鉄雄のレビュー一覧

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

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    文庫書き下ろしで、シリーズ9巻目、中編2作。

    第1話 狼の時間
    Phantomにそそのかされ、自殺志願サイトでその日旭川で決行しようと集まる集団に正太郎は紛れ込み、Phantomに指示されて「誰か」を救おうとする。
    向かったのは磯崎先生のかつての教え子仲良し3人組のうちの一人が花房絡みで死に、他の遺体も発見されたあの廃屋。
    ちょっと設定に無理がある感じだが。
    正太郎は櫻子さんのビンタを食らって当然。

    第2話 午前4時のノック
    内海巡査のモノローグで始まり、事故物件のアパートの部屋で、明け方ノックの音が聞こえるという怪談風の展開になるのだが、最後は内海巡査が感動して大泣きする結末。
    それに

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    2017年01月20日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    文庫書き下ろしの、シリーズ第8作。中編3作と短編1作

    第1話 ウラトオモテ
     高等部2年生になって転校してきた来た阿世知蘭香は奇抜なゴスロリ調の格好をしていたが、鴻上百合子に表向き親友になるよう頼む。飼っていた犬の頭蓋骨の標本を持っているという蘭香を櫻子さんの元に連れて行くと、蘭香の秘密と百合子の意外な苦悩も明らかになる。
     女の子って大変なのね。がんばれ男の子たち。

    第2話 雛を呼ぶ声
     九条邸の庭にヒヨドリが巣を作ったが雛が殺される。斜め向かいに越してきた愛想の悪い宝生さんにみんなが悪感情を持っているが、櫻子さんは元地主として敢然と原因を追求する。
     普通の人の狂気が一番怖いかも。。。

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    2016年12月31日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし

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    なんかもう、どっちも嫌な感じでした。逆恨みもここまでくると「いや、ちょっと無理がないか?」と思うし、刷り込みもそこまでくると「いやいや
    …」と思ってしまう。どちらもお話なのだからそこまで考えなくてもいいのでしょうけど、とにかく後味が悪すぎました。正太郎のお母さんと櫻子さんに雪解けの雰囲気。これだけが救いでした。ラスト、正太郎が何に怒って櫻子さんを責めてるのか、私にはイマイチ分からず。若さゆえの正義感なのか、私がナナメなのかは分かりませんが。もやっとした全体でしたがやっぱり面白かったです。

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    2016年12月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし

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    薔子さんの身内もよく死に関わっていますね。
    友達が殺人鬼とかなかなか怖いです。。。が、物語そのものもなかなか怖かった。
    冒頭壱骨目の話もなかなか暗いというかメンタルやられている系ですね。
    今年旭川に行ったので、小説内の描写がよりはっきりとしたイメージを持って再現で来ている気がします。
    駅ビルのフードコートとか、結構おいしいものたくさんあったのを覚えています。

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    2016年09月20日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし

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    ネタバレ

    嵐の前の静けさという感じで、大人しかったイメージの巻でした。
    ただ、救いのない話が多かったです…。
    櫻子さんがどうなったのか、次巻が楽しみです。

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    2016年09月06日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし

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    3話目がとても本作らしくて良いね。もう蝶々くんの伏線ははどうでもイイよ。それよりもゴスロリ阿世知蘭香をもっと登場させてあげて。弁当ひっくり返すだけじゃ勿体ないっす。

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    2016年08月08日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

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    ネタバレ

    第壱骨「狼の時間」は、正太郎君の誠実さが危うさとなりシリーズ内で一番緊迫感のあった内容だと思います。花房の『狼のように抜け目なく賢くあれ』という言葉が印象的でした。

    ただ他の方もレビューにて書かれておりましたが、花房が救えと指示した人は誰であったのかがわからず、また重要なところで連絡が途切れるのもまた疑問が残りました。

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    2016年07月17日
  • 郵便配達人 花木瞳子が顧り見る

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    サスペンス色は前作よりも後退したが、狭義のミステリー要素は強まった。叙述トリックも仕掛けられてかなり面白い。

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    2016年06月08日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

