住野よるのレビュー一覧

  • よるのばけもの

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    ネタバレ

    中学生の教室における、あの苦い雰囲気は何となく私にも覚えがある。

    緑川の大切な本を投げ捨てた理由とかが分からないままだったのが少し残念だが、主人公の心の動きや葛藤、それぞれの考え方や立ち位置、中学生という未成熟かつ過敏な時期における皆の心の動き方は、住野さんらしい読みやすさや理解のしやすさがあった。

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    2026年09月12日
  • 夜想い

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    何とも不思議な病い…
    なかなか、この病いの背景が読み取れずのまま、読み進み、やっと想いを知ることに

    中学生の彼は、不登校から抜け出し、再び学校へ
    ある日、校内の廊下に倒れている彼女

    彼女は、夜空の星を長時間見続けることで発症する星空中毒という未知の病い…

    彼の目的は、ある人を探すこと

    星空中毒を通して、広がる人間関係、ある人の話しも次々と知ることに…

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    2026年09月12日
  • 夜想い

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    不登校だった中学生の始が、学校に通いだして出会ったのは廊下に倒れている高等部の遠山先輩だった。
    彼女は、「星空中毒」という珍しい病気にかかっているということを彼女の友人・ひまわりから聞く。
    ひまわりから部活動の勧誘があり、次第に彼女たちと交流することで、亡くなったツグミという男子生徒について知ることになり…

    出会うべくして出会った者同士が、喪失した辛さを乗り越えようとする。
    忘れたくない思い出を残すために「星空中毒」のままでいるのか…
    思いとは、単純ではないもの。
    そう理解できるが、話は複雑に感じた。


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    2026年09月10日
  • また、同じ夢を見ていた

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    ネタバレ

    住野さんは『君の膵臓をたべたい』で、ちょっとこの作者さんは合わないなってなって、そのあと、あんまり覚えてないけど『青くて痛くて脆い』を読んだのかな。苦手意識がある癖に、3作目。

    やっぱり文章とか、主人公とかあんまり好きになれないんだけど、今回構成はきれいだなと思った。最後のまとめ方はよかった。
    ただ、『南さん』の名前の由来と桐生くんの『あなたを殺す』の意味がわかんなくて調べた。そこはちょっと微妙だな、と思ったけど。
    まぁ個人的には、前読んだ2作より圧倒的によかった。

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    2026年09月06日
  • 夜想い

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    ネタバレ

    前作『歪曲済アイラービュ』が「住野よるってこんな作風の物語書けるん!?」という衝撃があり、それと比べると、10周年記念作品というのもり、今作は少し肩透かしをくらった印象。

    今作単体で見ても、めちゃくちゃ面白いわけでは無い。
    しかし、著者が言っている「山内桜良への弔い」という言葉が、自身が生み出した作品の登場人物を大事にしているんだなと感じ、住野よるファンとしてはとても嬉しく感じた。

    中盤のツグミパートはめちゃくちゃ良かった。
    THE・青春モノって感じで良かったし、ツグミのキャラクターがいかにも住野よる作品に出てきそうな、癖のある男の子なのが、読んでいて嬉しく感じた。
    後半のまさかの胸糞展開からの結末は、衝撃的でありつつも、少し急足で雑に感じてしまった。
    巡の立ち回りも個人的にはノイズに感じたのが、読んでいてしんどかった。

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    2026年09月02日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマに六人の作家さんが書き下ろした短編集。住野よるさん目当てで購入。
    同じテーマでもどの作品の内容もまるで違くて面白かった。
    特に好きだったのはピンポンツリースポンジとコンピレーション。
    どちらの作品もSFチックなのにどこか現実味があって読みやすかった。どんな世界なんだろうと読み解いていくのが気持ちいい。登場人物達の会話のテンポ感がいいのも好き。

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    2026年09月02日
  • 夜想い

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    ネタバレ

    住野よるさんの本は全てハードカバーで買って読んでいますが、少し自分には合わない作品でした。
    内容としては青春真っ只中の学生たちが、星空中毒という一つの疾患を通して変化していくものでした。

    まず巡の扱いがよくわからない。自分の読み方が浅いのか分かりませんが、最初あんなにも幽霊かのように書いておいて、急に存在感を出した理由が不明でした。始やひまわりの方に何か変化があったような様子もなく、ただ信頼のおけない語り手という手法を示したいがためのマクガフィンのように感じました。

    ツグミ先輩の過去回想は分かりやすく、良かったと思います。青春の煌めきがありました。

    最後の星空中毒を治すくだりは正直微妙でした。ケイティが自分から治そうとする動機が弱すぎる、今まで頑なに治そうとしなかったのに結局辛すぎる苦痛がおさまって、諦念から治そうと決心したように見える。
    最後のみんなで空想の話をするくだりは、青春感を出そうとして失敗してる完全に蛇足。

