鉄雄のレビュー一覧
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購入済み
ちょっと怖いし、法を犯しちゃってるけど、瞳子の前向きさに引っ張られて、のめり込んじゃった。
手紙で、人と人、配達員さん達が繋がる世の中が、続いて欲しいですね。 -
Posted by ブクログ
昔からお気に入りのシリーズ。
内容の読み応えに加え、登場人物も魅力的であり、更には舞台となっている旭川についても知る事ができる。
私自身、この本を読んで北海道に行きたくなった。
この本の大きな特徴は、ご遺体の状態がかなり詳しく描かれている事である。
他のミステリーでも、「腕時計の位置」や「倒れていた場所」といったことは出てくるが、櫻子さんはそれらに加え、法医学の観点からも謎を解くヒントを探っていく。
法医学で分かることとして、例えばご遺体の何を見て死亡推定時刻を決めているのかなどがある。
ミステリーを読む中で、あまり気にした事のなかった事に注目している面白い本である。
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Posted by ブクログ
番外編読めるとは僥倖。
櫻子も正太郎も遠くにいるままで、表紙になってる3人(八鍬さん、鴻上百合子ちゃん、磯崎先生―には薔子さん付き)がそれぞれ活躍する3話+櫻子と正太郎も集まった7ページエピローグです。櫻子はメール等でオンライン指導登場。
ホームズやアントワネットのネタが仕込まれてなかなか楽しく読めました。
ホームズのまだらの紐はヘビのこと知ってたら有り得ない話だと突っ込みどころ満載のトリックなんだけど(でも、好きな話)、ホームズリスペクトしながら穴だらけポイントつつきながらの、上手いマムシネタでした。ヘビの動きや飼い方など、少なくとも私の視点からは完璧。最近は血清治療じゃないんだ、へー、知ら -
Posted by ブクログ
ネタバレ表示がないが、文庫書き下ろしか。
櫻子さんと正太郎がほとんど出てこない、脇役によるスピンオフ3短編。
「アクリシオスとまだらの紐」は、えぞ新聞の記者八鍬による”まむし”を使った祖父殺害事件の真相解明で、母親の恋人から逃れようとした娘が、祖父は事故死に遭遇したものだった。
「石油王と本物のシードケーキ」は事件ではなく、鴻上百合子が正太郎の永山のおばあちゃんに会ったことがきっかけで、亡くなった当麻の祖母が百合子の結婚の時のために絵の額に入れておいた手紙を発見する。そして東京にいる正太郎とデートの約束をする。
「ラ・ヴォワザン夫人殺人事件」は薔子さんが引き継いだ別荘竜胆庵の庭の手入れを磯崎先生