内田和成のレビュー一覧
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・棚上げされた問題を解決するためには新しいパラダイムが求められる
・新人のアウトサイダーの無知を利用するには、棚上げリストが欠かせない。
・ほとんどの場合、正しい答えは2つ以上ある。
・管理はパラダイムの中で行うもの。パラダイムの間を導くのがリーダー。
・管理者とリーダーの違い
・管理者は管理し、リーダーは革新する。
・管理者は短期的な視野を持ち、リーダーは長期的な視野を持つ。
・管理者は「どのように」「いつ」を問題にし、リーダーは「何」「何故」を問題にする。
・管理者は業績を見つめ、リーダーは地平線を見つめる。
・管理者は現状を受け入れ、リーダーは現状を打破しようとする。
・新しい -
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既存のシステムを大きく変えるゲームチェンジャーの企業について書かれた一冊。
ゲームチェンジャーをそれぞれ特性ごとに秩序破壊型、市場創造型、ビジネス創造型、プロセス改革型に分類して、豊富な実例や表などを使いながら戦略を紹介すると共に、既存企業がどうゲームチェンジャーと対峙していくかも紹介されています。
厳しい競争のあるビジネス社会でITの普及によるインフラの変化や少子高齢化などで社会が変化していくなかでゲームチェンジャーが現れてきている現状、そして私たちの生活に変化が起きていることを読んで凄く感じました。
そんななかで共通して言えることは顧客目線にたって考えることが重要なことだと感じました。 -
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ネタバレBCG内田氏の著書。
コンビニ対銀行、トイレタリー対化粧品など
これまで交わる事の無かった異業種同士による
ビジネスモデルの戦いが始まっている状況に関して
どのように戦うべきか。
異なる事業構造を持つ法人が
異なるルール(競争ルールをあえて変えて)で、
同じ顧客、市場を奪い合う競争に関して論じており、
大変おもしろい。
敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず
さすが、BCGという演繹的な展開で吸い込まれます。
--以下ネタバレ--
■異業種競争とは
・これまでの競争ルールが通用せしない
→これまでの競合なら、打つ手が想定できた。
異業種は、既存企業の創造 -
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あらゆるデジタルガジェットを駆使しながら、大量の情報をインプットして整理して記録して…でもなかなかアウトプットにつながらない。10努力してもその内アウトプットにつながるのは1つか2つに満たない非効率で脳は疲弊し、その内閉塞感と共に思考が展開しなくなる。
勤勉な日本のサラリーマンは様々なビジネス書を読み解いては論理思考やフレームワークで武装し、涙ぐましい努力で上記のような苦労を経験しているに違いない。私は間違いなくその一人だと思う。
内田さんは「そういう疲れるのはやめて、もっと普段から日常的に発揮しているクリエイティビティ、柔軟な思考で仕事に臨もうよ、その方が発想も飛躍的に広がるよ」というい事を -
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これまでの業界内の会社同士で競争していたものが、ある日異業種企業の参入により業界図が塗りかえられる。 昨今世の中ではその様な異業種との競争にさらされるようになっている。 本書では、これまでの異業種の参入の事例を挙げ、異業種競争の脅威を解説しつつ、「事業連鎖」というキーワードの元、これからの企業が考えるべきビジネスプランの推奨を行っている。
実例としては、
・音楽メディア業界における変遷: レコード→CD→インターネット配信
・カメラの変遷: フィルムカメラ→デジタルカメラ。
などを挙げ、商品におけるバリューチェーンの変化、商流の変化などにより、業界構造の変化することを解説。
その中 -
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異業種競争と言うのは以前からあった話です。映画館で映画を見る人が減っているのは、映画業界の競争によるものではなく、余暇の過ごし方のスタイルが変わってきたということでしょう。このように、成熟した社会では、競争相手は業界内にはなく、時間や空間や金や、もしかしたら情報など、さまざまな要素が競争のファクターになり、その相手は、全く予想もしなかった分野となるわけです。
したがって、レコード会社がipodなどの音楽配信が競争相手と言う例はあまりに業界が近すぎて、ある意味、少々つまらないと感じて読んでいました。しかしながら、そこに視点を当てることで、戦略を練ることができると言う、なかなか面白い展開になって