内田和成のレビュー一覧
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「仮説思考」「論点思考」につづく、著者の「思考」3部作の最後は「右脳思考」。
ロジカルシンキングだけではだめで、アイディアを思いつくには、直感みたいなのが大事だったり、人の共感を得るためには、感情も大事だったり、とある意味当たり前のことが書いてある。
前の2つの本も、ある意味、直感的なものがあったうえでのロジカル思考なので、この3冊で構成されるというのもなるほどとも言える。
コンサルって、徹底ロジカルかというイメージがあることを前提に、いやいや右脳も大事なんですよ。右脳的なものと左脳的なもの(ロジカルシンキング)を状況に応じて使い分けたり、行ったりきたいるすることが大事ということかな?
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慶應義塾大学丸の内キャンパスで行われた授業を編集、書籍化したもの。テレビやベストセラー書籍などで名前を聞いたことのある方々が各章を担当しているため説得力があります。ただし専門書としてではなくあくまで入門書としてカジュアルに読むもの。浅く広く説明している本です。
私は地頭を鍛えたいと思って手に取ったので、刺さったポイントを紹介します。
1.地頭力とは「結論から」「全体から」「単純に」考える力のこと。(細谷功氏)
2.仮説思考のポイントは「結論から逆算する」(内田和成氏)
3.脳に良い生活習慣の一つは、12時までに寝ること(築山節氏)
特に細谷さん、内田さんは著名なコンサルタントでもあるので -
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リーダーに求められる資質をいくつも挙げ、自分にどれが適しているのか?を読者に考えさせる内容。
書かれたリーダーに求められる資質はどれも納得感のあるもの。
ただ、コロナ禍にある現在、本書で書かれた変革のリーダーシップが、
今まで以上に求められるようになってきているのは自身実感としても感じている。
一方で、自分に合うリーダーシップ、会社に求められるリーダーシップは当然色々あり、
それに適したリーダーシップを目指すという考えは、
正解はひとつとするような一般的なリーダーシップ論の本とは異なるものの、自分自身とても腹落ちした。
本論と離れるが、物事を構造的に考えることも重要さを改めて気づかせてくれ -
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ネタバレ内田氏の右脳思考の本。実践編的な位置付けか。
一次情報の重要性、問題意識の重要さ
頭の中のフォルダ整理のくだりは、確かに多かれ少なかれ行なっているとはいえ、なかなか著者のようにはできないと感じた。
メモ
・スパークとは問題意識や興味をもっているときに現象に遭遇するとその現象を触媒にこれまでの頭の中の情報と化学反応を起こして生じるひらめき
・アウトプットしたいなら、検索するな。集めた情報は整理するな。覚えるな。
・もともと頭の中に自分だけの情報や差別化された仮説がなければ新たな情報が入ってきてもスパークは起こらない。
・あれもこれも伝える並列列挙型はアクションにつながらず役に立たない。戦略型は -
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ネタバレ人は無意識のうちにクリティカルシンキング(ロジカルシンキング)とクリエイティブシンキングを使い分けている。
アイデア(What、How)の抽出で発散し、企画として収束させる。意識して右脳と左脳のスイッチを切り替えることが大事。
「右脳思考」は無意識に行っている思考プロセスを体系的に解説し、意識的に行うことができるようヒントをくれる。
また、MBA的なビジネス知識(いわゆるヒト・モノ・カネ)だけでは必ずしもうまく行かないことも多い。そういった時に読むことをオススメする。
ただし、人の動かし方については「影響力の武器」の方がより実践的で参考になる。
以下、本書からの学び
【右脳を使うことが -
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右脳の鍛え方までしっかりと書いていたかというとそうではないと思うが、右脳と左脳の使い分けについてはふむふむと首肯できる内容が多かった。全体的な完成度は論点思考や仮説思考には及ばない。
以下、気に入ったフレーズ。
・感情と理屈の因数分解
・右脳→左脳→右脳。左脳を右脳でサンドイッチする形になる
・腹落ち=理屈はもちろん、感覚で大いに納得している状態
・意思決定時には「なんかおかしい」という感覚を大事にする
・自分の間で答えた答えを別の切り口から検討するプロセスを入れる
・分析不足、と指摘をする心理の例は①気に入らない②頭がいいことを見せたい③議論に貢献していると思っている④賛成だが念のため指 -
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ネタバレ「その他大勢」から抜け出す思考術
「ぬるま湯」から出なさい!丹羽宇一郎
・お金とやりがいを得るには→課題をもつこと
・仕事をとおして人間として立派になる→苦しい部署の方が人を育てる。そういう環境を喜ぶ
人は仕事で磨かれる!
・能力に差はない→継続した努力ができるかどうか
→努力を続けると→才能が開花する
人の能力に「差」はない!→「努力」で差がつく!
・とことん働くとやりがいも自分らしい人間性も得れる。
苦しんだり悩んだりするから成長できる。
・自分を、理性的にコントロールする。
・「信用、、信頼」できるか、できないか
ビジネスは、「全人格の戦い」
あなたの「ブランド」のつくり方 藤巻幸夫 -
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脳科学者の茂木健一郎、クリエイティブディレクターの箭内道彦などその道のトップランナーが考える力をつけるためのメソッドを紹介している本。
個人的には茂木健一郎が書いた部分がわかりやすく、自分の仕事においてヒントを得ることが多かった。
人は知識、経験だけではダメで、意欲が大事。
反対に意欲だけあっても知識や経験がなければだめ。
この世の中で最も強く賢いのは誰か?
それは意欲を持った高齢者。
高齢者は知識、経験は豊富である。
そこに意欲を伴えば最強!
高齢者ケアに携わる者として、高齢者は弱者ではないということの説明に使える!と思った。
また、意欲を引き出すことの重要さを意味付けしてくれた。