内田和成のレビュー一覧
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各ジャンルの著名人がいいトコどりで、オムニバス形式で
要所を解説してくれる お得な作品。
イラストも入っていたりするのでとても読みやすい。
印象に残っているのはやはり、タワレコの「NO MUSIC,NO LIFE」を
創りあげた箭内道彦の章だ。
特にあの、矢沢栄吉とのやりとりは興奮を覚える。
「箭内さん、矢沢の船に乗ってくださいますか。」
「箭内さんが、乗ってくれるのなら、ボイラー室で汗かきます。」
矢沢栄吉だからこそ、この言葉の凄味がありありと感じられる。
【ココメモポイント】
・経験や知識がたくさんあるだけでは、創造性は生まれません。
また逆に、意欲がないところに創造性は生まれません。
P.19
・寝ている間に見る「夢」は、人間の脳が記憶を整理している過程のひとつの表れです。
P.23
・人はなぜ、不確実性を好むかというと、もう1つ理由があります。
それは「不確実性」が人が成長するサイクルと大きく関わるからです。
P.28
・これからの時代を強く賢く生きるため必要なことは、自分で設計図を書いて、材料を考えて
加工して新しい価値あるものを作り出すということではないでしょうか。
P.133
・昨日より今日、今日よりも明日、「向上しよう」という好奇心や熱意を
「持ち続けること」何よりも大切になってきます。
P.152
・毎日ブログや報告書を書くなど、自分が書いた文章が人によんでもらう機会をつくりましょう。
文章に「まとめる」ことを習慣にすると、表現力が高まります。
P.154
・ビジネスとは、「全人格の戦い」です。
P.166
・晩年のチャールズ・チャップリンに、「あなたの最高の作品は何ですか?」と聞いたら
「次の作品だ」と言ったそうです。
P.182
・世の中に蔓延している「ウツ気分」は、この「情動優位」と関係がある
P.231 -
Posted by ブクログ
インプットだけでなく「アウトプット」を重視した本。
内田さん(元ボストンコンサルティング)の「20の引き出し」自体も参考になった。
【実践ポイント】
★「嫌なヤツと付き合う」
★論文や著者に直接会いに行く ~生の意見を聞きたいもの
★「異常値」「例外」を見つける
~某銀行支店長のノートマーケティングの例(P196)
★読書メモは作らない ~忘れてしまう情報はその程度のもの
・「トリプルタスク」で情報を入手
・透明袋ファイルの活用
・他業種の見学、異業種交流会に参加(社内にこもらない)
・「使える」「使えない」ではなく「面白い」でフィルタリング(判断)する
・ワイヤレスイヤホン、携帯キーボード、iPad2台持ち(フォトフレーム活用)
・ロディア(方眼紙)、モレスキン、ショットノート(iphone対応)
・筆記具→ジェットストリーム(ボールペン)、ロットリングシャーペン
・スキャンスナップ
・画像ソフトViX
<備忘録メモ>
・30歳過ぎたら自分のスタイルを確立させる
・一流のコンサルタントは少ない情報で判断する能力を持っている
・20の引き出し×20→約400個のネタ
・「ネタの仕掛品」の活用
・情報整理に時間をかけても意味はない
・若手ビジネスパーソンは「アナログの情報収集」で勝負
・「レンズ」(自分自身の独自の視点)をみがく
・「論点のキャッチボール」を試す→奥さんとの対話も訓練の場
・「脳みそにレ点を打つ」 ~付箋、書き込み自体が重要
・雑誌は一次情報に近い二次情報、ネットは1.5次情報
・新聞はいまだに「身だしなみ」
・情報は「こちらから出してもらうもの」
→例:社史、お客様センターの過去10年分のログ、組織図編成、取引先名簿など
・「幽体離脱」「脳みそを二つに割る」
・現場が得意な経営者というのは意外とすくない
・最も重要な情報はつねに「人」から得られる
・若いうちはとにかく借りまくる→自分が若い人に返していく
・日常でも「キョロキョロする好奇心」をもつ
・「負け戦」(採用されなかった提案書)は何倍もあり -
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ネタバレ社会環境が大きく変化し、ビジネスのスピードも急速に早まっている現代、競争の形自体も非常に複雑になってきています。同じ業界内に閉じて競争関係を見ていては、いつの間にか足元をすくわれてしまうことも少なくありません。10年以上前から業際化、という言葉は使われてきましたが、近年はより顕著になっているのです。その一つの結果が、iTunesなどのコンテンツ配信サービスが普及したことによる、音楽業界(とくにCD関連)の衰退です。
では、どうやってこれだけ複雑な競争環境で生き残っていくか。そのためにはビジネスモデルの創造的破壊を行い、そして新しい可能性を開いていくことが必要になります。この「異業種競争戦略」には、そのためのフレームワークが整理されており、経営戦略・事業戦略を考えるためのベースとすることができます。
