住野よるのレビュー一覧
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購入済み
結構泣ける
若い子独特の純粋さに心打たれ、でも人生はこんな事ってあるはず無いと、ちょっと作り物っぽさをも感じながら読みました。
それでも尚、やはり心打たれ、そしてただ悲しいだけで無く、希望がある事にホッとしました。 -
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悲劇が決定づけられた特殊な設定(病気とか)の作品は、「もっと普通な状況で何かを生み出せてこそ創作だろう」とか「それが評価される風潮だと全体がどんどんやすくなる」という個人的な思いから批判的なのだけれど、実際読んでみると、「よく生きよう」とか思えてしまって、自分の薄さとか普段の駄目さの成せることだなとガッカリしつつも、実際心動かされて、自分の行動をこれから一時的だとしても良い方向に変えようとさえ思わせられた作品ということはとても良いものなのではないかというのが正直な感想です。
絵が綺麗でとても良かったです。多分絵が駄目だったらボロクソ言ってた気がします。 -
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最初はもっとひねった話なのかなと思ってた。実は千鶴は婚約なんかしてないとか、果凜が千鶴を好きなパターンとか、響貴は病気とかで告白できない理由があるとか。
でも、どれも違って、悪く言えば、そのままの普通のストーリー。
でも、響貴の心の内を果凜が開けてくれたところから、あぁ、響貴はほんとに優しい人間だと思った。
これは、千鶴と響貴の決意の話だ。
作中に出てくるハネムーンソングを歌うa flood of circleは、私も大好きなバンドで、武道館ライブもやったバンドだ。
彼らのバンドは、不遇続きの人生だ。デビュー間もなくギターの失踪から始まり、ベースの脱退、サポートギターの入れ替わりの激しさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ住野よるのデビュー作『君の膵臓を食べたい』です。
他人に興味を持たず孤立して生きる男子高校生と、膵臓の重い病で余命いくばくもないクラスメイトの少女が過ごした、秘密の時間を描いた等身大の青春物語です。
物語の語り手である僕は、他人と関わることを避け、小説の世界に引きこもって生きていました。ある日、僕は病院の待合室で『共病文庫』と手書きで題された一冊の文庫本を拾います。それは、クラスで一番明るく人気者の少女・山内桜良が、自身の膵臓の病気と余命を隠して書き綴っていた闘病日記でした。
桜良の病気を知る唯一の人物となった僕ですが、過剰に同情したり騒いだりせず、いつもの淡々とした態度を保ちます。桜良は -
Posted by ブクログ
読み始めてしばらくすると気が抜けてくるというか、三歩みたいな緩さも大事だよなと思わされ、肩の力を抜いてくれた。
この作品が萌え系日常アニメなら特に引っかかることもなく受け入れられそうだが、小説かつ三歩というキャラクターを初めて知る者としては、ふぉーとかひゃいなんて発言や、時折態とらしく言葉を噛んだりとか、本人的にはそういう意図はないのかもしれないがあざとい。しかし、内面では捻くれた部分もあるのでそこは逆に現実味がある。作中でも言っているが、良くいえば?悪くいえば?天然。
終盤、先輩が三歩はずるいと、上記のあざとさなどを指摘しており笑った。
よくぞ言ってくれた先輩!と思う反面、三歩はやりとりし -
Posted by ブクログ
読後感は少し好き。でも、そこにたどり着くまでが長かった
読み始めてまず気になったのが、三歩の視点に近い文章なのに、固有名詞の「三歩」が一頁に何度も出てくること。主語を省略できる場面でも繰り返されるため、とても冗長に感じました。体言止めや、動作を一工程ずつ説明するような書き方、耳慣れない擬音も多く、文章のリズムがどうしても合わず、何度も挫折しかけました。
序盤は、空気が読めず、食いしん坊で、少し変わった三歩を「ほら、こういうところが可愛いでしょう」と作者から差し出されているようにも感じ、主人公にもなかなか好感を持てませんでした。人物の魅力を読者自身が見つける余地よりも、受け取り方を先回りして