鉄雄のレビュー一覧

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    ネタバレ

    完結。表紙いい表情してる。
    途中2巻くらいとばしてるなぁ…タイトルに通し番号がないとすぐわからなくなる。
    このシリーズ、不穏な空気がずっと流れてて、誰が本当に味方なのかわからないことも多くて、なかなかしんどかった。
    けど、その中でも信じられる人たちに心底救われる。磯崎先生好き。
    最後の梅さんとのやりとりには涙が出た。梅さんもずっとどうにもならない後悔を抱えてたんだろうね。正太郎えらい。

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    2021年06月12日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    ネタバレ

     もう最終巻。とても寂しいです…

     櫻子の弟の死の真相、そして本当の黒幕の正体。怒涛の展開で一気読みでした。

     いつでも温かく見守ってくれていたばあやさんの最期、それぞれの進路としんみりでしたが、皆んな前へ進んで良かったです。
     正太郎と櫻子の冒険も最後で、「少年」を卒業してしまったのも成長の過程なんでしょうね。
     立派な法医学者になって欲しいです。

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    2021年05月17日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    ネタバレ

    櫻子さんシリーズの集大成。花房の正体や櫻子&正太郎のコンビの成長が感じられた完結編だった。
    最初は"死体"というだけで嫌悪していた正太郎が法医学者を目指し、最後にはエゾ鹿の肉を取り除く作業を手伝っている。そして何より、櫻子及び梅の悪夢を、ようやく終わらせられた事が心底嬉しい。
    櫻子のケイへ向けた叫びには深く感動した。私もいつか死する時、冷たいコンクリの上に横たわるのでなく、豊かな土壌の上で母なる自然に抱かれるように、また次の生命へ何かを残せる死でありたいと思う。私も命の奴隷である櫻子が大好きだ。
    それぞれの道を歩きだした先には、何があるのか。正太郎達はなにを見つける

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    2021年04月11日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

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    ネタバレ

    素敵な最終巻でした。
    ケイさんのお宅でのシーンは圧巻でした。櫻子さんの骨に対する思いを少し覗けたような気がします。

    今、生きているから精一杯生きなければ。


    それぞれの道に進んだ櫻子さんや正太郎くん、他のキャラクターがどこかの世界線で幸せに暮らしている事を願います。

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    2021年03月29日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送

    ネタバレ 購入済み

    最後まで

    最終巻発売、おめでとうございます。この小説でだいたいの骨の名前や場所を覚えました。家族や友達に豆知識みたいに披露してみたり。
    櫻子さんは、最後まで櫻子さんでした。だけど、1巻と比べて櫻子さんが笑っていた気がします。今のこの時代、大切な人をいつどこで失うか分からない。だから、ちゃんと感謝して愛し言葉を掛ける。でもきっと“その時”は後悔するんだろうなとも思います。櫻子さんが梅さんに後悔を抱いていないとは思わないけれど、しっかり見送れてよかった。この小説で“死”がいかに身近に潜むのか、ただ、そこには“骨”があって語ってくれるのかもしれないと知りました。櫻子さん、正太郎くん、百合子ちゃん、阿世知ちゃん

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    2021年03月24日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく

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    ネタバレ

     正太郎と櫻子抜きでの薔子、百合子、磯崎のトリオは中々新鮮でした。櫻子の過去、母との確執がとても痛く、誰が悪いんじゃないんだろうけど、切ない。

     蘭香が正太郎達と出会ってここまで友達思いになるなんて意外でした。恋愛感情ではないけど、とても正太郎を大切に思っているのが伝わってきます。これまた正太郎を抜いた蘭香、内海、山路の珍しいトリオ。雪かきのやりとりが内海のぼんやりしてそうで意外とキレ者な一面を垣間見ました。

     そして、満を辞しての正太郎パート。好美の真意とは?そして櫻子の弟の本当の真相は?又謎を残して続くのがにくい!全体的に厚さは薄いけど、凝縮された巻でした。

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    2020年11月18日
  • 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る

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    読みやすく、そして面白かった。
    読む前はライトな感じかと思ったけど読んでみると結構ダークな部分があります。
    トリックもなかなか面白く、すぐに読み終わった。

    良い意味で裏切られた感じ

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    2020年10月18日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形

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    ネタバレ

    久々の新刊、待ってました!新聞記者の八鍬が加わり、今回はアメリカから友好の印として贈られた人形がテーマ。あの最初の事件の被害者の妹・好美が現れ、今まで信じていた清美の裏の顔が明らかに。まだ謎が謎を呼ぶ展開、しかもあの終わり方が気になって仕方ないです。

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    2020年02月23日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁

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    書き下ろし シリーズ14作目

    正太郎は櫻子さんたちと、ばあやさんを生まれ故郷に連れて行き、糠平の親戚の旅館に泊まり、タウシュベツ川橋梁を見に行く途中の山林で、動物に食い荒らされた若い女性の遺体を発見する。
    警察は自殺と判断したが、青葉さんの法医解剖でアルコールと共に摂取すると悪夢を見る物質が見つかったことで、櫻子さんは真相の解明に乗り出す。
    死んだ娘は、帯広で指輪を買って旭川に向かったことがわかり、4年前の旭川でのいじめ問題に絡んで意外な展開になる。

    正太郎は法医学の道に進むことを決めるが、櫻子さんに花房の影がつきまとうことを心配する。しかし、青葉さんは「花房は九月十四日に死んだ」と言う。

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    2018年11月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている(1)

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    北海道、旭川。平凡な男子高校生の正太郎は、お屋敷に住む美人なお嬢様・櫻子さんと出逢う。しかし、彼女は三度の飯より「骨」を愛していた――。骨から謎を紐解く、角川文庫の大人気ミステリがコミック化!

