内田和成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2024年最初の読書。内田先生の論点思考に以前感動したことがあり、久々に先生の著作を読むことにした。
正直私はインプット少なめ、アウトプット多めの人なので、これはこれで問題だなと思っていたのだが、彼の考え方は割と自分の仕事の仕方に近いと思った。(基本的に私はアウトプットのためのインプットばかり。)
あと、本の内容は過去の著書と比べてかなり簡潔でシンプル。わかりやすくて、まさにアウトプットを踏まえて書いたのかなとも思えた。
以下、良かった点。
1.情報の種類は3種、それに合わせた情報が必要
意思決定のためのもの
アイディアの元になるもの
コミュニケーション手段のもの
意思決定のための情報 -
Posted by ブクログ
人々の行動変容を起こさないものは忘れ去られる。
技術が大事な訳ではなくその技術によって人々の生活を変えられるか。
イノベーションとは「自社による革新的な技術の開発」 昔のソニー
イノベーションとは「これまでにない価値の創造により、顧客の行動が変わること。」apple
イノベーションのトライアングル
①社会構造=人口動態や法規制等
②心理変化=常識や嗜好の変化
③技術革新=業界や社会インフラの技術
他社に遅れてイノベーションを起こすポイント
①他社が起こしたイノベーションを徹底的にベンチマークする
②先行するイノベーションで顧客が潜在的に満足していない点を自社の資源で埋められないか考え -
Posted by ブクログ
ネタバレイノベーションは日本語で技術革新と訳されることから、どうしても最先端のテクノロジーありきのようなイメージを持たれてしまっているが、イノベーションの本質は行動変革であると筆者は主張する。
iPhoneはイノベーティブな製品ではあるが、技術的にはそれほど目新しいものがなかったのは有名な話。
イノベーションは、社会構造、心理変化、技術革新という3つの影響により、新たな価値創造を行い、それによって顧客の態度変容、行動変容へと繋がることを指す。
このうまく時流を捕まえて、実際に顧客の行動変動が起こせるのであれば、必ずしもインベンダーである必要はない。
ただ、日本人はどうしても自らが開発し、それを