内田和成のレビュー一覧
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ネタバレ「仮説思考」「論点思考」やブログなどでも触れられているテーマのため、目新しさは感じなかったが、いままで整理して考えたことがない点が2つ。
■知的生産術の基本スタンス
1.自分のスタイルは「情報活用の目的」「立ち位置」「期待される役割」で決まる
2.「情報活用の目的」は「意思決定の補助」「アイデアの元」「コミュニケーション手段」に分けられる
3.「コミュニケーション手段」は相手を説得したい/共感してほしい/ただ情報を得たいといったこと
■情報のプロセスとアナログ・デジタル
1.プロセスは「収集」「分析・加工」「発信」
2.「収集」の「デジタル」はグーグル/商用DB。「アナログ」は体験/直接聞 -
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元BCG日本代表、現早稲田ビジネススクール教授 内田さんの本。
内容的には、氏の他の著書でも常に主張している、インプットよりもアウトプットが大事、ということが繰り返されており、その点ではあまり新しい発見はない。
ただ、ガジェット大好き人間の内田さんが、普段どのような道具やツールを用いて仕事をしているか語っているコラム的な部分は具体的に書かれているので面白い。
・目的というフィルターで情報を選別する。
・自分はどこで勝負すべきかを見なおしてみる。
・仕事は「ある目的を達成すること」、「目的を達成するための手段」が作業
・頭の中に仮想の引き出しを作り、人が面白そうだなと思うネーミングをする
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ネタバレ「ぜひ気になる言葉には赤線を引き、テキストのように使ってください。
読み進めていくと、あなたが今一番必要な言葉のみが少しずつ浮き上がってきます。」
この一文を読んでから、気になる言葉を書きのこすようになった。
◆茂木健一郎
First Penguin
◆箭内道彦
僕は商品ごとに、その商品が世の中にどんなハッピーなことをもたらしてくれるかという「思い」を仕事にこめています。
◆築山節
「いつも高い成果を出す」ためには、「夜は12時までには寝る」生活を明日からでも初めてみてください。
◆丹波宇一郎
私はこれまで多くの社員を新人の頃から見てきて、人間の能力には、ほとんど差がないと感じてきました。そ -
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著者の内田和成氏は、現在は早稲田大学ビジネススクール教授です。その著作は、前職のボストンコンサルティンググループでの豊富なコンサルタント経験を活かした実践的な示唆に富んでいてとても参考になります。
今回の内田氏の問題意識は、「情報活用」です。
以前は、情報収集・整理力が他者との差別化のキーファクタでした。しかし、現代のようなネット社会においては、情報収集力では差がつかなくなりました。
そういう時代背景を踏まえ、本書では、結果としての「アウトプット」のレベル向上を目指して、そのゴールに向けた手段としての具体的な内田流情報活用法が数多く紹介されています。しかしながら、そこでの主張の根底には -
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昨年秋頃から、長年敬遠していた「実用書」をぽつぽつ読んでいる(知的生産/情報整理がメイン)。実用書慣れしていないためか、どれもこれも「ヘエ…そう言うもんなんだ…」と比較的距離を置いた感想しか持てなかったのだが、本書はすんなり頷た。
とりわけ以下3つがグッときたポイント。
●情報の取捨選択基準は「使える/使えない」ではなく「面白い/面白くない」でいい
●異質と付き合う
●キョロキョロする好奇心が必要
何かを行う際の動機の多くが「面白そうだから」であり、「やりっぱなし」「情報集めっぱなし」な側面が否めなかったことを反省して実用書を読み始めたものの、いまいちピンと来ず、もちろん身につかないまま。 -
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出た頃に読んだつもりだったけど、実は未読だった本。
新しいことを書いているようで、既存の戦略論を別の視点から解説してある本。
競争戦略といっても、ポーター的競争戦略を前提として書かれている。
だから、業界というものを前提としており、また、バリューチェーンを分解していくと異業種競争のようなものが上手く解説できるといった内容。
RBVやコンピタンス的な視点からみれば割りとすんなり説明できる気がしなくもない。
けど、内田さんの本は読みやすい。すげー当たり前のようなことを「そうだったのか!」と思わせちゃう書きぶりはやっぱコンサルタントだなあ。
具体的なケースに落とし込んで解説もしてあるので