    【感想】
    主人公があまりにも変わり者でびっくりした。でも、それと同時にすごく興味を惹かれたのも事実だった。櫻子さんが一体どんな人なのか、どうして骨にそこまで興味を示すのか、その理由は何なのか、何かきっかけがあったのかーいろいろと考えを巡らせてしまった。これはマンガだったから、大まかなストーリーしかわからなかったので、ぜひ小説を読んでみたいと思った。

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    2017年08月01日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶の足跡

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    櫻子さんが行方不明(大げさかな)っていう冒頭から、第壱骨の表題の蝶の足跡、本当に怖かった。。。
    いつもの死体を見つけて、腐乱して云々よりよっぽど肝が冷えた!
    第弐骨の話でもやっぱり花房の影が色濃く出てくるんだけど、正太郎は心配し過ぎではないだろうか。
    櫻子さんは変わり者だけど、花房にはならない、というか、本当の身内以外にそこまで興味がないので、正直そっちに行ってしまうことはないように思う。
    もし正太郎が殺されるようなことがあったら、でもどうかわからないかも。。。なぁ。。
    彼女は孤独なようでいて、その実全然孤独ではないと思う、ばあやさんとか、薔子さんとか。
    本当に孤独になった時、ただ自分や社会と

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    2017年04月09日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    相変わらず死体に縁がありますねw
    観光地で腐乱した遺体とかなかなかえぐいなぁ。
    花房の影がまた、というかなんとなく花房の正体の影のようなものが見えてきたような気もしますね。
    最後のショートストーリー、おじいちゃん達やばあやさんにやっぱり泣ける。おばあちゃんっ子の私としては祖父母系のエピソードはやっぱり泣けるなぁ。

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    2016年02月02日
  • 空ろの箱と零のマリア4

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    VS怠惰なる遊戯(決着編)。相変わらずすごい。二転三転する状況と、個性的なキャラクターたち。改行を多くすることによって、移り変わる心理描写を魅力的に描写してる。

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    2013年09月02日
  • 空ろの箱と零のマリア6

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    ”願い潰しの銀幕”編の後編。誰も幸せにならない話。手の読み合いと裏のかきあい、一輝やの心理描写など見どころがたくさんあります。1巻を読み直すとあんな伏線が!!と驚いたりもする今巻!次巻が最終巻だそうですホント気になる!!

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    2014年02月20日
  • 空ろの箱と零のマリア6

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    一輝も本格的に狂い始めて、周囲も当たり前のように狂っていて、麻理亜の狂い方がマシに見えてくる。
    予定では次巻が最終巻とのことだが、この先どうやって決着が付くのか全く予想できない。果たしてハッピーエンドは訪れるのか……。

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    2013年01月13日
  • 空ろの箱と零のマリア5

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    ネタバレ

    待望の新刊、とうれしさがこみ上げてくるこの作品。前回の話しほとんど覚えてなかったけど問題なく読み進められた。4巻の次点で主人公の成長?っぷりに驚かされたけど、っていうかあれは成長と言うより変化だった。今回は更に主人公の変貌振りに驚かされた。そして話の内容も最近の話題にタイムリーだったので胸を打たれる台詞や、色々と考えさせられたりもした。「相手を傷つけてもいい相手、だと思うことで自己正当化するなよ」という台詞に軽く衝撃を受けてしまった。当たり前のこと何だけど改めてこう文章で言われると、自分もそうした日常で、こいつなら傷つけても大丈夫だといった心理状態になっていたんだなと反省。傷つけられて平気な人

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    2012年07月26日
  • 空ろの箱と零のマリア2

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    はこマリっ!の2巻です。
    相変わらず面白いです。
    主人公が結構ボロボロにされます。
    自分はあんなのはなりたくないですね。
    この作者のギャグは自分にはツボ過ぎます。

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    2011年08月21日
  • 空ろの箱と零のマリア4

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    登場人物が基本的に知的&くせ者なので
    ひっくりかえるひっくりかえる。
    でも、それが面白い。後出しじゃんけんっぽさもないし。

    もっと考察しながら読みたいとも思うけど
    続きが気になって一気に読破してしまう(´ー`)


    それにしても4巻にしてタイトルの意味が分かった(゚Д゚)!
    一つ一つの箱の物語が単発に見えてるけど、
    実は最初から大きな流れが作者の中にあったんだと思った。

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    2010年07月10日
  • 空ろの箱と零のマリア3

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    面白かったです。

    繰り返される殺し合いのゲーム。
    最初は1巻の"拒絶する教室"のようにこのゲームが永遠と続くのかと思ったのですが、そういうわけでもなくゲームの裏設定も気になります。
    前巻に引き続きまた気になる終わりかた……あとがきで御影氏が春ごろに次巻がでるとおっしゃっていますがその日が待ち遠しくてしょうがないです。

    そして、『はこマリっ!(御影氏風にw)』の登場キャラは皆好みすぎる。
    挿絵のゴスロリはたまらなかった。そして、今回初登場の悠里ちゃん…とくに好みですww

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    2010年01月13日
  • 空ろの箱と零のマリア2

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    実に面白かったです。正直、この作品は1巻完結で続きはないと持っていたので続編の登場、すごく胸が躍りました。

    一輝の日常への執着心といものが個人的にすごく好みです。
    そして、今回は音無さんがすごく可愛かったです。
    霞ちゃんは全巻のみの登場になってしまうのかと思っていたので再び登場してくれたことがとても嬉しかったです。

    ただ、最後の展開がとても気になる。一体、次巻にはどのように繋がるのでしょうか。早く読みたいです。

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    2010年01月12日