ドラマから入ったけれど5回は読んだお気に入り。

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    2025年12月15日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    数年ぶりに小説を読んでみようと思い、ふと手に取った1冊。
    章ごとに登場人物に感情移入しながら読み進められるので、とっても読みやすかった。

    みんなの能力って実は、私たちが自然と感じ取っているものの延長なのではと感じた。
    叙述トリックもあり、一度読んだ後にもう一度読み返したくなった。
    実際読み返すと、最初に読んだ時と違う解釈もできるようになり魅力的な本だと思った。

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    2025年12月12日
  • 君の膵臓をたべたい

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    タイトルのインパクトだけで読んでみましたが、結果的に心を揺さぶられました。
    ここまでの純愛小説を読んだのは久々で、あまり手に取らないジャンルなので、色々と気付かされた作品でした。

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    2025年12月12日
  • 麦本三歩の好きなもの 第二集

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    シリーズ2冊目!
    三歩の独特な世界観、脳内、空気感…好きです。

    新たに変化する三歩の周りの環境。
    変わることによって気づく考え。
    それにしても癒されました。

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    2025年12月10日
  • 君の膵臓をたべたい

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    数ある余命系の恋愛小説における代表格の一つ。
    長らく積本していましたが、ようやく解放となりました。

    とある高校男子が偶然拾ったクラスメイト女子の日記には重病で余命少ないことが綴られていた。秘密を共有する二人に始まった微妙な距離感の関係はどこへ向かっていくのか・・・

    よくあるパターンの小説ですが、私の涙腺はこの種の物語に脆くできています。今回も予想していた通りにティッシュ出動案件でした。ホントに単純。

    ただ、本作はお決まりのストーリーだけで終わっておらず、中盤で意外な展開を組み込む工夫がなされていて、一瞬、ドキリとさせられます。そこがポイントで、マンネリにならずに全体を引き締めている感じが

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    2025年12月08日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    きちんと読むとヅカの印象が映画と変わった。おちゃらけて見えるのにしっかり周囲をみられている部分とか、だけど周囲を優先しすぎて自分の気持ちだけが見えてないところなどが魅力的で愛おしくなった。

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    2025年12月08日
  • よるのばけもの

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    ネタバレ

    化け物になれる力を振るってもうまく結果が達成できないところが良かった。どこにでもいる普通の子供って感じがした。

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    2025年12月07日
  • 恋とそれとあと全部

    購入済み

    久しぶりに

    よるさんの著書を拝読しました
    ナンカ面倒クサイお話でしたが

    最後の怒涛の面倒くささが効いてくる
    読後が素晴らしかったです

    暫くおってませんでしたが
    ディグリに戻ろうかなあ
    住野さん

    #癒やされる #エモい

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    2025年12月06日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    麦本三歩は、やっぱりどこまでいっても麦本三歩だった。
    なんなら、麦本三歩っぷりがバージョンアップしている気さえした三作目。
    普通の先輩以外の先輩の登場が少なかったのが少し寂しかったけど、それ以外の三歩の周りの人たちとの初めましてもあり「三歩のことよろしくお願いします」と言いたくなってしまった。

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    2025年12月05日
  • 君の膵臓をたべたい

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    共病文庫を通して、お互い相手のようになれたら、という想いが「君の膵臓をたべたい」という言葉に詰まっているのが分かったときには胸がいっぱいになった。
    お互いに真反対の人間が残された時間、大切にしてきた価値観を共有することで尊敬し憧れの対象になっていく様子が心温まると同時に残されている時間が少ないという事実が、2人の関係が深くなっていくにつれて切なくなる。 人それぞれ色んな生き方があるし、どの人生も難しくて面白い。 自分もいつ死ぬか分からないし残っている時間を大切にして強く生きたいと思った。