以下、解釈と要約です。
○異業種間競争とは
異業種間競争とは
・異なる事業構造をもつ企業が
・異なるルールで
・同じ顧客や市場を奪い合う競争
と定義されます。競争の最大のポイントは“バリューチェーン”と“ビジネスモデル”。この2つをどのようにデザインするかがかぎになります。
○バリューチェーンの再構築
まず、異業種間競争を戦っていくには、対象の市場でのバリューチェーンの再定義が必要となります。生産から消費までの一連の流れ、ライフサイクルをデザインしなおすのです。もともとあるバリューチェーンの構造に変化を加えることで、自分の強みを活かして戦える環境を作ってしまうことが目的です。そのためには
・省略 : プロセス・ステップを減らす
・束ねる : プロセス・ステップをまとめてしまう
・置き換える : プロセス・ステップをまとめてしまう
・選択肢の広がり : プロセス・ステップの選択肢を増やす
・追加する : 新たなプロセス・ステップを作る
という5つの方策が取れます。
○ビジネスモデルの再検証
バリューチェーンをふまえたうえで、ビジネスモデルの再検証を行います。そのためには自社と競合について、以下の点について調べ・比較することが必要になります。そして相手の弱い部分に自分の強みをぶつけに行くことが必要です。
・顧客への提供価値:
- 同じ価値×同じ手段
- コスト構造の違い
- 事業目的の違い
- 同じ価値×異なる手段
- 技術の違い
- 提供プロセスの違い
- リアル/サイバーの違い
- 所有/利用の違い
- 異なる価値×異なる手段
- 時間を奪う : 顧客の時間を占有する
- 空間を奪う : 顧客がいる場を占有する
- 財布を奪う : 顧客が使うお金を占有する
・競合関係の把握:
- 他業界からの参入者
- ベンチャーの存在
- 業界の異端児・イノベーター
・戦う場所・戦い方のスタイルの把握:
- 局地戦
- スモールスタート
- コバンザメ戦法
- アキレス腱を突く
- 全面戦争
- シェア競争
- デファクト・スタンダード
- 市場リプレース
○ビジネスモデルの確立
ビジネスモデルを再検証した上で、あたらなビジネスモデルを確立していくことが必要です。そのためにはまず、顧客に提供する価値を定義し、そして儲けの仕組みを確立することが必要です。顧客に提供する価値、とは「顧客が何をしたいか」を突き詰めた結果から得られる、最終的に顧客が得たいと思っている価値、を捉えることが必要です。
儲けの仕組みとしては、大きくは4つのパターンがあります。
・トールゲート(料金所) :
利用量に応じて課金する仕組み。
だれもが利用するサービスや商品に有効。
・イネーブラー(撒きえ) :
自分のサービスに誘引する仕組みです。
フリーミアムが該当するでしょう。
・エンラージメント(拡張) ;
一度取り込んだ顧客とのビジネスを広げる仕組み。
プレミアムサービスを用意しているパターンが該当します。
・ブロックプレイ(妨害) :
競合の商品を選択しないように仕向ける仕組みです。
顧客の選択肢を自社に向ける、囲い込み戦略です。
○新しいビジネスのルールを確立する
確立したビジネスモデルは、競争優位性を発揮し、維持していくことが必要です。しかし、ビジネスは相手のルールに従っていたのではなかなか競争優位性を発揮することはできません。そこで取るべきアクションは、ビジネスのルール自体を新しく作ってしまうことです。そのためには
・潜在ニーズを顕在化させて、ルールにしてしまう
⇒ 顧客に新しい価値観・常識を作る
・顧客の問題を解決して、ルールにしてしまう
⇒ 顧客の目を新たな解決方法に向けさせる
・顧客を細分化して、ルールを作る
⇒ よりニッチなニーズを押さえてローカルルールを作る
という3つのアプローチがあります。
○実現にはリーダーシップが求められる
バリューチェーンを再定義し、新たなビジネスモデルを構築して、異業種競争に挑んでいくにはリーダーシップは必要不可欠です。そのためには「道を示す」こと、つまり
・ゴールを示し
・戦い方・進め方を明らかにし
・広い視野をもって将来を見据る
ということがまず必要です。
その上で
・実行力
・スピード
・柔軟な思考力
・変化対応力
をもって成果、つまり競争に勝つことが求められるのです。
では、そのために必要なリーダーの素養とは何でしょうか。この本では、
・先見性
・勇気
・現場力
をもった、諸葛孔明のような聡明さと、関羽やち張飛のような行動力・突破力が必要としています。同様のことは、野中郁次郎氏は「知的体育会系」「フロネティック・リーダー」といった表現をしています。激しい競争にさらされている現在、考え・動けるリーダーでなければ、もはや成果を得て、競争に勝つことは難しくなっているのです。 -
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BCG前日本代表の内田和成さんの著書。偶然本屋で発見し、すぐ購入しました。