戦略 -
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何度か参加している島口内田研究会で宣伝していたので興味があり購入。
情報のインプットでは差がしない時代に、どうやってアウトプットで差を出すかという事の方法論を説明し、著者のやり方を説明している。
自己流と言うと聞こえが悪いが、ボストンコンサルティングの日本代表で、世界のトップ25コンサルにも選ばれている著者のやり方には説得力があると感じた。
情報活用の目的は意思決定、アイデア、コミュニケーションと言うのはなるほどと思った。今後意識して情報のラベリングをして使えるようにしたい。
20の引き出しの話は、頭の中でネタをどのように保管するのかという話。著者が言っているとおり最初は2,3からためして -
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ベストセラーである「仮説思考」の著者である内田先生の最新刊。
実は私、学生時代に先生の授業を受けたことがあり、「そんなにすごい先生だったのか」と後になって驚いた次第です。
本書は情報活用の本ですが、情報収集というインプットではなく、情報を活用(アウトプット)することにフォーカスをあてた本です。仮説思考の情報版といったイメージ。
まぁ内容を簡単にまとめますと、「目的をしっかり持ってから情報にあたる
」ということです。
何故かデジタルハック系の話が四分の一くらい占めており、「頭の中に20の引き出しを作る」とか??な話題が多い。色々話題が転々として、頭にすっと入ってこなかったです。
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タイトルのとおり、競争戦略を同業界・業種に限らず「異業種から参入してくる脅威に対して、どうそれを察知・把握し、どう戦略を立てるべきか」を説いている。
従来のバリューチェーンではなく、事業連鎖“ビジネスチェーン”とでも言うべき新しい概念で自社の競争環境を広く見ている点が面白い。
内容も銀行、カメラ、旅行、音楽業界などからセブン銀行、HIS、Appleといった日常でも馴染みのある企業を取り上げながらその業界で何が起こったかの事例と共にわかりやすくまとめられているため非常に読みやすい。
著者曰く、経済の成熟と情報通信技術の発達により各企業が業界を超えて他の領域に進出し“異業種競争”が頻発しているとあ -
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この手の本に救われたことがないのですが、何か応用できそうなことはないかだとか、自分の今の考えと合致することはないかとかそういう目論見で読んでしまいます。
「スパーク」というのは、ひらめきのことを言っています。
著者は、そういったひらめき(創造性)を生むためには、
情報の収集の仕方、整理の仕方にその源があると述べています。
アイデアというものは、無から生まれるものではなくて、
様々な情報同士の頭の中での化学反応で起こるとしている。
情報の収集の仕方でいえば、問題意識(興味)を持って、
日々生活することで頭にひっかかることができてくる。
それをパソコンなどにメモするのではなくて、
かなりおざな -
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芸人がなぜトーク番組であれだけ上手く話せるのかということにもつながる。
芸人は普段から面白いタイトルと共に、頭の中にファイリングしているのだと考えた。
その日のトークテーマに合わせいくつかの話を準備しているのだろう。
日常の何気ない一場面を話しているのに面白い。何も特別な本、特別な体験、だけでなく、日常にいくらでもヒントがある。
あいつに聞いてみよう。と思わせる人材。
オープンマインドで世の中に身を置く。
自分の興味の赴くままに行動する。
気になったことがあったら「何故?」と考えてみる。
その結果にタグをつけ頭の中、またはリアルの世界で整理しておく。
20×20の引き出しとする。
考え -
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仕事 : 目的を成し遂げること。
作業 : その仕事を成し遂げる為に必要な手段のこと。
「仕事ができる」とは目的を成し遂げることができることを指す。
目的を成し遂げる為の発想、企画を生み出すには、思考の「スパーク」が必要である。思考をスパークさせる為のPointを6つ。
1:常に問題意識を持って、興味をもった事柄にはindexを貼る。
問題意識を持って、興味を持って現象に出会い、情報として収集する。問題意識から新たな発想は生まれる。
2:アナログにこだわる。
(1)検索すれば誰にでも手に入る情報
(2)(1)に自分の経験や考察を加えたもの
(3)自分が直接現場で手に入れた、自分しか