内田和成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イノベーションとインベンション(発明)の違いは何か?イノベーションを技術革新と訳したのは誰か知らないが、日本のモノづくり信仰、失われた30年の原因の一端はこの翻訳にあるのではないか?
本書はボストンコンサルティングの元日本代表で有名な、戦略思考のエキスパート、数々の名著のある内田和成氏が“監修”した経営戦略本である。
本書がいうイノベーションとは、行動変容を起こすことである。例えばセグウェイは当初誰もが素晴らしいイノベーションだと称賛したが、人々の移動行動を変えることはできなかった。これはイノベーションではない。またメルカリはフリマアプリとしては後発で既存技術の寄せ集めだったが、日本人の買う・売るに関する価値観や行動を変えた。これこそイノベーションである。
そしてイノベーションが起こるための3要素として、社会構造、心理変化、技術革新を挙げ、このドライバを全て自社で引き起こすのではなく、状況をとらえ、機会を活用することがイノベーション戦略となる。そのためには顧客とつながり続け、既存技術でも使えるものは何でも使い、あきらめずあれこれと続けることが必要だと、本書をざっとまとめるとこのようになる。
著者の講座の生徒たち複数による執筆のためか事例も古いものから新しいものまで豊富で幅広く読んでいて飽きない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ◆手に取ったきっかけ
タイトルの通り、考える力をつけたかった。
茂木さんをはじめ9名のその道のトップランナー、人生の先輩たちと対話できるような書き出しに惹かれた。
◆気になった項目
レクチャー2 箭内さん
流されるから遠くへ行けるという考え方
・自分の個性が分からない。つい、他人に合わせてしまう性格、相手を喜ばせたい性格が個性なのでは?という文章は自分に当てはまると感じた。
相手の言うことを全部聞いて、それを何倍にも膨らまして返す。クリエイティブ合気道
※合気道は相手の力が大きければ大きいほど相手を遠くに投げ飛ばすことができる。→相手の力を利用する!
・関係はつくるのではなく、好きでつくる
無理してでも楽しそうに仕事すると、楽しい仕事ばかりになる
レクチャー3 ①細谷さん②内田さん
頭がいい人の考え方とは?
①仮設思考≒結論から考える
始めからではなく終わりから
現在からではなく将来から
自分からではなく相手から
手段からではなく目的から
できることからではなくやるべきことから考える
②選択肢を捨てて、結論から考え、問題を見える化することが労力を最小限に問題解決のスピードを上げる
レクチャー4
その他大勢から抜け出す思考術
・能力に差はない→継続した努力ができるかどうか。努力とは自分が持っているDNAを開花させること。 -
Posted by ブクログ
2024年最初の読書。内田先生の論点思考に以前感動したことがあり、久々に先生の著作を読むことにした。
正直私はインプット少なめ、アウトプット多めの人なので、これはこれで問題だなと思っていたのだが、彼の考え方は割と自分の仕事の仕方に近いと思った。(基本的に私はアウトプットのためのインプットばかり。)
あと、本の内容は過去の著書と比べてかなり簡潔でシンプル。わかりやすくて、まさにアウトプットを踏まえて書いたのかなとも思えた。
以下、良かった点。
1.情報の種類は3種、それに合わせた情報が必要
意思決定のためのもの
アイディアの元になるもの
コミュニケーション手段のもの
意思決定のための情報は、情報のエントロピーを下げる情報が必要、優秀なリーダーは30%の情報で決断を迫られる。あの情報も欲しい、を、断ち切る努力が必要。(全部揃ってからだと遅すぎて負ける)
アイディアの元は、情報を集めすぎない。自然に集まったものを頭の中でレ点をつけて熟成させ、後で見直すと新しい発見になったりする。
コミュニケーションの手段の場合、相手との情報格差を意識する。不必要に情報を出しすぎずに、ベン図を意識して相手に共感を生むことが大事。また話題が紛糾したら、目的に立ち返ることも重要。
2.脳内に20の引き出しをつくる
なにか面白い情報を得たら、それにインデックスをつけて頭の中で整理をしていく。まず自分の頭にあるインデックスを書き出し、それに合わせて自分の持っている情報を紐付けするイメージをもつ。そうすることで、その話題が出た時にすぐに引き出しから出すように情報を得ることができるようになる。特に人から聞いた事例は有効。
3.一次情報が最もパワフル、仮説を持って探しにいき、異常値を見つける
二次情報は時として悪気なく歪むことがある。またインターネットは調べたこと以外は出てこないので下調べにはいいが情報も限られる。人からきく一次情報が最も有効。その時に仮説を持ってあたることで、目的に早く辿り着ける。異常値を見つけたら勝ち。
なんとなく無意識にやっていたことも多く含まれていたが、実際にアウトプットから考えるとそうなるな、と思えた。20のインデックスは早速やってみたい。
また内田さんは昔から論文などを読んだら話を聞きたいと直接連絡をよくとっていたそうで、そういう行動力もすごいと思った。今度やってみたい。
ただ、本としては内容がTipsが多くてちょっと薄い感じがした。あと、私はある種アウトプットに限られたインプットになってしまっており、幅が狭い問題がある。似たような事例を知る、広がりを持つという意味でもっとインプット方法を学ぶ方がいいかもしれないと思った。 -
Posted by ブクログ
人々の行動変容を起こさないものは忘れ去られる。
技術が大事な訳ではなくその技術によって人々の生活を変えられるか。
イノベーションとは「自社による革新的な技術の開発」 昔のソニー
イノベーションとは「これまでにない価値の創造により、顧客の行動が変わること。」apple
イノベーションのトライアングル
①社会構造=人口動態や法規制等
②心理変化=常識や嗜好の変化
③技術革新=業界や社会インフラの技術
他社に遅れてイノベーションを起こすポイント
①他社が起こしたイノベーションを徹底的にベンチマークする
②先行するイノベーションで顧客が潜在的に満足していない点を自社の資源で埋められないか考える
③第一のイノベーションで完全に満足している顧客は狙わず、少しずらした顧客を狙う