あらすじ
正しい論点で、問題解決力が劇的に向上する!
ロングセラー『仮説思考』の著者が明かすコンサルタントの暗黙知を解説。
ビジネスにおいて本当に大事なことは、やらないことを決めることだ。企業は数え切れないほど多くの問題を抱えていて、それらをすべて解決しようと思っても、時間もなければ人も足りない。仕事には期限がある。こなすことのできる工数も限られている。その中で解くべき問題を設定し、選択し、それに取り組み、成果をあげなければならない。成果をあげるには真の問題を選びとることが大切だ。
この真の問題を著者が25年間勤めたボストンコンサルティンググループでは「論点」と呼ぶ。そして、論点を設定するという、問題解決の最上流に当たるプロセスが「論点思考」である。論点を設定することにより、考えるべきことが絞られ、問題解決のスピードは上がり、解決策を実行したときの効果も高くなる。成果を出すには、「正しい答え」でなく、「正しい問い」「解くべき問題」=論点が重要となる。「間違った問い・問題」に取り組むことは大いなる「時間のムダ」であるという。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「論点」とは、ビジネスにおいて成果を上げるための真の問題のことを指す
有限な時間・人員の中で解くべき問題を設定する。
論点思考の4つのステップ
#必要なステップのいくつかを行う。順番も行きつ戻りつする
・論点設定
①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
・論点確認・確定
④全体像で確認する
問題点と論点の違い
・問題点:現象・観察事実
・論点 :真の問題。一見して分かる問題点ではない
問題点から「なぜ」を繰り返し、課題の真因に迫っていく
論点は動く:動的なもの。
・人によって異なる(誰の立場から問題点を見るかによる)
・環境とともに変化する
(競争相手からの新製品発売など)
(創業当初:事業成功、10年後:存続し続ける)
・進化する(仕事を進めるにつれて新たな論点が浮かび上がる)
論点を絞り込む
①当たりをつける
自分の経験や考察を基にする、なぜを5回繰り返す=仮説思考
②筋の良しあしを見極める 3つのポイント
・解決できるか
→解けない問題にチャレンジしても成果は上がらない
解ける確率の低い問題も同様
・解決できるとして実行可能(容易)か
・解決できるとしたらどれだけの効果か
あれもこれもでは結局何もできない。
戦略とは捨てることなり=トリアージ(救急医療での治療の優先度決め)
経験が当たりの精度を高める
全体像で確認する
プロービングを行う:
こちらから刺激を与えることで相手の反応を引き出し、本質を探る
・質問して相手の話を聞く
・仮説をぶつけて反応を見る
・現場を見る、一次情報にこだわる
相手の発言の真意、意図、バックグラウンドを考える
相手の靴に自分の足を入れる:相手の思考パターンで考える
(自分の頭の)引き出しを参照する
・アナロジー(類似事例)
・顧客視点で見る
・鳥の眼、虫の眼で考える
・過去の経験を参照する
論点を構造化する
ロジカルシンキング(イシュ―ツリー、MECE、ロジックフロー)は使わない
→自分の論点の検証のために使うのみ。
論点を見つけてから構造化する:BCG流は巷の方法とは全く逆
上位概念の論点を考える
大論点、中論点、小論点に分ける
虫食いのツリーを作る:論点項目がわからないものはそのまま枠だけ置く
論点レベルの違いを意識する
メンバーへの課題の与え方
シャチについての問い
①シャチは魚か:仮説に基づいた質問
②シャチは魚か哺乳類か:白か黒かをはっきりさせる論点
③シャチは何類か:オープンな質問
④シャチはどんな生物か:ただの質問
→③を背景として説明したうえで、②で依頼する
①だと論点を見落とす可能性がある、メンバが自分で論点を考えない