『仮説思考』『論点思考』を読んでいましたので、非常に興味を持って読み進めました。
アウトプットを意識することや情報収集に目的意識を持って行うといったことはよく聞かれることですが、かなり具体的な方法も紹介していますので、いろいろ参考になると思います。
「20の引き出し」については、カラーバス効果を狙い、常に関心を持つための仕掛け。これはすぐにでもできるはず。
BCGのトップコンサルタントという先入観で読んでしまうと、どれだけすごい手法なのかと構えてしまいそうですが、実態はアナログ情報も活用されていますし、文房具やガジェット好きというご本人の個性も全面に出しており、その部分だけでも楽しめました。
自分のスタイル=「目的を持って情報と接する」×「自分の立ち位置を明確にする」×「期待役割を意識する」
仕事=「ある目的を達成すること」
作業=「その目的を達成するための手段」
情報はあくまで「手段」
少ない時間で必要な情報を手に入れるには「何を目的とした情報活用なのか」を明確にすること
1 意思決定の助けにになる情報
2 アイデアの元になる情報
3 コミュニケーションも手段としての情報
「20の引き出し」
・頭の中に定着しやすくなる。
→アイデアをスパークさせるには、情報をある程度頭の中で泳がせて、熟成させる必要。
・情報そのもに対する感度が鋭くなる。
→自分がどんな情報に関心を持っているか見えていれば、それだけ感度も上がる
・情報を引き出しやすい
→事例を紹介することで説得材料になる。
情報収集=フットワークであり、人脈に過ぎない
情報発信=高度な芸の世界だが、あくまで芸に過ぎない
自分本来の価値は、情報の分析・加工の部分で作られる。
大事なことは、自分はどこで差別化を図るべきかを常に考えていくこと。
自分の弱点はある程度は人並みにまで改善するとして、強みは徹底的に伸ばして自分のセールスポイントにする
<この本から得られた気づきとアクション>
・アプトプット志向、目的意識の明確化で、効率的に効果的な情報収集を行う
・デジタルとアナログの長所・短所を意識する。互いの長所を融合させる。
・自分なりの「20の引き出し」を考え、エバーノートのタグと連携させたら、効果が上がるのではないだろうか。
<目次>
はじめに
第1章 「情報整理」では差がつかない時代-「自分のスタイル」を確立しよう
第2章 大事なのは量ではなく「質」-必要な情報、不要な情報をどう見抜くか
第3章 情報を最大限に活かすための「20の引き出し」
第4章 デジタルとアナログを使い分ける
第5章 私の情報源-メディア、仕事、日常からどう情報を得るか? -
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[ 内容 ]
情報の整理は無駄な努力。
革新的アイデアは記憶の連鎖から生まれる。
[ 目次 ]
はじめに 日常を仕事に持ち込むだけで、発想力は向上する
第1章 問題意識がスパークを生む
第2章 アナログ発想で情報を集める
第3章 情報は放っておいて熟成させる
第4章 アイデアを生み育てるアナログ思考
第5章 創造力を高める右脳発想
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
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【より大きなバリューチェーンを描く】
業界全体と自社、それに関連するバリューチェーンなど事業連鎖を意識する。
【消費者起点で事業連鎖を考える】
ニーズを起点としてバリューチェーンを右から見る。本当に無くてはならないものが大切で、手段は問わない。
【バリューチェーン構成要素の変化】
1:置き換え
ある要素が別の要素に取って代わる。
ex.フィルム→メモリーカード
2:省略
ex.デジカメ登場→現像取り次ぎ店不要
3:束ねる
ex.インスタントカメラ→フィルム+カメラ
4:選択肢の広がり
ex.パソコンやテレビで写真を見る。
5:追加
ex.携帯カメラで写真を撮ってその場で送信。
【事業連鎖のビジネスモデル】
1:顧客に提供する価値
誰に何をどのように
2:儲けの仕組み
コスト構造の違い/事業目的の違い
3:競争優位性の持続
【業界融合】
まったく異なる業界と融合してしまうケース。
ex.パソコンで音楽を聴く人が増えてきた。
コピー機とプリンターが融合。
【従来の価値と新しい価値】
これまでと異なる新しい手段を用いる事で、従来の手段と比べて、どのような特徴ある価値を提供できるか。
1:両者がほとんど同じ価値の場合
顧客が新しい手段に移行するインセンティブなし→価格競争
コスト競争力が無い場合負け必須。
2:プラスαの価値
以前のものに比べ価値向上が明らか
3:特徴的な価値
基本的価値以外に新たな価値を生み出す
真の競争相手を明確にする事は「顧客に提供している価値は何か」をはっきりさせることでもある。
「本当の発見の旅とは、新しい土地を探す事ではなく、新しい目で見る事だ」