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    2026年09月01日
  • よるのばけもの

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    ネタバレ

    『よるのばけもの』を読んでいるあいだ、何度も胸がきゅっと締めつけられました。住野よるさんが描くのは、誰にも見せずに抱え込んできた感情と、それでも生きていこうとする心の姿だった気がします。思春期の物語でありながら、大人になった今だからこそ、深く刺さってくる作品でした。

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    2026年08月30日
  • 君の膵臓をたべたい

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    ネタバレ

    最初すごく主人公の男の子が捻くれてて、嫌なやつだなあって思いながら読んでたけど、女の子と関わる中で次第に人に関心を持てるようになってったのがよかった。
    でも、あんまり最後泣けなかったな。。
    有名な作品だったので期待しすぎた。

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    2026年08月30日
  • 恋とそれとあと全部

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    ネタバレ

    死について触れるってストーリーは進むけど、それよりも恋の要素が多かった

    恋愛もの読みたいな~と思って、本当にちょうどいいなぁ~って感じでした!

    サブレのほかの友人に対する発言とか、めえめえとその友達の関係とか、チャット上でしか出てこないけど、彼らの生活が本当にあって、その流れのやり取りなのかなーって思うほど、10台の人生を切り取ってる感じが好き。
    それなのか、個人的に住野よるさんの作品って、読み終わっても登場人物が今も生きてるような感覚になる。そゆうとこ好き。

    読後感悲しくならないし、きっと今も二人で暑い夏を過ごしてるのでしょうねぇ。

    2人の恋の尊さと、自分の学生時代の恋愛を思い出して、押しつぶされそうになったので酒飲んでこの感想書いてる。
    まじ恋。

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    2026年08月24日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    特殊能力を持った青春話って感じ。
    正直特殊能力とか人の気持ちを読める力なんかなくていいかもって思った。

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    2026年08月24日
  • 君の膵臓をたべたい

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    ストーリー自体は面白いが、桜良と主人公のやりとりがあんまり好きじゃない。ライトノベル読んでるみたいで会話の多い前半は特にキツかった。結末はハッピーエンドだけど綺麗にまとまりすぎてる。

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    2026年08月23日
  • 夜想い

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    だから人は星空を見上げるのか。

    大切な人のことを考えて、考えるからこそしんどくて。星空を見上げる日もあって。
    何かを祈って。

    私にとっての星空のひとつに、住野よるさんの小説があることを改めて感じた作品だった。 

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    2026年08月22日
  • よるのばけもの

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    ネタバレ

    主人公が被害者を擁護するのか、加害者に加勢するのかという立場のどちらにもつかなかったから夜の間だけ「ばけもの」になったのではないかと思った。そして最後に夜と同じように今までの俺と同じように昼間も、矢野に話しかけたことで、この日の夜、久しぶりにぐっすり眠ることができたのではないかと思う。本当の自分はどっちかというテーマは、白黒つけず、グレーな存在でもいいよねと許されたらいいが、学校の中ではそうはいかないよなと思った。周囲との認識のズレがふとした行動で露呈してしまうから事前に無難な受け答えを考えておく、学校の同調圧力の空気感を思い出して眉間にシワを寄せながら読んだ。

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    2026年08月22日
  • 告白撃

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    だめだ、久々にモヤモヤではなく
    ムカムカしてしまった!
    と言うことは、読み手を揺さぶってくるって意味合いで良い作品なのかも?

    千鶴が無理だな〜
    ほんとに無理!

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    2026年08月16日
  • 夜想い

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    膵臓もかくしごともそうだったけどこの方の描く女子はアニメの中にしか存在しないようなキャラクターで正直きしょい。
    星空中毒って設定はファンタジックでよかったけど…

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    2026年08月16日
  • 告白撃

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    最初はもっとひねった話なのかなと思ってた。実は千鶴は婚約なんかしてないとか、果凜が千鶴を好きなパターンとか、響貴は病気とかで告白できない理由があるとか。
    でも、どれも違って、悪く言えば、そのままの普通のストーリー。
    でも、響貴の心の内を果凜が開けてくれたところから、あぁ、響貴はほんとに優しい人間だと思った。

    これは、千鶴と響貴の決意の話だ。


    作中に出てくるハネムーンソングを歌うa flood of circleは、私も大好きなバンドで、武道館ライブもやったバンドだ。
    彼らのバンドは、不遇続きの人生だ。デビュー間もなくギターの失踪から始まり、ベースの脱退、サポートギターの入れ替わりの激しさ、世間には必ずしも受けがいい曲を書くわけではないから、当然ヒットしない。
    だが、彼らは20年以上バンドを続けてきた。
    彼らは、決して過去を振り返らずに、いつも今を歌っているのだ。