メンバの力量に応じて論点のレベルを使い分ける
人材育成のためには仮説より論点を与える
問題解決のプロセスは以下を行きつ戻りつするのが現実
・問題発見フェーズ
①論点設定(仮説):数多くの論点候補から仮説思考であたりをつける
②論点整理・確定
・問題解決フェーズ
③解説策(仮説):数多くの解決策候補から仮説思考であたりをつける
④解決策検証:①または③に戻る可能性あり
⑤解決策
・実行フェーズ
⑥実行
Posted by ブクログ
職場の上司に勧められて手に取った。
自分が無意識に実践していたことも、思いもよらなかったことも、綺麗に言語化してくれている。
総じて、最も肝要なのは、「何のために」という視点だと思った。上司の指示に対して「上司は何のためにこの指示をしているのか」という視点を持たなければ、言われたことをこなすだけの作業屋になってしまう。しかし、視座を上げて上司の立場や経営層の立場からものを考えると、「業界内立ち位置を上げるためにどうすべきか」や、「会社の利益を上げるためにはどうすべきか」といったことが上司や経営層の論点となっていることが見えてくる。その視点を持つことができて初めて、上司の指示が間違っている可能性も考慮できるようになり、組織としての総合力を上げていくことができるようになるのではないだろうか。
言われたことをこなすだけの部下の方がいいと思っている上司が多い職場は非常に危ういと感じる。この論点思考が徹底されている職場であれば、よほど衰退している業界でない限りは、業績と社員モチベーションのどちらも高い水準を維持できるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
著者の本で仮説思考と、論点思考の二つがあるが、どちらを薦めるかといったらこっち。仮説思考よりも後に発売されたためか、内容が成熟しており読み進めやすく、色んな気づきも得やすい良書。2010年の本ではあるけども、今読んでも古さを感じない、本質的な考え方に溢れています。
Posted by ブクログ
★問題解決=成果を上げる重要なもの⇒「正しい問題」を解いていることが前提。
*重大な過ち=間違った問を答えること。意見の対立や判断にかかわる問題を明確にすること。
・与えられた問題を疑う。論点設定は間違っていないか。今現在行っている仕事の成果物、プロセスは正しいか、そもそも論点(大論点)は間違っていないか。論点設定したものによって成否が決まる。
★現象⇒何が問題??⇒論点=解決する目的は何か
目的達成のために解決するべき問題を見つけ出す。現象が引き起こす問題はないかを徹底的に洗い出す。
★今起きている問題のように思えることは本当に自分の会社にとっての問題なのか?致命的な問題(真の問題)は何なのかを「なぜ?」を繰り返し、深堀して、論点を具体化する。課題の真因を見極める。
★設定した論点は解決できるか?否か?解決できるとしたら、実行可能性はあるか?難易度は?(手持ちのリソースで実行可能か?時間は?)どれだけの効果があるか?解ける確率の低い論点は捨てる。溶ける問題から解いていくほうがうまくいく可能性がある。
★時間軸とパフォーマンスのに軸で考えて、短時間で一番効果のあるものを論点にする。どの論点を捨て、どの論点を実行するか?絞り込むためには場数を踏む、向き合う積極性が重要。
★論点の仮説を立てるアプローチ
1 質問して相手の話を聞く
2 仮説をぶつけて反応を見る
3 現場を見る
論点が納得できるかどうか?あやふやな場合は、言語化や仮説をぶつけた利して、上司が解きたいと思っている問題を明確にする。
・仮説検証のために、現場ブロービング(実証)を行う。ただし現場の声を鵜呑みにするのではなく、起きている事象に目を向け論点を正しく設定する。
