げみのレビュー一覧

  • 約束の猫
    猫と人間の4つの心温かい物語。
    どのお話も良かったですが、『春の約束』が一番好き。
    とても素敵で、優しい気持ちになりました。
  • 春の旅人(立東舎)
    心が優しくなる3つの物語。
    村山早紀さんの文章とげみさんのイラストがとても素敵です。個人的には、『ドロップロップ』が好き。
    とてもカラフルで絵本みたいに読みやすかったです。
  • 乙女の本棚 女生徒
    『女生徒』の素晴らしいところは、感情の描写のリアリティさにあると思う。
    本当に繊細に、丁寧に伝わる。美しい。
    実際に共感できるし、なるほどこの子ならそう言語化するのかと関心する。
    ヒロインの名前が最後まで明かされないミステリアスさも魅力。太宰作品は、苗字か名前どちらかでも明かされることが多い気がする...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    はじめての萩原朔太郎作品。猫の町、かぁ。
    胡蝶の夢うんぬんが心に残った。狐に化かされた人の見る錯覚された宇宙。みてみたいものだけど。
  • 乙女の本棚4 檸檬
    乙女の本棚シリーズ。
    梶井基次郎の「檸檬」初めて読みました。
    檸檬が爆弾!?文豪ストレイドッグスの梶井基次郎の異能力と同じだ!と思いました。
    げみさんの温かみのあるイラストも素敵です。
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    表紙をみて男性と女性かと思っていたら、どちらも女性、しかも姉妹。太宰の少女目線の話は、読むと心がきゅっとする。なんでこんなことわかるんだろ。
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    なんともあたたかく、せつなく、美しい情景。
    娘の手からこぼれる蜜柑をこの眼で視たような心持ちになった。
    同じ果物を表題にしたという点で、太宰の“桜桃”をつい思い出し、両者の世界観の違いにほくそ笑んだ。
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    無人島に流れついた11歳の兄と7歳の妹。
    三本の空き瓶に託した3通の手紙で時系列を遡って描かれるふたりの状況。
    聖書を焼きすて、堕ちていく。

    昭和初期の作品。
    大正から昭和にかけてはこのような妖しい作品が許されていた時代だったのか。
  • 花屋カフェLuneのスペシャリテ 人の縁を結ぶわんこ系男子との不思議でおいしい4ヶ月
    表紙に惹かれて購入したけど、花言葉とか子犬系イケメンとか二十四節気とか、好みのものがうまい具合に絡まってて好き。
    連作短編集、というスタイルも読みやすかった。
    あと、表紙が2種類ついているのもオトク感!
  • 隣の席の佐藤さん【分冊版】(ポルカコミックス)1
    この女の方が君が可愛くないんだとしたら他の女の子たちはとてつもなくかわいいのかよとツッコミたくなります。地味な女の子書くのも大変だって聞きます。この女の子かわいいなと感じます。
  • 隣の席の佐藤さん【分冊版】(ポルカコミックス)2
    早く付き合わないのかなこの2人。男子の方が可愛くないと言いつつ意識しまくりでとても微笑ましい漫画でとてもほっこりします。続きが気になります。
  • 乙女の本棚9 外科室
    この作品は好きなため手に取った。テキストはあまり状況説明するタイプの文章では無いため、テキストに忠実なイラストよりもイラスト単体で表現する情報が増えているタイプになっている。それ込みで楽しめる。
  • 世界は「 」で満ちている
    中1の由加は優しい両親、仲のいい親友に恵まれて毎日を楽しく過ごしていた。
    しかしそんな日常は音を立てて崩れていく。
    あることがきっかけでクラス内で孤立した由加は同じようにいつもひとりの幼馴染の悠真に話しかけるようになるがーー
    世界は「楽しい」だけじゃない。様々なことがごちゃ混ぜになったこの世界で、何...続きを読む
  • 乙女の本棚 女生徒
    この作品を初めて読んだ時は自分も同じ女生徒であり本から得た言葉に頼っている狡くて厭なやつでした

    少女のまま死ねそうにないので自分も美しく生きたいと思います
  • 乙女の本棚4 檸檬
    憂鬱な生活を送る青年の、心の呟きと、ある日の行動を描いたお話。ただそれだけなのに、面白いのが、すごい。この感じわかるわ~っていう。

    以前は好きだったモノが、病気や貧乏のために心に響かない。
    お気に入りの果物屋で、手に入れた檸檬をもって、丸善へ。期待とは裏腹に、やはり楽しめない。ふとした思いつきで、...続きを読む
  • 世界は「 」で満ちている
    いいよさんのお話はどうしてこうも引きこまれるのか…。
    最後は希望を感じられる終わり方だったけど、状況が完全によくなったわけじゃない。でも現実ってこうだよね、と変にリアルを感じる。
    大人になったら笑って話せるのかもしれない、たいしたことないと思うのかもしれない、でも"今"の私にとっては?
    人から信用さ...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    ページ数は多かったが、スラスラとテンポよく読める小説でした。スラスラと読めるにも関わらず、しっかり泣ける作品でした。
  • 隣の席の佐藤さん(一二三文庫)1
    とても大好きな一冊で上下巻を再読。
    やっぱりめちゃくちゃ好きなお話だ( *˙꒳˙ *)
    席替えで山口くんの隣の席が佐藤さんになったというところから話が始まるんだけど、最初の頃は山口くんが佐藤さんをかなり苦手としている。心の中で思うことも佐藤さんに対しては辛辣で悪態ともつける態度w
    それが徐々にゆっく...続きを読む
  • 音無橋、たもと屋の純情 旅立つ人への天津飯
    作者買い! やっぱり竹岡葉月先生の本だけあって、料理がすごーい美味しそうだった! お腹が空いてくる一冊! 凛々さんがくたびれたおじさんと手を繋いで街を歩くシーンが一番好きだった><。色々、わたしだったら、とか、想像させられた! 菫さんの正体は、わたしは全く分からなかった! 正体が分かった時は、意外過...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    号泣、とまではいかなかったけれど、面白くてあっという間に読み終わってしまった。霊感少年の榊が自殺してしまった安音のそばにいてくれていて良かったなと思える最期だった。彼はとても素敵だと思う。「誰かのそばにいる強さ」を教えてもらった。 安音の49日間は、安音だけでなく様々な人の変化をもたらしていく。その...続きを読む