あらすじ
はじめに┴はじめに(旧版)┴第1章 問題意識がスパークを生む┴ スパークとは┴ 「異業種競争戦略」のきっかけはテレビ ┴ 問題意識が発想の連鎖を生む ┴ イノベーションのジレンマの怖さ ┴ 成功の復讐┴ 顧客志向の自動車泥棒 ┴ 小口化からシェアリングエコノミーへ ┴ 『仮説思考』もスパークから誕生 ┴第2章 アナログ発想で情報を集める ┴ 情報は整理するな、覚えるな ┴ 自分だけの情報にこそ、価値がある ┴ ユニークなアイデアを生むための情報 ┴ メディアに振り回されるな ┴ 電車の中は情報の宝庫 ┴ キョロキョロする好奇心 ┴ 情報は無理に集めるな ┴ 思い出せない情報は大した情報ではない ┴ 脳にレ点を打つ方法 ┴第3章 情報は放っておいて熟成させる ┴ 20の引き出し ┴ 時代による引き出しの変遷 ┴ オフト監督の牛 ┴ 自由自在なバーチャル引き出し ┴ 仕事用の引き出しをつくろう ┴ 引き出しの育て方 ┴ 情報は整理しないで放っておく ┴ 時が情報を熟成させる ┴ 右脳で切り取る景色 ┴第4章 アイデアを生み育てるアナログ思考 ┴ なぜアナログがデジタルに勝るのか┴ キャプテンの唇 ┴ 並列列挙 ┴ キラーパス型人材 ┴ 他人をリトマス試験紙にして、アイデアを育てる ┴ ひとりでスパークする方法 ┴ アナロジーでわかりやすくする ┴ 見出しとは刷り込みである ┴ 問題意識にタイトルをつける ┴ 当たらないジャブは測定できない ┴ 右脳的な連鎖が思いがけないスパークを呼ぶ ┴ いい加減さが、左脳管理に勝る ┴ 行き詰まったら、右脳で俯瞰する ┴第5章 創造力を高める右脳発想┴ 右脳と左脳の連鎖がアイデアを生む ┴ スパークを生むメカニズム ┴ 「あいつに聞いてみよう」人材を目指す ┴ しゃべる、書く、歩き回る ┴ ひらめきは全文検索からは生まれない ┴ 自分にとってのクリエイティブスペース ┴ 公私混同のススメ ┴ ひらめくためには「なぜ」が大事 ┴おわりに 生活者視点があなたをクリエイティブにする ┴ 作業を仕事と勘違いしていませんか ┴ 生活者として働き、ビジネスパーソンとして生活する┴ そっと忍ばせた1万円から発想できる大ネタもある ┴解 説 楠木 建(一橋ビジネススクール教授)
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Posted by ブクログ
スパークとはある事柄に問題意識や興味を持っているときに、ある現象に遭遇すると、その現象が触媒になって自分がこれまで持っていた頭の中の情報と化学反応を起こして生じるひらめきのこと
ひらめき優れたアイデアを生みたいのであれば、アナログで情報を集める(1次情報に触れるようにする)
→アウトプットを生みたいなら「検索するな」しかも集めた情報は「整理するな」そして「覚えるな」
↓必要な連鎖
・右脳で考え、左脳で整理する
・右脳で発想し、左脳で確認する
・右脳で散らかして、左脳で片付ける
・右脳で発見して、左脳で解決する
公私混同は大切
→仕事には直接関係のない情報収集や整理、分析がアイデアを誘発し、仕事にも大きく貢献する可能性は決して低くない
ひらめきにはなんらかの現象を見た時、知った時になぜと問いかける習慣を持つことが大事
Posted by ブクログ
右脳を鍛えるのにもってこいの1冊!
