住野よるのレビュー一覧

  • 告白撃

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    ネタバレ

    とても考えさせられる物語だった。人間関係の奥深さを知ったし人付き合いの美しさも知ることができたと思う。人はきっとそれぞれに正しいと思っていること、正義みたいなものがあって個人としてそれをもとに生活をしていると思う。しかし、その人にとって大切な存在の人には自分の正しさ、正義を無意識のうちに強要しているのかもしれない。それはきっと本人は気づいていなくて、相手のことを思っての行動だといった大義を持っていて、自分の価値観で相手の行動や考えを間違えとし、自分の正しさに当てはめるようにアドバイスという名の矯正をしようとする。それはされる側としてはきっと不必要なもので頭で分かったとしても、体は理解しないし、納得できないことの方が多いと思う。
    そんなふうに考えると私たちは大切な人の人生だとしても意見を押し付けるのは傲慢で相手のためになっていないかもしれない。だから私たちは意見を言うのではなくただ自分の思っている本音をぶつけて、相手が心の底から考えていることを見つけるきっかけ作りをすることこそが相手のことを思うということなのではないだろうか。
    何度失敗をしてもいい。最適解がわからない人生というものだからこそ、私たちが行っている行動はすべて正解では合って、行動をして経験をして行くことで世界が少しずつ最適解に近づいていくのではないだろうか。

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    2025年11月27日
  • 歪曲済アイラービュ

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    世界が滅ぶとされる世界が舞台。
    世界滅亡を叫ぶYouTuberの配信から物語は始まり、その気配を感じ始めた様々な人物たちが、各々何かに向かい合い期してゆく連続短編。

    拾いきれなかった伏線がたくさんあったようにしか思えないほどの何かがふんだんに散りばめられている描写の細かさ。


    『自分の気持ちを読み解きもせずに生きてられる方が狂ってる』
    一人でも多くの人がそうやって生きていたら、世界滅亡目前の世界ではなくても、何とかなりそうなことはたくさんあるんじゃないかな

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    2025年11月24日
  • よるのばけもの

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    化け物のアッチーと矢野さんの夜の冒険と、集団内の立ち位置での昼の二人の隙間。変わらない矢野と、どちらが本当の自分なのか悩むアッチー。最後に心の叫びから、答えを見つける。たとえ集団内の安寧を捨てることになっても。
    笠井の正体、縁川の本質、能登の確信など謎が残ったが、読みやすく楽しかった。

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    2025年11月23日
  • 麦本三歩の好きなもの 第一集

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    忙しくてなかなか本に手が伸びなくて、やっと落ち着いて癒しを求めて軽めの感じの読みたいなと思って手にした住野よる先生。

    歳を取るたび好きなものを見つけるって難しくなるよな。三歩の思考回路を追う毎に優しい顔になれるなんでもない日常の物語。
    たぶん疲れる度にまた読みたくなる。

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    2025年11月14日
  • よるのばけもの

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    ネタバレ

    君の膵臓をたべたい以来、2作目の住野よるさん著書。
    よるのばけものってなんだろう!!!…という気持ちで読み進めたのですが、
    「人は色んな面を持っているけど、それも含めて全部自分だよね」というものを分かりやすくするための『よるのばけもの』でした。

    話の進み方も面白くて、飽きずにも読めましたし、最後の一文の書き方は凄く好きでしたが、
    この本は結局何を核心としたストーリーなんだ?という疑問(私の理解力がないだけかも)と、よるのばけものについてもう少し言及して欲しかった!!(クラスの人物の闇深なあの言葉の意味とかまだ伏線なところが結構あるように見受けられたが、回収されず)
    …ので星4にしました。

    また住野さんの作品は読んでみたい!!