★相手が望んでいることと、そうでないことが論点設定の軸となる。基本は相手の思考パターンで考えること。”まともな”上司であったらどう考えるか?という視点を持つ。その視点にプラスして、ユニークな打ち手を考え、実行者の気持ちを動かしていく。
★上位概念の論点を考える。相手の望んいていること、解決したいテーマは何かを考え、違った打ち手をひらめく。
★大論点を意識する姿勢を常に持ち続ける。その中で自分が解決しなくてはならない仕事が何かを考える。(誰もやらない・できない仕事)全体像から自分のポジションを見つける。問題の仮説設定⇒検証⇒全体像をい振り返り確認(論点の構造化)
・起きている事象と解決策を考えるときはアナロジー思考(類推)を用い、他の業界でも類似した事象や解決策の実行が行われていないかを考える(置き換え)。業界全体の問題と会社個別の問題を整理する。
★アウトプットの効率化=情報収集を手抜きする(集めいない・整理しない・覚えない)問題意識のアンテナだけは高くする。特に気になった事象だけ「☑」をするだけにする。おもしろい!変だ!と思うことにのみ注視する。
・反論せず、聞きに徹する。(質問を考える)
★メンバーに課題を与えるときはある程度抽象化し、オープンな論点を提示する。絞り込むのではなく、複数の可能性もあることを前提とした論点設定を行う。(シャチは魚類か?哺乳類か?)。論点提示をする際は、中・小論点にする。
★問題解決のプロセス
1 論点設定(仮説)
2 論点整理・確定
3 解決策(仮説)⇒1or3へ
4 解決策検証
5 解決策
6 実行
行ったり来たりすることが通例として起きることを念頭に論点設定⇒解決策検討を繰り返す。
Posted by ブクログ
今の自分が弱い部分、鍛えるべき部分を指摘されたような本。
同時に、部下にも読んでほしいし、部下は私がなぜこれを読んでほしいと思ったか、まで考えてほしい。
あと内容とは関係ないけど、今日読もうと決めて2時間くらいでさっと読めたのが、読むスピードが上がってきてることがわかって嬉しかった。
Posted by ブクログ
休暇中に読んでおきたかった一冊
✓自分の職階の2つ上の視点でビジネスに取り組む
✓目の前の課題は本当に解くべきものか立ち止まって考える。上司が言ったとしても考える
✓事象と論点は違う。事象をみて、だから何?じゃあどうしたらいい?を考えるのが論点思考
✓論点の筋の良し悪しは解決できるか、実行できるか、実行したら効果あるのかの3つのふるいにかける。つまり解かなくていいものはとことん切り捨てる
自分の備忘録用に学びをメモです
Posted by ブクログ
「問題設定(論点設定)」に特化した思考法を、実践的なステップで解説する一冊
この本は、問題解決のスキルを“答えを出す力”から“問いを設定する力”にシフトさせる点で画期的です。コンサルタント的思考をビジネスパーソンでも体系的に身につけられる一冊。
「問いを疑う」習慣がつく
**思考を体系化(イシューツリー)**しやすくなる
説得力ある提案が可能に
日頃の仕事で「なぜ忙しいのか分からない」「成果が見えない」と感じる人は、本書をベースに論点設定から見直してみると、仕事の質もスピードも変わるはずです。
Posted by ブクログ
1.論点思考とは
「論点」とは「真の問題」「解くべき問題」、「論点思考」とは論点を設定するプロセスを指す。
学校の勉強とは異なり、ビジネスでは誰も「真の問題」「解くべき問題」を教えてくれない(顧客や上司から教えてもらったとしても正しいとは限らない)。そのため、自分自身で問題を発見・定義する必要がある。いくら問題解決力が高くても、その前段階である問題設定を間違えていては元も子もない。
2.論点思考の4つのプロセス
論点思考は以下4つのプロセスに分けれられる。
①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
④全体像で確認する
