内田和成のレビュー一覧
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(読む前)
仕事で、そもそも方向性が定まっていないプロジェクトで何から手を付ければいいのか迷っている時に、手に取った一冊。
(読んだ後)
・何事も「仮説」を立てて取り組むことで、「効率が良く」進めていくことができる。
→ある程度の道筋があれば、それを補っていくような情報収集の仕方になっていく。
・「網羅思考」ではいけない。
→これ私やん。とにかく根拠資料など集めまくってから結論付ける、と思い込んでいた。
・仮説(仮の結論)→情報収集→結論がおススメ、という提案。
・もう一つ大事なのが「検証」。立てた仮説を検証しては修正し、ブラッシュアップ。
→「思考の整理学」でいう飛行機型人間が普段やってい -
Posted by ブクログ
第一章:インプットでは差がつかない時代
・網羅思考のワナ
「レースが終わってから勝った馬に賭ければ、絶対に勝てる」
完全に情報が出そろってから意識決定するのは
ブームが過ぎてから意思決定するようなもの
・アウトプットから入るアプローチ
アウトプット=仕事の目的=自分の仕事の本質
・仕事と作業
仕事=ある目的を達成すること
作業=その目的を達成するための手段
作業の時間を減らし仕事の時間を多く確保する
第二章:アウトプットから始める情報術
以下の3つから逆算して情報に当たる
①目的:意思決定の助けとなる情報
アイデアの元になる情報
コミュニケーションの手段としての -
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1725
240P
内田和成(うちだ・かずなり)
早稲田大学名誉教授。東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て、1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年 12 月までBCG日本代表、2009年 12 月までシニア・アドバイザーを務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略などの策定・実行支援プロジェクトを数多く経験。2006年には「世界で最も有力なコンサルタントのトップ 25 人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年 -
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ネタバレ顧客の問いに対する解像度が低い。ヒアリングが下手。論点が浅い。と上司に言われ、何を言ってるのかよくわからないのでそれに近い本を読むようにしていますシリーズ①
響いたこと
「論点とは」
・論点と現象を見極める
→「現象」「観察事実」から一段踏み込んで、これだけ解決すればインパクトがあるという「へそ」を導き出すことが大事
→誰にとっての、を考えることがポイント
→論点は動く(作業や議論で別の論点が見ることもある)
例えば、、、「売上が横這い、利益率が低下」
⭐︎業界が成長しているにも関わらずg社だけが売上横這いで利益率が低い
⭐︎過去においては本業が鈍化する段階で必ず新規事業がタイミングよく出 -
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内田先生の本は事例が多くて本当にわかりやすい。本書では、イノベーションは技術革新ではなく、顧客行動の変容であると定義し、その事例を列挙し分類・分析してくれている。個人的にも「技術のイノベーション」ではなく「意味のイノベーション」を目指すように考えていることもあり、納得することが多かった。ウォークマンを世に出したソニーが、iPodでアップルの後塵を拝した事例はよく知られているが、リポDの事例がレッドブルに使われたことは知らなかった。一方、セカンドライフの事例を研究し、「あつ森」が生まれるという事例もあったわけで、やはり意識の問題なのだろう。本題とは関係ないが、いいねやリツイートの数が多い投稿ほど
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「論点思考」「仮説思考」の著者の本.
これら2冊はいかにロジカルに考えるか=左脳の力を伸ばすための本だったがこの本はひらめきやアイデア,感情,腹落ち感といったロジカルだけではどうしようもない右脳の領域に踏み込んで,右脳的思考の必要性・有効性,使い方,左脳との連携といった話が展開される.
右脳・左脳という2軸をもつことでビジネスや日常生活で何かがいかない時に問題がどこにあるのかを右脳・左脳で切り分け,より適切な対処が打てるようになるのではなかろうか.大変に役に立つ本と感じた.
右脳と左脳のキャッチボール(ひらめき→検証→腹落ち)の構造は特に覚えておきたい.新規事業の提案から日々のちょっとした