住野よるのレビュー一覧

  • 青くて痛くて脆い

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    ネタバレ

    どこか冷めていて、未熟な主人公が少しだけ成長、というか変わっていく物語だと思った。
    青くて痛くて脆いというタイトルがぴったりな本。

    最初の段階で、秋好が死んだと思わせる表現があり、そこでまず衝撃を受ける。
    物語が進むにつれ、秋好は死んだのではなく、ヒロとしてモアイのリーダーとして生きていることが判明する。そこから展開が気になって、一気に読み進めた。

    主人公は本当に未熟であり、弱い人間であり、共感する部分があった。自分も歳が近いのもあり、大学卒業間近への不安定さだとか、そういう部分でも共感した。自分は人を否定しない、不用意に近づきすぎないという思想も割とわかる。

    秋好を当初痛いと評していた

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    2025年12月29日
  • よるのばけもの

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    ヒロアカの作者の方がどんな思いでこの特別装丁を描いたのかを知りたくて買った一冊です。
    (ただのジャケ買い。笑)

    あらすじも読まずに買ったので予備知識ゼロでしたが、終始学生生活ならではの(悪い方に)特有の雰囲気。

    夜になるとばけものになる主人公は夜の学校でいじめられっ子の矢野さつきと出会い、昼とは違う交流を広げます。

    昼の顔と夜の顔。
    教室という狭い社交界での立ち振る舞い。
    一瞬で立場が入れ替わる残酷な世界。

    迂闊さ、純粋さ、窮屈さ、
    自由とは程遠い世界で生きていくしかない中での
    胸が苦しくなるような描写は正直苦手でした。
    誤解を恐れずに言うと、殺人事件が起きてしまうようなお話の方ががま

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    2025年12月27日
  • 青くて痛くて脆い

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    ネタバレ

    タイトル通りの青くて痛くて脆い若者が描かれた作品でした。自分のことだけを見てくれていると思っていた友人が離れていってしまう寂しさは私にも覚えがあるような気がします。しかしこの主人公はちょっと拗らせ過ぎているような気がして、私には合わない物語でした。

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    2025年12月21日
  • 君の膵臓をたべたい

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    大ヒット映画の原作。

    ある日、高校生の『僕』は病院で一冊の文庫本を拾う。
    タイトルは『共病文庫』
    それはクラスメイトである山内桜良が綴った秘密の日記帳だった。
    そこには彼女の余命が膵臓の病気により、もう幾許もないと書かれていた。

    読む前はいわゆる余命もので感涙必須なヤツかと身構えていたが、
    読んでみるとそんな単純明快なものではなかった。

    確かにグッとくるものがあったし、
    タイトルに込められた意味もジンとくるものがあった。
    だが突き抜けるほどの感動はなかったというのが正直な感想かなと。

    どこか中途半端な関係性というか人間性が
    今っぽいと言われればそれまでなのだが。

    タイトルは秀逸。思わ

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    2025年12月22日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    この作家さんの名前がわからないという文体が、あんまり得意ではないのですが
    麦本三歩シリーズは、キャラクターと文体がマッチしてて好き♡
    これからの三歩も気になります!

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    2025年12月20日
  • 腹を割ったら血が出るだけさ

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    取り上げているテーマは興味深くて主人公の心情に共感ももてました
    関わってくる物事や人物がストーリーの本筋を分かりにくくしているというか、現実味を薄めてしまっている感じがして残念でした
    アプローチの仕方は少し納得できないけど表現したい内容には興味をもてる作品って感じ

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    2025年12月19日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    すでに40代の私にはすごく昔の話のようで、なかなか読み進められなかったが、登場人物5人の良さは伝わってきた。
    感情が「びっくりマーク」や「矢印」で見えたらいいのだか、私たちは対する人の表情や声や行動でそれを捉える。すごく難しいことを普通にやっているのだなと改めて思った。

