住野よるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み始めてしばらくすると気が抜けてくるというか、三歩みたいな緩さも大事だよなと思わされ、肩の力を抜いてくれた。
この作品が萌え系日常アニメなら特に引っかかることもなく受け入れられそうだが、小説かつ三歩というキャラクターを初めて知る者としては、ふぉーとかひゃいなんて発言や、時折態とらしく言葉を噛んだりとか、本人的にはそういう意図はないのかもしれないがあざとい。しかし、内面では捻くれた部分もあるのでそこは逆に現実味がある。作中でも言っているが、良くいえば?悪くいえば?天然。
終盤、先輩が三歩はずるいと、上記のあざとさなどを指摘しており笑った。
よくぞ言ってくれた先輩!と思う反面、三歩はやりとりし -
Posted by ブクログ
読後感は少し好き。でも、そこにたどり着くまでが長かった
読み始めてまず気になったのが、三歩の視点に近い文章なのに、固有名詞の「三歩」が一頁に何度も出てくること。主語を省略できる場面でも繰り返されるため、とても冗長に感じました。体言止めや、動作を一工程ずつ説明するような書き方、耳慣れない擬音も多く、文章のリズムがどうしても合わず、何度も挫折しかけました。
序盤は、空気が読めず、食いしん坊で、少し変わった三歩を「ほら、こういうところが可愛いでしょう」と作者から差し出されているようにも感じ、主人公にもなかなか好感を持てませんでした。人物の魅力を読者自身が見つける余地よりも、受け取り方を先回りして -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学時代から10年以上仲が良い男二人(果凛、響貴)と女一人(千鶴)。
果凛(男)はすでに結婚し、響貴はずっと千鶴に片思いを10年以上続けている。
知ってながら、千鶴は別の人と婚約し、なんとか響貴に告白してもらって振って結婚式に来ないでもらおうとする。
他の仲間(大賀さん:3歳年上同級生で別の大学から来たITベンチャー、舞:旅行計画者でお菓子会社の商品企画部、華生:女児二人の親で売れっ子イラストレーター)と旅行にいく。いい感じになるものの告白はない。クリスマスもデートさせるもなにもなく。
年が明け、千鶴と響貴以外で集まる。全員くっつけようとしている。婚約者がいることを果凛が明かす。婚約者より -
Posted by ブクログ
正直50ページくらいでまとめられたのでは?と思うくらいゆったりとした展開で物語が進む。
だから「この作者さんが好き!」とか「じっくり読みたい!」といった人以外だと前半部分で挫折してしまうかも。
恋愛小説といっても、「君の膵臓をたべたい」みたいな劇的なことはいっさいおこらない。
片思いしている主人公がいて→その女の子と旅行にいって→なんやかんやありました
っていうのが超ざっくりストーリーなのだけど、その「なんやかんや」もめちゃくちゃ些細なイベントで割と退屈してしまう。この作者さんはエンタメ系というよりわりと純文学テイストが好きっぽい。
と、ここまでマイナスポイントばかり書いたわけだけど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ住野よるさんの『腹を割ったら血が出るだけさ』です。
綺麗な表紙に釣られて買ってしまいました。
主人公の女子高生糸林茜寧は、優しい家族、多くの友人、優しい恋人に囲まれ、一見すると充実した毎日を送っています。しかし、「誰からも愛されたい」「嫌われたくない」という一心から、常に相手の望む「理想の自分」を徹底的に演じ続けている姿でした。
心の中で常に「死にたい」と愚痴り、自身の腹黒さや計算高さを自覚している茜寧は、偽りの自分を演じ続ける日々に息苦しさを感じています。そんな彼女にとって唯一の心の救いは、『少女のマーチ』という一冊の小説でした。その小説には激しい共感を抱いています。
ある日、茜寧は街中