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    2025年12月05日
  • よるのばけもの

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    読む前は幽霊、ホラー系の小説かなというイメージでした。ですが化け物ではあるもののホラーではなく不思議なものでした。いじめがリアルに書かれていてとても衝撃でした。いじめに加担する人、ただ見てるだけの人、助けたいが自分がいじめられるのが怖くて何もしない人など本当に現実にあるいじめでした。全ての謎が明かされるわけではありません。「不思議は不思議のままで」という小説ですので考察が好きな方には向いていると思います。一気読みしてしまうほどとても衝撃的で面白い作品でした。

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    2025年12月03日
  • 君の膵臓をたべたい

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    どうしようもない人の命とどうやって向き合い、目の前の人とどうやって生きていくか、考えさせられました。

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    2025年12月02日
  • よるのばけもの

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    中学生の時って多かれ少なかれこんな感じの雰囲気がクラスにあったよなって思いながら読みました。
    思春期の複雑な心境とか人間関係とか常に付き纏う不安とかぎゅっと詰まっていて、綺麗に白黒つかない事だらけだけど自分の中で折り合いを付けたり納得いく落とし所を見つけたりあの頃はもっと人に対して誠実だったなとか色々考えちゃいました。

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    2025年11月24日
  • 恋とそれとあと全部

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    ネタバレ

    かなり長い前半戦で恋愛要素でてこなかったからかなりやきもきしたが、ほんと終わり数ページで救われた自分がいました。こういう関係性もいいなってとてもとても涙がでそうなほどに。ひさしぶりにジャケ買い成功したかな…?

    口調とか読み聞かせが学生らしくて最初は戸惑うのかもしれないけど、それも″らしくて″いいかもしれない、愛称とかそれも含めて全部。なんというのかな、カタにはまらないってことなのかな(?)とても新鮮味がありました。

    ″ありがとう。聞いて。私も、いや違う、私が、一緒にいてほしい。下宿仲間でクラスメイトで恋人で、その全部で、そのどれでもいい。お互いの悪さもひどさもめんどくささも全部連れて。めえ

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    2025年11月21日
  • 腹を割ったら血が出るだけさ

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    ネタバレ

    捻くれてるな、と思った。
    主人公なんて居ない、小説なんて所詮、という作家。常に日常を愛されたいに支配され、他者の正解を演じ愛を求めて過ごしてきた女子高生。表と裏を承知で貫こうとしたアイドル。自分の意思を伝えることが大切と考え、好きな服も音楽も楽しめる、程々な悪い大人の女装男性。リアルで晴らせない憂さを、粗探しをしたりネットで誹謗中傷したり外部に怒りを向けることを正当化しつつ自分を保とうとする憐れな男子高校生。
    でも世の中はこれくらい平気で捻くれていて、斜に構えて世界を見渡してもまだ身に余るだけの残酷さがある。人間の醜さが全開だと思った。でも結局、小説よろしく、物語よろしく綺麗に収められてしまう

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    2025年11月19日
  • 麦本三歩の好きなもの 第一集

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    麦本三歩がすきなものという題名通りの、三歩が好きな事、日常に溢れる些細なこと、そしてその些細な事を幸せと感じれるってことってここ最近やっと大事だと言うことが分かったわたしには、うんうん、だから少しでも前向きになれるのかもって思えます。

    こういうほのぼのまったり、でも三歩の自然さ、作らない心からの気持ち?が人を救ったり支えたりすると思います。
    ずるい事をしてもやもやしてしまっても、自分が自覚してない、傍からみたらずるいことを認識したら、相手に対しても見え方変わるかもですね。

    でも、そうやって良いも悪いもマイペースに…が大事だよなぁと。一つ一つのお話が面白くて早く読み終わりました。

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    2025年11月16日
  • 腹を割ったら血が出るだけさ

    購入済み

    楽になる

    人間関係とか現実の世界に嫌気がさした時に読み返したいと思える1冊でした。好きな人嫌いな人いるけどみんな腹を割ったら血が出るだけさ

    #深い #泣ける #切ない

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    2025年11月15日