右脳には、音楽やアートを養う要素が備わっています。クリエイティブになりたければ、右脳を刺激することが大切です。
クリエイティブになりたい人、右脳を鍛えたい人、脳を活性化したい人にオススメの本です。
Posted by ブクログ
アイデアの作り方。
ビジネスモデルのネタ元を色々持っておくと組み合わせで何かがひらめく
良いインプットは自分の足で稼いだ1次情報
頭の中に20個くらい引き出しを持っておく(熟成させる)
Posted by ブクログ
アイディアを出すためには、普段からどうしておくべきか、の方法が書かれた本。
面白いアイディアは、左脳思考からでは出ず、どれだけ普段の生活と同じように、仕事も右脳思考を存分に取り入れることが大切。
もちろん、仕事なので、普段の生活とは全く同じとはいかないが、問題意識を持って、普段からいろんな情報に触れにいく。デスクの上に答えはない。PCで検索しても、決してアイディアはひらめかない。
雑多に、たくさんのあっ、と思った情報に頭の中でレ点を打つ。
20くらいのタイトルをつけた頭のインデックスを持っておく。
観て、感じて、ひらめく。というサイクルが、アイディアをもたらす。
さて、アイディアを考えよう、有効ではない。
同時に、情報は注意とトレードオフの関係でもある。
Posted by ブクログ
まだ読んでる途中なので評価は変わるかもしれないが、
メモしたいので、いったん評価をつける
1,2章の筆者のメッセージは
「いいアイディア、ひらめきを生むには、問題意識(=興味、好奇心)を持って世の中を観察し、引っかかる情報(一次情報が望ましい)があれば何かしらの方法でレ点を打つのみ、後は放置」
ここでいうレ点とは、何でもいいからその情報に対してアクションをとる、ということ(私の解釈)
例えば、本なら線を引く、ページの端を折る、新聞なら切り取る、など
こうしたアクションを取れば、潜在意識にうえつけられるので、後は必要があれば出てくるしなければ出てこないので、放置、ということらしい
Posted by ブクログ
DATA・分析過剰は「本質」への接近を妨害する
唯一必要なのは「興味・関心」「問題意識」
「勘」は非科学的ではない 過去の経験=DATAの裏付け
プレゼンが大事なわけではない
1.イノベーションのジレンマ
オーバースペックに陥る 日本製品 ユーザー喪失
exソニーPS3 任天堂wiiはプリミティブだが面白い
2.顧客志向
買い手を確保した自動車泥棒 オーダーメイド
対客中に社長が呼び出す
3.情報は整理するな、覚えるな
好奇心 キョロキョロ コンビニ11兆円ドラッグ7兆円
4.「20の引出し」①経年変化②ネタ帳
仮説思考 論点思考 右脳思考
ビジネスモデル=プラットホーム
ゲームチェンジ パラダイムシフト
GAFA イスラエル
4.右脳と左脳の交互作用
Posted by ブクログ
アイデアを生み出すためには、その種となる情報は意識的に集めたり分析したりするのではなく、自身の問題意識に従って日常生活を送る中で意図せずともアンテナに引っかかる事柄を脳内の引き出しに大雑把に放り込んで熟成させるのがコツだという話。情報収集ではなく注意力、究極的には(注意から外れる)不要な情報の切り捨てが肝要だという楠木さんの要約も参考になった。まずは問題意識とか自信の関心がどんなことであるか漠然でも自覚することをやってみようと思った。
Posted by ブクログ
①問題意識を持つようにする
②物事を覚えるためにはとにかく手を動かし、視覚に訴えるようにする。
③自分の持っている知識の引き出しリストを作ってみる。
Posted by ブクログ
内田氏の右脳思考の本。実践編的な位置付けか。
一次情報の重要性、問題意識の重要さ
頭の中のフォルダ整理のくだりは、確かに多かれ少なかれ行なっているとはいえ、なかなか著者のようにはできないと感じた。
メモ
・スパークとは問題意識や興味をもっているときに現象に遭遇するとその現象を触媒にこれまでの頭の中の情報と化学反応を起こして生じるひらめき
・アウトプットしたいなら、検索するな。集めた情報は整理するな。覚えるな。
・もともと頭の中に自分だけの情報や差別化された仮説がなければ新たな情報が入ってきてもスパークは起こらない。
・あれもこれも伝える並列列挙型はアクションにつながらず役に立たない。戦略型は具体的で何を捨てるのかを教えてくれるタイプ。
・現状を観て、問題意識を感じ、ストックされたものからひらめく。勘が働く。これがひらめきのメカニズム。