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    2025年12月18日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    相変わらずの三歩独特な文体が楽しい。ノリツッコミであったり、誰に向かって言ってんだってこっちからツッコミたくなったり。ちょっと読みにかったりするんだけど。
    小ネタもちょくちょく入ってくるクスリとさせられたりもするけど全部分かる人いるんだろうか?面白いけどね。
    前半は通常運転、ドジっ子ぶりの中に三歩の人間観察の奥深さが感じられる。普通の先輩はやっぱり普通だったり。簡単な多様性って言葉でなく感受性から伝わるので納得してしまった。
    後半は結婚観。フワフワしているようでちゃんと未来を見て、にいやんのことも自分の譲れないとこも押さえてる。プレゼンには少し笑えたけど真面目さが伝わった。
    これで終わりかと思

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    2025年12月18日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    人の気持ちを少しだけ読み取ることができる能力をもつ高校生5人の恋と日常を描いた青春群像。

    人の気持ちが記号で見えたり、人の感情の喜怒哀楽がマークで見えたり、5人の能力がそれぞれ違うところがみそ。気持ちがわかる分、必要以上にドキドキしたり、思い悩んだりします。

    設定がとてもよくできているので、もう少し期待してしまった。

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    2025年12月07日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    なかなか面白かったけど、名前とあだ名が出て来て最初混乱した
    最後にそのネタバレもあったけど、その部分がとっつきにくさになったかもしれません

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    2025年12月06日
  • 恋とそれとあと全部

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    前半は物語がゆっくり流れていくので読み進めるまでに時間がかかりました。

    命について考えるシーン。
    私は自分に良くしてくれた人に死が訪れそうになったら焦りと戸惑いと哀しさと色んな感情が爆発してしまうだろうし、あんな冷静に分析は出来ないなと思った。
    無念は怖いけど死ぬ事は怖くないか…。
    こうやって本を読む事で自分と違う考え方を知れるきっかけになる本でもあった。

    最後の最後で恋愛が描かれていて
    読み終わりはほっこりした。

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    2025年12月04日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんだろう。不思議な感じ。

    面白くないわけじゃない。
    それぞれが違う形で能力があるのも面白い設定だし、曖昧なまま余白のある終わり方をするのは好きだし、裏表紙のQRコードから更に楽しめるのも最高にテンションが上がった。
    だけれど、なーんか腑に落ちないというかなんというか。
    不思議な感覚。


    ここからは感想外。
    私はきっとパラとエルに似てる。
    たまにミッキーも装う。
    私の夫は京くんみたいな感じ。
    だから、この話を読み進めると、私たち夫婦みたいなやり取りが多々あって、心境がバッチリそのままで、その点は楽しかった。
    あと、個人的にはミッキーの能力が欲しい。

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    2025年11月27日
  • 歪曲済アイラービュ

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    ネタバレ

    呼んでる途中でものすごい期間が空いた。感想は、地獄行きパルクールを読み終わった直後に書いたものだけにする。
    地獄行きパルクール。絵馬の気持ちが共感できて心が痛い。10何年間も、それも六太が他の女の子との話をするという、考えられないほどの痛みによく耐えたと思う。そりゃ、もう後腐れなく終われるのだとわかったら、爆発してしまうのもわかる。自分でもそうなると思う。幼馴染だからその後の関係のことも気にしないといけないのに、断られると分かりきっているのに告白するなんてできない。それも長年の想いが詰まっているからこそなおさら。でも、もし近いうちに世界が滅亡するのだとしたら、その後の関係を気にすることなく、自

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    2025年12月02日
  • 腹を割ったら血が出るだけさ

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    何度も「難しいな」と感じた。物語そのものが理解しにくいというよりも、登場人物たちの心の揺れや沈黙の意味を、言葉の隙間から掬い取る作業に、読者として試されているような感覚があったからだ。
    誰かの“腹の中”には、単純な答えも、綺麗にまとまった真実もない。ただ弱さや痛みが入り混じり、本人ですら扱いかねる感情が渦巻いている。その複雑さをそのまま描こうとする本作は、読み手にも同じように自分の中の曖昧さや矛盾を直視させる。その経験は決してわかりやすくはないし、時にはページをめくる手が止まるほど重たく響く。
    それでも、難しさの中には確かな誠実さがあった。登場人物たちが完璧ではないまま、誰かと向き合おうとする