■①論点候補を拾い出す
まずどんな論点がありそうかリストアップする。
一般的に論点と言われるものの多くは、現象や事実であって、論点でないことが多い。現象や事実を論点と捉えると問題解決に至らない場合が多いため、論点と現象・事実は見極めなければならない。
論点は人・環境・段階によって変化するため、「本当にそれが論点か」と常に疑問を持ち、「これが論点だ」と言われて納得しても、「でもなぜなのか」となぜを繰り返し、真の論点を見つけることが重要である。
■②論点を絞り込む
論点を絞り込むにあたり、当たりを付け、「筋の善し悪し」を見極める。
当たりを付けるには「仮説思考」を使う。仮説の構築・検証を繰り返すため、当然失敗することもあるが、当たりを付けるという意識を持って経験を積むことで、自然と当たりを付けられるようになる。
「筋の善し悪し」を見極めるには、以下3つの観点を使う。
①解決できるか、できないか
②解決できるとして実行可能(容易)か
③解決したらどれだけの効果があるか
解けない論点、解ける確率の低い論点、費用対効果が小さい論点(=筋の悪い論点)は捨て、論点を再設定する。
■③論点を確定する
絞り込んだ論点を確定するために、論点の仮説を立てる。
・①プロービング(探針)を行う
・②相手の発言の真意、意図、バックグラウンドを考える
・③引き出しを参照する
■①プロービング(探針)を行う
プロービングには、以下3つの方法がある。
・①質問して相手の話を聞く
・②仮説をぶつけて反応を見る
・③現場を見る
■②相手の発言の真意、意図、バックグラウンドを考える
仕事は論理的に考えなくてはならないと思いがちだが、私生活と同様に、直感を重視したり、相手の立場になって考えることが必要である。
■③引き出しを参照する
相手の話を聞きつつも、自分の頭の中にある過去の経験や類似事例を参照することで、聞こえ方が変わってくる。引き出しの活用例は以下の通り。
・①類似事例、他社事例
・②顧客視点で見る
・③鳥の眼・虫の眼で考える
・④過去の経験を参照する
■④全体像で確認する
構造化には、イシュー・ツリーなどフレームワークを用いる。
一般的には課題を構造化して全体像を把握してからから論点を設定するが、本書では、論点に当たりを付けて検証し、最後に念のため間違いがないかを確認するために構造化を図る方法を紹介している。
3.論点思考力のトレーニング方法
■問題意識を持って仕事をする
日頃から「本当の課題はなにか」と考えて続ける姿勢で経験を積む必要がある。この姿勢を意識することで、仕事に対する責任感や視野、視座は変化し、中長期的には大きな違いとなる。また、日々の仕事の質やスピードを高めるためにも、経験の浅いうちから論点を意識する姿勢が重要である。
■視点を変える
視点を変えることも有効である。
視点を変えるには、普段あまり気にしていない方向に目を向ける(視野を広げる)、上のポジションに就いているつもりで仕事をする(視座を上げる)、切り口を変えてみる(視点を変える)がある。切り口を変えるには、以下10個の方法がある。
・逆から考える
・業界最下位だったらどうするか
・両極端に振って考える
・ロングレンジで考える
・自然界からの発想
・日常生活からの発想
・アナロジーからの発想
・顧客視点で見る
・鳥の眼・虫の眼で見る
■複数の論点を考える
まず、同じレベルで別の論点がないかを考える。次に、その論点を包含する上位概念の論点がないかを考える。
物事を主張する際は、自分がなぜそれを主張しようとした理由を突き詰める。そうすることで、異なる論点や上位概念の論点に気づくことができる。
反対しそうな人の立場に立って、自分の意見を批判的に見る。
■引き出しを増やす
様々なことに興味や関心を持つことで、自動的にアンテナに引っかかる。引き出しをたくさん持っておくことで、論点を見つけられる場合もある。
4. 論点と仮説の関係
