内田和成のレビュー一覧
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コンサルタントとして非常に勉強になる書籍。
時間が限られている中で極力品質の高いアウトプットや事実のみならず示唆などの+αのアウトプットが求められる中で、仮設思考というテクニックが効率的に進める最善策であると感じた。仕事そのもののスピードをあげるのには限界があると思われるため、その中で仮設思考は非常に有効的な手段であると改めて考えさせられた。
「仮説は正解ではなくて、確からしい答え」というのが印象的で、経験に基づく勘のようなものであり、経験を積み重ねることで磨く重要性を再認識した。日常の出来事から仮設思考のような考え方の癖をつけて少しでも自分に馴染みるのあるテクニックとして身につけていきたい。 -
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職場の上司に勧められて手に取った。
自分が無意識に実践していたことも、思いもよらなかったことも、綺麗に言語化してくれている。
総じて、最も肝要なのは、「何のために」という視点だと思った。上司の指示に対して「上司は何のためにこの指示をしているのか」という視点を持たなければ、言われたことをこなすだけの作業屋になってしまう。しかし、視座を上げて上司の立場や経営層の立場からものを考えると、「業界内立ち位置を上げるためにどうすべきか」や、「会社の利益を上げるためにはどうすべきか」といったことが上司や経営層の論点となっていることが見えてくる。その視点を持つことができて初めて、上司の指示が間違っている可能 -
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仮説思考などビジネスマン必読書をこれまでの出されてきた、元BCG日本代表内田さんの最新著者。
◼︎購入のきっかけ
・客観より主観という目を引くタイトルに惹かれたこと
・内田さんが著者であること
◼︎感想
ある意味当たり前のような内容が書かれていましたが、以下のような内容が書かれていました。
・多様化する時代の中で、これまで共通の価値観(いわば客観が崩れている)
・客観だけでは人は動かない、相手の主観を見極め自身との共通部分を見出すことで相手に響く提案になる。
・経験に裏付けられた主観(直感)はむしろ正しいことが多く、その背景にある理由を因数分解することが大事
全体通してわかりやすく読み -
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ネタバレ★問題解決=成果を上げる重要なもの⇒「正しい問題」を解いていることが前提。
*重大な過ち=間違った問を答えること。意見の対立や判断にかかわる問題を明確にすること。
・与えられた問題を疑う。論点設定は間違っていないか。今現在行っている仕事の成果物、プロセスは正しいか、そもそも論点(大論点)は間違っていないか。論点設定したものによって成否が決まる。
★現象⇒何が問題??⇒論点=解決する目的は何か
目的達成のために解決するべき問題を見つけ出す。現象が引き起こす問題はないかを徹底的に洗い出す。
★今起きている問題のように思えることは本当に自分の会社にとっての問題なのか?致命的な問題(真の問題)は何なの -
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スパークとはある事柄に問題意識や興味を持っているときに、ある現象に遭遇すると、その現象が触媒になって自分がこれまで持っていた頭の中の情報と化学反応を起こして生じるひらめきのこと
ひらめき優れたアイデアを生みたいのであれば、アナログで情報を集める(1次情報に触れるようにする)
→アウトプットを生みたいなら「検索するな」しかも集めた情報は「整理するな」そして「覚えるな」
↓必要な連鎖
・右脳で考え、左脳で整理する
・右脳で発想し、左脳で確認する
・右脳で散らかして、左脳で片付ける
・右脳で発見して、左脳で解決する
公私混同は大切
→仕事には直接関係のない情報収集や整理、分析がアイデアを誘発し -
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ネタバレ1.論点思考とは
「論点」とは「真の問題」「解くべき問題」、「論点思考」とは論点を設定するプロセスを指す。
学校の勉強とは異なり、ビジネスでは誰も「真の問題」「解くべき問題」を教えてくれない(顧客や上司から教えてもらったとしても正しいとは限らない)。そのため、自分自身で問題を発見・定義する必要がある。いくら問題解決力が高くても、その前段階である問題設定を間違えていては元も子もない。
2.論点思考の4つのプロセス
論点思考は以下4つのプロセスに分けれられる。
①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
④全体像で確認する
■①論点候補を拾い出す
まずどんな論点がありそ -
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仮説思考、論点思考に続く、思考シリーズ三部作の完結編。
右脳=感覚・感情、直感、勘など
論理では説明できないひらめき、思いつき
ロジカルシンキングの否定ではなく
ロジカルシンキングと経験・勘の使い分けで
仕事をより効率的に進める・成果を上げることができる
仕事は楽しい方が良い
人間を動かすのは感情(やりたい、面白そう、やらないとまずいなと言った気持ち)であり、
理屈・ロジック(正しい、間違っている、やるべき)ではない
思いつきを後から左脳で理論武装する
経営会議の承認や稟議で承認を得るときに、
馬鹿正直に書類だけを準備して会議に臨むのは愚の骨頂である
相手が勘が働いている状態のと -
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BCG内田さん著。
仮説思考のメリット
・問題解決スピードが格段に速くなる
情報洪水に溺れない
意思決定は選択肢を狭める情報のみ役立つ
いかに限られた情報を基に最適な意思決定をするかがカギ
・先見性、決断力を支える
(上記+実行力がビジネスパーソンの大切な能力)
・大局観をもって仕事ができる
全体のストーリー(幹、課題、解決策)をまず描く
そこから証拠集めをする
人を動かすのにも効果的
仮説構築方法
問題発見の仮説(問いを立てる)
問題解決の仮説(具体的な打ち手を考える)
→仮説の検証をする
聞き手の立場で再構成する。
共感を生み出すことが重要
仮説を立てる
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「論点」とは、ビジネスにおいて成果を上げるための真の問題のことを指す
有限な時間・人員の中で解くべき問題を設定する。
論点思考の4つのステップ
#必要なステップのいくつかを行う。順番も行きつ戻りつする
・論点設定
①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
・論点確認・確定
④全体像で確認する
問題点と論点の違い
・問題点:現象・観察事実
・論点 :真の問題。一見して分かる問題点ではない
問題点から「なぜ」を繰り返し、課題の真因に迫っていく
論点は動く:動的なもの。
・人によって異なる(誰の立場から問題点を見るかによる)
・環境とともに変化する
(競争