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    2025年11月23日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    ネタバレ

    相変わらずの三歩節は久しぶりに読むと、まずこの独特の文体に体を慣らすところから必要だった。
    常に脳内ツッコミを入れながら読むので疲れるが、その疲れさせてくれる感じもまた三歩っぽくて良い。

    お気楽女子ののんびり日記…かと思いきや、人生の転換期がさらりと何気なく報告されていて、三歩の友人たちに共感する。(もっと大々的に教えてくれよ!って)
    三歩の人生に幸あれ。
    これからの物語もまた読んでいきたい。

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    2025年11月18日
  • 恋とそれとあと全部

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    大好きな住野さんの作品

    でも読み終えるのにちょっと時間がかかってしまった
    読みやすいし、情景もすっとはいってくる

    全て読み終えると、心が温かくなるような
    そんな感じ
    サブレとめえめえの関係性っていいなーて

    でもそこにたどり着くまでになんだかいろんなことを考えさせられすぎてしまった

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    2025年11月16日
  • 麦本三歩の好きなもの 第三集

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    第二集でも思ったことだけど散歩の性格は面白い。そういった子の内面を知ることができて好感度は高めなのだけど、いかんせんカミカミなのは読んでいて読みづらい。あと、日常系なので仕方がないのだけど、起伏が少なくて読んでいて疲れる。

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    2025年11月16日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    人の気持ちが「!」「?」「、」「。」で見える男子(京)、人の気持ちの浮き沈みが方向で分かる女子(みき)、人の心拍数が分かる女子(パラ)、人の喜怒哀楽がトランプのマークで分かる男子(ヅカ)、人の恋心が矢印で分かる女子(エル)。
    そんなお互いに隠し事を持ち、でもその能力のせいで絶妙にすれ違う5人組高校生の話。

    聞き流す分には面白い。ただその能力が最大限生かされたストーリーになっているか、と厳しいことを思ってしまう…。笑
    大学時代は住野よるさんの本が好きだったけど、最近何冊か読んでみて刺さらないからこれは本の当たり外れというよりは、私自身が住野よるさんにハマらなくなってしまっ

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    2025年11月14日
  • よるのばけもの

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    ネタバレ

    ヒロアカの作者描き下ろしの表紙に惹かれて購入。

    「よるになると、まっくろで足が6本あって眼が8つのバケモノになってしまう」
    あまりにも設定が好み!最初のワクワク感がすごい!
    どうなっちゃうの!なにするの!

    と、読み進めていましたが、本題はそこじゃなかった。

    昼の自分。クラスに馴染むことに注力してそれができない人間はおかしいと思い込むことで安心を得ている自分。
    夜の自分。馴染めないおかしな奴だと思っていた人間が自分と似た趣味をしていて、ちゃんと傷ついていたことを知って、昼の行動に疑問を持ってしまった自分。

    人って一筋縄じゃないかないよね。あっちの面もあってこっちの面もあってどっちも自分だ

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    2025年11月11日
  • また、同じ夢を見ていた

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    自分にとっての幸せとは。。。
    この本を読んで誰もがまずは考えてみてしまう題材ではないでしょうか。
    自分にとっての幸せを探しながら、南さんやアバズレさん、尻尾のちぎれた彼女やおばあちゃんに出会う。
    同級生の萩原君や桐生君に傷つけられたり、傷つけながら少しずつ成長していく奈ノ花の成長が愛おしい。
    後半の出会った人達の正体が分かるとまた見方も変わる。
    この小説に度々出てくる、『人生とは、 』の例えが面白い。

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    2025年11月09日