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    冒頭えぐいんだよなぁ。前に出てきた正太郎の愛犬(うまくは行かなかったけど)ウルフの遺体の写真が送られてくるという猟奇的加減。
    こういう部分はやっぱドキリとするし、目をそむけたくなる。
    後半内海さんのぼんやりしたのが出てきて力が抜けるのでバランスがとれているのかもしれないけど。
    途中内海が調子乗り過ぎてる感があったので、頭はたきたくなりましたけど(笑)
    正太郎君は癒しみたいに感じているみたいですが、私は内海みたいなタイプは実際にいたらイラっとしそう。磯崎はよく我慢しているなって思う。
    今回終わりがなんか今までと違って、本当に終わりっぽかったので、あれって思いました。
    花房の件もあるし、まだ続きま

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    2016年03月07日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

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    正太郎くんがついにPhantomと直接コンタクト!そしてその指示に従って自殺サークルに同行するはめに。今回は久しぶりに面白かった。また、オマケの短編「午前四時のノック」も内海巡査が中心のサイドストーリーで面白かった。

    前巻で登場した、中二病をこじらせたオカルト大好きで超恐がりなゴスロリ少女阿世知蘭香は、今回人物紹介ページにその姿が載っただけに終わるかと思っていたら…。本シリーズ中で最も好きなキャラ蘭香が次巻以降もっと活躍してくれることを心より期待する。

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    2016年03月02日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

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    二人の時間も、標本に変えてしまえたらいいのにと思うけど、標本だって永遠じゃない。あなたは僕に、同時に失うことも教えてくれるんですね。

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    2016年02月14日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

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    読み応えのある大きなはなしとほっとするようなゾクっとするような小さなはなしがはいってます。嵐の前の静けさのよう。

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    2016年02月11日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    ネタバレ

    『ウラ ト オモテ』では女子高生の友人関係の難しさや恐ろしさを改めて感じた作品でした。転校生の阿世知蘭香の印象は最初は悪かったけど、実は友達思いの優しい女の子だったんだなぁと思いました。今後は彼女もレギュラーメンバーになるのかしら。
    本作はまた意味深な終わり方でした。正太郎の元に送られてきた写真に何が写っていたのか気になります。

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    2016年02月08日
  • 郵便配達人 花木瞳子が顧り見る

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    このシリーズは郵便事業の色々な仕組みがわかって面白いね。今回もホラーちっくですが、本当に怖いのは人間だね。

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    2015年11月08日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    今回は少しずつだけど動いているのがわかる展開。いろんな人が出てきてみんなが怪しく見えるのはきっと花房のせい。正太郎の進路もなんか気になるなぁ。

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    2015年11月03日
  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音

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    2015年10月期のアニメ放映開始に合わせて刊行された本編最新刊。これが8冊目で、累計100万部となるらしい。この巻では話があまり進まなかったが、最後に載った25ページの短編は、櫻子さんと正太郎くんの今後の関係を変化させるための重要なフラグになっているので、次巻を楽しみに待ちたいと思う。

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    2015年10月11日
  • 郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る

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    今回もさくっと読めて面白かった
    郵便局員がなかなか熱かった

    切手以外にも
    クラッシュカバーの収集家が
    いるということを知ったね

    そのほかにも
    年賀ハガキのノルマがあったり
    いろいろ知る事ができました。

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    2015年08月15日
  • 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る

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    ブックカバーをめくったら
    これは友達はもしやこの絵に
    引かれて購入したのか!
    っと思ったね

    さくっと読めて
    盗み見たことで起こった
    謎もなかなか面白かった。

    知らなかった消印の知識や
    郵便追跡サービスの
    まさか!こんな使い方が
    ってな感じで
    郵便局の裏側を知れて
    良かったし

    なぜ女性が
    郵便局員になったのか
    というところは
    ほっこりしました。

    毎日、ちゃんと配達してくれる
    郵便局員に感謝m(_ _"m)ペコリ。

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    2015年08月14日
  • 郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る

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    面白かったっす。

    前作の言いしれぬ閉塞感に比べ、本作はもう少し派手に、エンタメ寄りになったと感じたっす。

    それにしても、郵政事業というのは、結構危うい善意に依存しているんっすね。

    前作が「電波的な彼女」なら、本作は「紅」っす。

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    2015年06月17日
  • 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る

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    郵便局員が郵便物を開封して読んじゃうというとんでもない行為に対する嫌悪感はさておき、郵政や郵便事業の様々な仕組みや業務を使ったとても面白いサスペンスとなっている。

    読んでいて、片山・著「電波的な彼女」に似た雰囲気を感じた。

    敢えて言うならば、連続殺人という犯罪に比べ、犯人の動機がやや希薄に感じた。

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    2015年06月17日