論点思考は「解くべき問題の設定」プロセス、仮説思考は「仮の答え」をもとに思考するアプローチ。論点思考は問題発見プロセスそのもので、仮説思考は解決策の構築・検証する際だけでなく、論点の当たりを付ける際にも用いられる。
5. TODO
論点思考は苦手であり、特にできていないと感じた「論点候補の拾い出し」「論点を確定する」について、以下を実践したい。
■事象や事実と論点を分けて考える
■論点は人・環境・立場によって変化することを念頭におく
■「本当にそれが論点か」と常に疑問を持つとともに、「なぜ」を繰り返す
■引き出しを参照する(まず増やすところから)
→自身が関わっていないテーマや案件についても関心を持ち、そのテーマや案件の論点・解決方法を学ぶ。
Posted by ブクログ
論点の立て方やいい論点の特徴など、論点思考の方法からメリットから詰まってる。
論点を間違えると議論が全然違う方向へいってしまうことが理解出来た。
抽象的なことが多く理解しきれていない部分も正直多い。何度も読み返して、仕事など実践の中でも活かして知識として定着させていきたい。
Posted by ブクログ
フレームワークでしらみ潰しに見ていくというよりは、目星付けてそこを起点にやってみるというのが意外だった。ビジネスにおいてはスピードが大事ということの現れ。
Posted by ブクログ
2010年刊行。出てくる事例はその時代のものだが、考え方は普遍。とくにAI時代においては、人間が差別化できるのは「課題を設定すること」になるので、十数年を経てますます重要性が高まっていると思う。
著者の内田和成さんは、『仮説思考』と『論点思考』はセットになる考え方で、どちらを先に読んでもよいとあとがきで述べている。
個人的には、『仮説思考』の考え方も出てくるので、刊行順に沿って『仮説思考』を先に読むのがよいと思う。いずれにせよセットで読むべき。
Posted by ブクログ
大論点を見極めること、困難な論点よりも確実に結果を出せる論点を見つけること、柔軟な視点で課題を見ること、現場、相手の視点に立って課題を見ること。虫の眼と鳥の眼、2つ上の立場から考えること。
Posted by ブクログ
解くべき課題、その中でより解く意味があり解ける可能性が高い課題=論点を見い出す方法について書かれた本。仮説思考に続いて抽象的な内容ながらも思考の流れや組み立て方が非常にイメージしやすくまとめられていた。いかに解くか、の前に何を解くか、の設計がどの業務においても重要だということを改めて感じた。
Posted by ブクログ
顧客の問いに対する解像度が低い。ヒアリングが下手。論点が浅い。と上司に言われ、何を言ってるのかよくわからないのでそれに近い本を読むようにしていますシリーズ①
響いたこと
「論点とは」
・論点と現象を見極める
→「現象」「観察事実」から一段踏み込んで、これだけ解決すればインパクトがあるという「へそ」を導き出すことが大事
→誰にとっての、を考えることがポイント
→論点は動く(作業や議論で別の論点が見ることもある)
例えば、、、「売上が横這い、利益率が低下」
⭐︎業界が成長しているにも関わらずg社だけが売上横這いで利益率が低い
⭐︎過去においては本業が鈍化する段階で必ず新規事業がタイミングよく出てきたが、最近は全く出てこない。
⭐︎今は売上が低く利益率が低いものに注力しているから〜
なのか、背景事情により、だいぶ論点が変わる
一般的な問題は論点にならないことも多い
なので、なるほど〜で止めない(重要)
本当にそれが論点なのか?と必ず考えよう
「論点の見つけ方」
〜あたりをつける〜
⭐︎比較的白黒つけやれそうなところから考える
例えば売上横這い利益率低下
・それは長期か短期さ
・部門で起きてる問題なのか。全体の問題なのか
・業界全体なのか、固有の問題なのか
⭐︎なぜ、を五回繰り返す
