住野よるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ中学生ぶりの再読!
あの頃の私はこの本のどれだけを理解していたんだろう?と思った。読書をして記録する良さって、きっと年齢を重ねた自分と過去の自分の感じ方の違いを認識できるところにあるんじゃないかなって思ったりした。つまり、中学の自分の感想が知りたい。
再読しようと思ったのは、前々から住野よるさんの良さを中学生の自分は味わえてたのかな?というところにあった。そんなときに、堀越先生が書き下ろした表紙に変わっていて、ヒロアカとリンクする部分はなんだろうと新しい作品に出会ったような感覚になり決心がついたからだ。読んでいる時もずっと、お茶子ととがが頭から離れなかったけれど言わんとしていることはわかった気がする。そしてやっぱり面白かった。中学生の自分の感性を信じて良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に、なんでもない三歩の「好きなもの」の話。
最初は「どうしたものか?」と思い、少し飽きそうにもなりましたが、噛めば噛むほど味が出てくる、スルメのような作品でした。結果的に、わりと好きでした。
中でも印象に残ったのは、久しぶりに会った大学時代の友人のエピソード。
恋愛の話かと思いきや、意外と重い内容。でも、そんな友人に三歩がかけた言葉がとても心に残りました。
薄っぺらい美徳の言葉を並べることは誰にでもできるけれど、
「死んじゃ駄目なんて、君の辛さが分からない私には決められない。君の人生だから」
という言葉は三歩らしくて、さらに続く言葉が秀逸でした。
「君が死んだとしても、君を好きなままの私が、少なくともいるから。安心して、生きて欲しい」
こんな言葉があるんだ、と感動しました。
どんな薄っぺらい美徳の言葉よりも、遥かに優しくて、強い言葉だと思います。
ほかにも、三歩がちょっとズルをしてしまった話や、温泉旅行でファンサをしている話など、割とどうでもいいようで「日常にあるよね」と思える、心温まるエピソードが多かったです。
休憩時間にぴったりの一冊でした。