住野よるのレビュー一覧
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ネタバレ本当に、なんでもない三歩の「好きなもの」の話。
最初は「どうしたものか?」と思い、少し飽きそうにもなりましたが、噛めば噛むほど味が出てくる、スルメのような作品でした。結果的に、わりと好きでした。
中でも印象に残ったのは、久しぶりに会った大学時代の友人のエピソード。
恋愛の話かと思いきや、意外と重い内容。でも、そんな友人に三歩がかけた言葉がとても心に残りました。
薄っぺらい美徳の言葉を並べることは誰にでもできるけれど、
「死んじゃ駄目なんて、君の辛さが分からない私には決められない。君の人生だから」
という言葉は三歩らしくて、さらに続く言葉が秀逸でした。
「君が死んだとしても、君を好きなまま -
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最初からキャラが立ちすぎている主人公で、設定もやや押し付けがましく感じて、「読み終わる頃にはちょっとしんどくなるかも」と不安だった。
でも読み進めるうちに、さまざまなタイプの人との関わりを通して、人間らしさというか、生々しい“人間くささ”がどんどん見えてくる。
キャラの強さ自体はずっとあるのに、不思議とリアリティが増していって、気づけばかなり自然に受け入れられる主人公になっていた。
一編一編がとても短いので、最初は物足りないかもと思ったけど、実際には短編集というより、長編の各章にタイトルがついているような感覚。
それぞれ独立しつつもちゃんと繋がりがあるから、寸足らずな感じはなく、通して楽し -
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ネタバレまず、カヤとチカ、異世界の2人の対話自体が面白く、とても読みやすかった。
お互いの世界でした行動が互いの世界で影響しあうというファンタジーも好き。
現実世界に対してつまらないと思い続けるカヤが、異世界のチカに対して恋をし、つまらないと思っていたものに対する捉え方の変化の考えに、少し共感するところがあった。
特別に思いすぎた故に、チカを傷つけてしまい、もう会えなくなってしまったカヤは、それが人生のピーク、突風であるとして、余生を過ごすという考えで生きていた。そんななか、同級生の斎藤との再会し、その後の関係決裂の際に、自分がチカに対する気持ちを忘れ、事実だけに固執していることに気が付く。
「忘れ -
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かしこくて周りから浮いている小学生の小柳なのか。
放課後はなのかの友達であるおとなのアバズレさんとおばあちゃん、高校生の南さんと過ごす。
母親とケンカした後、南さんから仲直りするよう言われる。その後、南さんとは会えなくなる(確か)
一時不登校気味になった気の弱い桐生くんを登校させることに成功した後、アバズレさんとも会えなくなる。
南さん、アバズレさん、おばあちゃんからは色々な人生アドバイスを受ける。
これらは大人になったなのかの夢だった。
なのかは高校生の時に南さんと同じようにリストカットをしたのかな?アバズレさんと同じように売春していたのかな?
でも今は恋人の桐生くんと幸せに暮らしている。
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ネタバレ友人に買ってもらった本
忘れられない、忘れたくない記憶が
私自身にもあって忘れないよに
あえて辛い思いをしてまで残そうとしていて
だんだん覚えていられなくなって
憎いとか嫌いとかそういう感情が薄れて
トラウマだけが残ってる感覚
カヤもそれと同じなのかなあと思って
その時の喜怒哀楽とか雰囲気とか
体が覚えていることはあっても
ハッキリとは思い出せずに怖くなる
消えるような簡単な思いじゃないのに
題名のこの気持ちをいつか忘れるの
言葉の意味を小説にした感じがして
私が言い表せなかった心の中とか
カヤとチカからの響く言葉だったり
読んでいて心が軽くなる瞬間もあった
素敵な本に出会えたな(*