〜スジの善し悪しを見極める〜
⭐︎インパクト、実現可能性
ターゲットセグメント、ターゲットミックスなど、企業の施策により変わる
⭐︎全体像を見極め、論点を確定する
・質問を見つけて反応を見る→仮説をぶつけて反応を見る→現場(私なら顧客)を見る
論点が明確かどうかは直感であり客観的に深めることが大切
⭐︎依頼主の真意を探る
発言の真意、意図、バックグラウンドを考える
〜論点を構造化する〜
・拾い出した論点を整理する
ロングリストで書き出す→グルーピングする
その後に上位概念の論点を考える
簡単に考えられないときは虫食いのツリーを作る
→そうすれば大論点中論点見えてくる
Posted by ブクログ
解ける問題に取り組む、ここがとても重要と感じた。ともすると会社では網羅的に問題に取り組み、すぐに解けない問題、今のリソースでは解けない問題に直面する。結局解けないものに時間をかけても無駄なので、論点を明確にして見極めたいと思う。
Posted by ブクログ
私の読解力が乏しいこともあり、正直難しかったです。
ただ、「真に解くべき問題」を見つけられるようになるために、まずは、「単なる現象を問題として捉えず、その奥にある真の問題(論点)を考える」、「論点を常に疑う」、「多様な視点から論点を構造化する」といったことから始めようと思います。
Posted by ブクログ
読みやすくていい本だと思う。
ただ、これをわざわざ読まなくてもいいかなとは感じた。
他の本で十分に代替できる。
なので⭐️4である。
一度もこういった問題設定関係の本を読んだことなければ読むのが良いだろう。
Posted by ブクログ
今、解決すべき問題を捉える為の本
『イシューからはじめよ』と同じく、ビジネスにおいて無数の選択肢がある中で、今解くべき問いは何かを発見する思考を鍛える本です。
論点思考を磨くことは一朝一夕にはいかないですし、内容を全ては理解しきれてはいないですが、この本に書かれている論点の定義を意識するだけでも、仕事で判断する軸が立てやすくなるかと思います。
一度目は読破しましたが、何度か読んで論点思考を鍛えていこうと思います。
Posted by ブクログ
・論点思考、いま解いている問いは正しい問いなのか?という視点が新しく勉強になった
・大論点、中論点、小論点の構造を理解することで実際の業務でも構造的に論点を整理できそう
・事例がたくさん記載されておりどれも興味をひいた。問いをみただけで論点が頭の中で整理できてるようになりたい。
論点思考という考えを社会人2年目で知れてよかった。論点思考を意識しながら論的思考力を伸ばしていきたい。
Posted by ブクログ
著者の講演に参加することになり
予習も兼ねて事前に読破
問題を解決する前には
問題を見つける過程がある。
なぜなら「〇〇が問題で◼️◼️に困っている。解決してほしい。」
という指示があった場合でも得てしてその〇〇が間違っていることがあるからだ。
◼️◼️は現象であるため事実であるが原因が〇〇だとは限らない。だから、仕事は〇〇が原因であることの確からしさを確認したり、〇〇以外の本当の原因を突き止めるところから始まる。
この時に◼️◼️を解消するための真の原因や取り組むべき事をコンサルタントは論点と呼ぶ。
この論点を見つけるプロセスを
著者の経験を交えて言語化したものが本書である。
論点を導くためのマニュアル的な手順はなく結局、経験や勘などが重要である。だが、経験や勘を助ける頭の使い方や論点をつけ止める時のあるあるな困り事とその対処法を紹介してくれてる。
↑の例では経営関連のでかい仕事をイメージするかもしれないが、意外と日常に上司との間で発生する小さなタスクで威力を発揮すると思った。
原因を〇〇だと早とちりするパターンがあったり、〇〇が本当に原因かを検証する姿勢が意外と評価されるからだ。
分厚いが読みやすい!良本!