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    2025年11月13日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    ちょっと苦手だった文体も三冊目ともなると慣れ、だめ人間に見えた散歩にも芯が見える続編となっていた。特に家庭教師の回で信用出来る大人もいて、きっと出会えると高校生に真摯に伝える場面がよかった。自分の人生をしっかり考え、妥協せず調べ相手にきちんと伝えようとする姿勢もよかった。1巻からは考えられない程の成長を散歩に感じた。これで終わるのかと思ったら続編もありそうな感じで終わり、次が出たら是非読もうと思った。

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    2025年10月28日
  • 腹を割ったら血が出るだけさ

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    最初は少し読みにくさやストーリーに入り込みにくく感じたけれど、読んでいるうちに続きが気になるように。変わりたい気持ち、それを誰かに委ねたくなる気持ちに共感しつつ、それを委ねられた相手からしてみたら自分誰かの人生を思い通りに変えてあげられる人間ではない..と思うのも当然だと感じた。だけどみんな二面性はあるもの。その二面性と上手に付き合いながら過ごしていけたらと思う。

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    2025年10月20日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    これにて麦本三歩の一人住まい編は終わりました。まだ続くんかー。三歩の遅刻が1番面白かった。あとカテキョのところも面白かったよ。

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    2025年10月19日
  • 恋とそれとあと全部

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    恋愛、友情、死、様々な問題と向き合い、もどかしい恋愛。好きな子との変わった目的の旅で色々なものが見えてきて、青春が詰まった物語。

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    2025年10月16日
  • 恋とそれとあと全部

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    ネタバレ

    寮に住む高校生たち、めえめえ、サブレの二人が、夏休みに遠くに住むサブレの祖父のところで4日間を過ごす。お互いに憎からず想ってはいるけど、それを言葉にしないまま寮に帰ってくる。単に好き好きって気持ちを一方的に伝えるのではなく、考え考え、好きか嫌いかの二元ではない気持ちを、旅の終わりにやっと確認できた。
    「私も、いや違う、私が、一緒にいて欲しい。下宿仲間でクラスメイトで友達で恋人で、その全部で、そのどれでもいい。お互いの悪さもひどさもめんどくささも全部連れて、めえめえと一緒にいたいと今、思っている。それが私の真剣に決めた自由で、離したくない不自由だ。」と言って、隠れて泣きに行ったサブレ。
    ラストにサブレからごはんに誘って、「手はその時に」って、なんと可愛いこと。
    もう一つ控えたいめえめえの気持ちあったのだけど、印つけてなくて見失った。

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    2025年10月16日
  • 腹を割ったら血が出るだけさ

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    腹を割って話せますか?
    高校生の茜寧はココロにあるものを
    小説「少女のマーチ」を準えるように行動する

    アイドル「インパチェンス」のメンバー
    中でも樹里亜の葛藤も同時進行で物語を繋ぐ

    小説家「小楠なのか」がファンから受けた一言が物語を締め尽くす

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    2025年10月14日
  • 青くて痛くて脆い

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    まさかのヒロの正体に驚き、主人公の心情についていけなくなりました。
    最後の終わりかたに救われました。

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    2025年10月09日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    後半、怒涛の展開でびっくり…。三歩の一人暮らし編は終了したけど、新章始まるのかな?
    他人にとったら大したことないことでも、自分にとって譲れないものには妥協しない。お相手に三歩なりにきちんと気持ちを伝えるところに、三歩の成長を感じたような。
    個人的に好きだったのは、家庭教師先の少年に三歩が伝えた言葉が彼の中に残っていたところ。知らないうちに誰かの人生に影響を与えてるのかも、なんて思って少し感動してしまった。相変わらず文章に癖はあるけど、なぜか嫌いじゃない。

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    2025年10月07日
  • 恋とそれとあと全部

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    なだらかな坂道を登るように
    人を好きになっていくときと

    階段を使って一段ずつ
    人への想いを高めていくことと

    突然落とし穴に落ちるような錯覚とともに
    気持ちを高揚させてしまう瞬間・・・

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    2025年10月05日
  • 青くて痛くて脆い

