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正しい論点で、問題解決力が劇的に向上する!
ロングセラー『仮説思考』の著者が明かすコンサルタントの暗黙知を解説。
ビジネスにおいて本当に大事なことは、やらないことを決めることだ。企業は数え切れないほど多くの問題を抱えていて、それらをすべて解決しようと思っても、時間もなければ人も足りない。仕事には期限がある。こなすことのできる工数も限られている。その中で解くべき問題を設定し、選択し、それに取り組み、成果をあげなければならない。成果をあげるには真の問題を選びとることが大切だ。
この真の問題を著者が25年間勤めたボストンコンサルティンググループでは「論点」と呼ぶ。そして、論点を設定するという、問題解決の最上流に当たるプロセスが「論点思考」である。論点を設定することにより、考えるべきことが絞られ、問題解決のスピードは上がり、解決策を実行したときの効果も高くなる。成果を出すには、「正しい答え」でなく、「正しい問い」「解くべき問題」=論点が重要となる。「間違った問い・問題」に取り組むことは大いなる「時間のムダ」であるという。
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Posted by ブクログ
「論点」とは、ビジネスにおいて成果を上げるための真の問題のことを指す
有限な時間・人員の中で解くべき問題を設定する。
論点思考の4つのステップ
#必要なステップのいくつかを行う。順番も行きつ戻りつする
・論点設定
①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
・論点確認・確定
④全体像で確認する
問題点と論点の違い
・問題点:現象・観察事実
・論点 :真の問題。一見して分かる問題点ではない
問題点から「なぜ」を繰り返し、課題の真因に迫っていく
論点は動く:動的なもの。
・人によって異なる(誰の立場から問題点を見るかによる)
・環境とともに変化する
(競争相手からの新製品発売など)
(創業当初:事業成功、10年後:存続し続ける)
・進化する(仕事を進めるにつれて新たな論点が浮かび上がる)
論点を絞り込む
①当たりをつける
自分の経験や考察を基にする、なぜを5回繰り返す=仮説思考
②筋の良しあしを見極める 3つのポイント
・解決できるか
→解けない問題にチャレンジしても成果は上がらない
解ける確率の低い問題も同様
・解決できるとして実行可能(容易)か
・解決できるとしたらどれだけの効果か
あれもこれもでは結局何もできない。
戦略とは捨てることなり=トリアージ(救急医療での治療の優先度決め)
経験が当たりの精度を高める
全体像で確認する
プロービングを行う:
こちらから刺激を与えることで相手の反応を引き出し、本質を探る
・質問して相手の話を聞く
・仮説をぶつけて反応を見る
・現場を見る、一次情報にこだわる
相手の発言の真意、意図、バックグラウンドを考える
相手の靴に自分の足を入れる:相手の思考パターンで考える
(自分の頭の)引き出しを参照する
・アナロジー(類似事例)
・顧客視点で見る
・鳥の眼、虫の眼で考える
・過去の経験を参照する
論点を構造化する
ロジカルシンキング(イシュ―ツリー、MECE、ロジックフロー)は使わない
→自分の論点の検証のために使うのみ。
論点を見つけてから構造化する:BCG流は巷の方法とは全く逆
上位概念の論点を考える
大論点、中論点、小論点に分ける
虫食いのツリーを作る:論点項目がわからないものはそのまま枠だけ置く
論点レベルの違いを意識する
メンバーへの課題の与え方
シャチについての問い
①シャチは魚か:仮説に基づいた質問
②シャチは魚か哺乳類か:白か黒かをはっきりさせる論点
③シャチは何類か:オープンな質問
④シャチはどんな生物か:ただの質問
→③を背景として説明したうえで、②で依頼する
①だと論点を見落とす可能性がある、メンバが自分で論点を考えない
メンバの力量に応じて論点のレベルを使い分ける
人材育成のためには仮説より論点を与える
問題解決のプロセスは以下を行きつ戻りつするのが現実
・問題発見フェーズ
①論点設定(仮説):数多くの論点候補から仮説思考であたりをつける
②論点整理・確定
・問題解決フェーズ
③解説策(仮説):数多くの解決策候補から仮説思考であたりをつける
④解決策検証:①または③に戻る可能性あり
⑤解決策
・実行フェーズ
⑥実行
Posted by ブクログ
職場の上司に勧められて手に取った。
自分が無意識に実践していたことも、思いもよらなかったことも、綺麗に言語化してくれている。
総じて、最も肝要なのは、「何のために」という視点だと思った。上司の指示に対して「上司は何のためにこの指示をしているのか」という視点を持たなければ、言われたことをこなすだけの作業屋になってしまう。しかし、視座を上げて上司の立場や経営層の立場からものを考えると、「業界内立ち位置を上げるためにどうすべきか」や、「会社の利益を上げるためにはどうすべきか」といったことが上司や経営層の論点となっていることが見えてくる。その視点を持つことができて初めて、上司の指示が間違っている可能性も考慮できるようになり、組織としての総合力を上げていくことができるようになるのではないだろうか。
言われたことをこなすだけの部下の方がいいと思っている上司が多い職場は非常に危ういと感じる。この論点思考が徹底されている職場であれば、よほど衰退している業界でない限りは、業績と社員モチベーションのどちらも高い水準を維持できるのではないかと思う。
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ビジネス・実用
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