Posted by ブクログ
大きな問題と言われる社会課題に関して、どこに目を向けるか、目的は何であるのかを意識させられる一冊。少子化や地球温暖化は真の論点ではない。思考がより深まった。
Posted by ブクログ
コンサル業界に勤めているものの、仮説思考や論点思考が苦手であるため購入。1つ1つの論点を説明するためにすべて具体例をを用いており、頭に入りやすかった(ここまで論点に拘って日々の課題に取り組まないといけないのかともおもいなおすきっかけにもなった)。特に、「上位概念の論点を考える」は意識したい(構造化の際、ある論点を起点に上位概念の論点を考えることで、横にある論点を浮かび上がらせる手法)。また、論点思考力を高めるためには①視野(普段あまり気にしないとこまで)②視座(2つ上のポジションの目線)③視点(切り口)
◾️切り口の方法
①逆から考える
②業界最下位だったらどうするか
③現場目線で考える
④両極端に振って考える
⑤ロングレンジで考える
⑥自然界からの発想
⑦日常生活からの発想
⑧
⑨
⑩
Posted by ブクログ
いますぐ活用できる思考法ではないのは確かだが、何が論点かを意識し続けることで問題設定の精度が高まりそう、と感じた。
問題設定の精度の高さに、解きやすい問題か、という基準があるのが面白かった。解きやすく効果が出る問題を解けると良い。
著者はコンサルだが、クライアントの依頼を受けるときにまずその依頼内容を疑う、という。その依頼内容は解くべき問題ではないことの方が多いという。
仕事でアプリを作っているが、アプリのバグの原因は何だろう、と考えるときに、経験と一次情報がモノをいう。論点を見つける際には経験が間違いなく必要だし、一次情報も必要。
経験に関して言えば意識し続けるしかない。一次情報はその時々で集めることになるが、一次情報を理解するための知識は学び続けられると良い。結局は自分の行動次第で論点思考を身につけられるかが決まる。
Posted by ブクログ
論点思考と仮説思考の明確な棲み分けが分かった。
明確には棲み分けられないのだが。
論点思考は問題を特定するプロセスのことで、仮説思考は問題を解決するための思考プロセス。
Posted by ブクログ
自分がいかに何も考えずに仕事をしているかを実感させられた。
上司に言われた課題とその論点を鵜呑みにしてただその通りに遂行する作業者になっていた。
与えられた論点を疑いほかの並立する論点がないか考える、上位論点を考える、二つ上の立場になって考える。これらはほかのビジネス本でもよく見ることなのできっと重要なんだろう。
特に立場を変えて考える、すなわち視野や視座を変えることは、視野が狭まりがちな自分にとっては気をつけるべき点だと思う。
論点の筋の良し悪しは、これが解決すれば業績が良くなるなどが見えているか、インパクトが、あるかどうかである。これは当然といえば当然だが,実際の業務中には見逃しがちな思考なので意識したい。
論点を絞り込む上で、仮説をもとに当たりをつける必要があるが、結局は経験が必要なので、日常生活から問題意識を持って論点思考を磨いていきたい。
そのほか、他業界や他分野の事例のアナロジーから考えるなどの論点を絞り込む上で役立ちそうな方法論も豊富で面白かった。
Posted by ブクログ
読み終わるまでに視野・視座・視点を上げて論点を設定することを刷り込んでもらえる。
ただ、結局は経験を積んで自分で論点が導けるようになる必要があると言われているようで、欲を言えば本書内でそこまで引っ張り上げてほしかった。
Posted by ブクログ
やっぱり論点が大事だと思い、改めて読んでみた。
内田さんの本は、いつも大事なことが書かれていない気がする。
結局、どうやって、論点を設定するのか。
これ。
何が論点か。
なぜ論点が大事か、はわかる。
問題は、どうやってやるか。
でも、
論点は人によって異なる
同じ人でも時が経てば異なる論点をもつ
真の論点は隠されている
顧客の言う論点も疑え
など、態度は役立つ
Posted by ブクログ
・本当にそれが論点か?
・①論点は人によって異なる
②環境とともに変化する
③論点は進化する
・論点は点ではなく、動的でダイナミックである。
・論点は無数にあるが、結局は相手次第。クライアントがなにを望んでいて、なにを望んでいないのかを考えて論点を設定していく。
・たとえ反論されても、その場で一旦話を聞く。傾聴してクライアントはどこに引っ掛かっているのかを解きほぐす。そして上司に報告するので、上司が意思決定しやすくなる。無理に言いくるめても、結局納得していないことがほとんど。