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    心を激しく乱す力のある小説。主人公のにぶさみたいなものや、未熟さ、そして物語の先行きの暗さが大きく心を乱す。主人公の非自覚的な醜さがなによりも重い。

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    2025年10月04日
  • 麦本三歩の好きなもの 第一集

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    ネタバレ

    住野よるさんの作品はハズレがないので手に取りました。ネットでの評判も良く、BOOKOFFで見つけて購入。

    読んでみて、一番好きだったのは「麦本三歩はモントレーが好き」。
    全体的に読みやすくテンポも良いので、疲れたときでもぼんやり読めました。些細な日常を丁寧に拾い上げて、楽しく文章にしてくれるのが魅力です。

    所々にハッとする言葉もあり、特に心に残ったのは――

    “知らない本がこれだけたくさんあるということが、世界は自分だけの目線で見られているものじゃないという証明である気がして、三歩の心を支えている”
    “ずるいことしたり、人に嘘ついたり、でも生きていかなくちゃいけなくて、自分をそんな嫌な奴だと思いたくなくて、だから他人をたっぷり甘やかして、その代わり甘やかしてもらって、必ずちょっとだけ反省して、生きていくしかないんだと思うよ”

    「男から見たおっちょこちょい女子」のテンプレ感は否めませんが、好きなところと同じくらい、ちょっと引っかかる部分もある。そのバランスも含めて楽しめました。

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    2025年10月03日
  • 青くて痛くて脆い

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    ネタバレ

    ここまで大きい出来事に発展しなくても、楓に起こっている心の機微は、何となく分かるような気がする。
    自分は、その子を唯一無二の親友だと思っていても、その子にとって自分はそうでは無いと実感して虚しくなるみたいな。
    楓は、自分ルールとして、人と深く関わりすぎないようにしていた。けれども、本心では、人との強い繋がりを欲していたのだと思う。だからこそ、その心のバリアを越えて、信頼した秋好への思いは、恋愛感情になる・ならないに関わらず、固執に変わっていったのではないかと思う。
    彼はそれに気づかず、「秋好」という目の前の友人ではなく、「理想の秋好」を見るようになっていった。
    そうして自分を正当化することで、「自分は間に合わせだった」と感じて、傷つく自分を守ったのだろう。

    それでも秋好からしたら、何が何だか分からない。急に自分からやめて、時間が経ってからモアイへ牙を剥く。秋好は、「楓がどう思うか」を気にかけていたのだから尚更。

    相手と向き合うことは、勇気が必要だけれど、言葉にするってとても大切だ。そうでないと伝わらない。
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    川原さんの言葉が印象的だった。
    「人と人との距離なんて一対一で決めるもんやと思うんですよ。」
    「タメ口でも敬語でも良くて、それが田端さんが私に対して掴んでる、距離感なんやと思って、それって世の中で思われているよりずっと尊重されるべきことやと思うんですよ」
    「距離感は、仲の良さとかそういうのとまた違う人の価値観、主義?そういうものやと思って」

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    2025年09月29日
  • 歪曲済アイラービュ

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    世界の滅亡に向けて、配信を見ていた人がどのように過ごしていくのか?それぞれのストーリーが描かれて繋がっていくのか全然想像できずにハラハラして読み進めれられた。
    でも、どう繋がってるんだ?という部分も残る作品でした

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    2025年09月27日
  • 麦本三歩の好きなもの 第二集

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    なにかすごい出来事が起きるわけではないが、三歩の日常からしか摂取できないほのぼのとした気持ちになれる。

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    2025年09月18日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    ネタバレ

    p.106
    夢が叶ったら、夢が破れたら、その瞬間に暗転して終わってくれるのが人生じゃない。
    p.240
    ここが難しい三歩の乙女心、弱い女の子扱いはされたくないけど、お姫様扱いはちょっと気持ちいい。

    三歩シリーズ3作目。美容院のお話と普通の先輩が面白かったです。運がよかったと互いに思い合えるのって素敵ですねー。三歩おめでとうございます。

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    2025年09月14日