住野よるのレビュー一覧
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●麦本三歩の好きなところ
私が思う麦本三歩の好きなところは、他人の好きを否定しないこと。
今回、登場した新キャラ「普通の先輩」。
さいしょは普通に見えた先輩。しかし実は、タトゥー持ちでポリアモリー同性愛者で女装男子と同居しているという、とんでもないエピソードの持ち主。
そんな世間的な普通とはかけ離れた先輩でも、三歩はあえて「普通の先輩」と呼び続けることにしました。だって、先輩にとってはそれが普通だから。
彼女のいいところは、どんな相手の立場になって想像して、寄り添おうとすること。
でも、時々周りを見ないで突っ走るので「もうちょっと冷静に考えなさいよ」と言いたくなるのですが。
●「好 -
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いい子なんですよ。三歩ちゃん。だからこそ前回「好き」って書いたけれども、やはり人間、100%好きなんてありえないので。
当然、苦手なところもある。
彼女はよく言葉を噛むんだけど、それがとてもかわいい。(悠木碧さんの朗読では特に!)でもそれが時にあざとくも感じる。
そして、思ったことがそのまま口に出ちゃうのなんでなの。
ミスをして落ち込むけれど、反省して次に活かそうとしない。さらに二日酔いで「もう酒飲まない…」と言いながら、また同じ過ちを繰り返す。
先輩の披露宴で飲みすぎ、ズッコケてワインをぶちまける。
あ…こういうの、私も若い頃やったわ。さすがに結婚式ではコケなかったが。だから若い -
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住野さんの物語は想像力に乏しいと、読みずらい作品かな?などと考えていますが、私がそう思っているのは決して批判ではなく、褒め言葉で、「どうしたらこんな物語(世界)を作れるのだろうか?」と毎度驚かされるんです。住野さんがどう言った生い立ちでどんな人なのか全く知りませんが、住野さんの物語を読むたび、「どんな人なんだろう?」と想像してしまいます。ネタバレになるので物語の内容は書きませんが、私たちが日々生きる中で、言語化出来なかった‘’感情”を住野さんは物語を通して簡単に言葉にしてくる。痒いところに出が届くとはまさにそれで、私は読みながら「あー、そう。そういうことを言いたかったんだ。」と何度も新発見をさ
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ネタバレ小学生なのに大人びていて、周りに溶け込めない奈ノ花。本が好きで、学校の外に友達がいて、教室で嫌がらせをうけても全く気にしない。
そんな奈ノ花が「人生とは○○みたいなものね」といろいろな譬えを持ち出して語る言葉が、いちいち面白い。
南さん、アバズレさんの正体がわかり始めた辺りで、これは二人に続いておばあちゃんも消えてしまうのだな…と思うと少し切なく、またラストで奈ノ花の両親が、参観日当日に飛行機事故で亡くなっていたことがわかり、ショックを受けた。
先が読めた気になっていたけど、ここへ来てようやく南さんの忠告の意味が分かり、もう一度その場面を読み返して、そういうことだったのか…と納得できた。
そ -
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主人公の三歩がかわいい。『この世界の片隅に』のすずさんみたいな人。ちょっとぼーっとしてて、食べ物が大好きで本が大好き。
「~でしゅ」とよく語尾を噛むのも面白い。天然で食いしん坊でドジっ子。職場のみんなにも愛され、失敗して落ち込んでも、また同じ失敗をしちゃう。
そんな能天気な愛されキャラ。と思いきや、意外と情に厚い一面も。
自殺まで思い詰めた友人の告白に、「君の気持ちはわからない」「そんなに辛いなら死んでもいいよ」と、非情に思える言葉をかけます。
けれどそれは、「大丈夫だよ」といった、うわべだけの慰めじゃなく、相手の立場とか気持ちとかを受け止めた言葉なんです。
美人の友人には、その美貌