    「今」を創るのは、これまでの瞬間瞬間の決断の積み重ねだ。いろんな分岐点はあれど、いろんな未来が想像できたとしても、今は今でしかないし、そこで生きていくしかない。
    後悔のない人生はないけれど、前を向く。それがこれから先の未来を作っていく。
    響貴の底抜けの優しさと、千鶴の潔さが好きだし、個人的に魔法使い舞たんが一番いいキャラしてた。

    未来はわからない。わからないけど、願わくば、彼らの人生がより多くの幸せで溢れていることを願わずにはいられない。



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    2026年08月15日
  • 夜想い

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    厨二病ちっくは相変わらずです。巡こそが幽霊なのかと思いました。あと、星空に酔うなんて、響きが素敵だと思いました。

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    2026年08月15日
  • 君の膵臓をたべたい

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    ネタバレ

    住野よるのデビュー作『君の膵臓を食べたい』です。

    他人に興味を持たず孤立して生きる男子高校生と、膵臓の重い病で余命いくばくもないクラスメイトの少女が過ごした、秘密の時間を描いた等身大の青春物語です。
    物語の語り手である僕は、他人と関わることを避け、小説の世界に引きこもって生きていました。ある日、僕は病院の待合室で『共病文庫』と手書きで題された一冊の文庫本を拾います。それは、クラスで一番明るく人気者の少女・山内桜良が、自身の膵臓の病気と余命を隠して書き綴っていた闘病日記でした。

    桜良の病気を知る唯一の人物となった僕ですが、過剰に同情したり騒いだりせず、いつもの淡々とした態度を保ちます。桜良はその態度に救いと興味を感じ、死ぬまでにやりたいことに僕を付き合わせるようになります。こうして、二人の秘密の関係が始まります。

    桜良は、病気であることを親友の恭子にも隠していました。彼女に知られれば泣かせ、気を使わせてしまい、これまで通りの日常が壊れてしまうからです。僕だけが、彼女に病気を持つ患者としてではなく、ただの日常を過ごす普通の少女として接してくれる貴重な存在でした。

    二人は休日にお出かけや焼き肉に行ったり、一泊二日の福岡旅行へ出かけたりします。高級ホテルでカードゲームを楽しんだりもします。僕は少しずつ桜良に心をひらくようになっていき、桜良もまた、彼を愛していきます。
    しかし、二人の親密な関係を面白く思わない桜良の元カレから僕が暴力を振るわれたり、恭子から警戒されたりなど、トラブルも生まれます。

    病状が悪化し入院することになった桜良を、僕は度々見舞います。退院の日が決まり、桜良は退院したら、二人で海へ行こうと僕を誘います。退院当日、約束の場所で僕は桜良を待ち続けていましたが、約束の時間を過ぎても彼女は現れませんでした。
    山内桜良は病院を出た直後、街中で通り魔に刺され、命を落としていたのです。僕は大きなショックを受け、彼女の葬儀にも参列できず、部屋に閉じこもってしまいます。

    数日後、意を決した僕は桜良の家を訪ねます。彼女の母親は僕を温かく迎え入れ、桜良が遺した『共病文庫』を渡してくれます。日記を開いた僕は、そこに書かれた彼女の本当の想いを知ります。桜良は周囲の望む明るく強い私を演じることに必死でした。しかし、僕といる時だけは、ありのままの自分を受け入れてもらえたこと。そして、他人と関わらずに一人の世界で生きられる強い僕を、羨ましく思っていたことが記されていました。
    日記の最後には、僕に宛てた遺書のメッセージと、「君の膵臓を食べたい」という言葉が残されていました。桜良の想いを知った僕は、彼女の母の前で生まれて初めてボロボロと大声をあげて涙を流します。
    最後に僕が桜良に送ったメールも「君の膵臓を食べたい」という一文でした。
    桜良の死後、僕は彼女の親友だった恭子と向き合い、少しずつ他人と関わる一歩を踏み出します。また、僕の本名が志賀春樹であることが明かされます。恭子と春樹がともに桜良の墓参りに行くところで話は終わります。

    昔の日本には、「病気になった臓器を食べると、その病気が治る」という民間信仰がある、という設定があったそうです。
    主人公の「僕」は、膵臓の病気で余命わずかな桜良からその話をされます。そこから「君の膵臓を食べたい」という言葉が、二人の関係を象徴するものになっています。でも、そこには深い意味があり、桜良にとって「膵臓」は、単なる臓器ではなく、自分の命そのものです。
    そして「食べる」という言葉には、「あなたの中に入りたい」「あなたの一部になりたい」「あなたに私を残したい」という意味がこの作中では込められているのだと思います。それゆえ、最後に春樹が桜良に打ったメールも同じ文章になりました。

    大ベストセラー青春小説ですが、今はこういう小説が溢れてしまって。先駆けのような感じで捉えています。

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    2026年08月12日
  • 君の膵臓をたべたい

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    少し春樹が理屈っぽくて、学生っぽさがなくそれが読みにくかった。桜良があまりにも明るすぎてついていけない感があった。

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    2026年08月10日