げみのレビュー一覧

  • レンタルフレンド
    すらすらと読みやすくって面白かった、ただ最後の最後になにかもっとひねりがあったりすればよかった。
    あと野枝さんはどうなったのかモヤモヤが残る、、
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ
    新美南吉文学忌、南吉忌又は貝殻忌
    咽頭結核で29歳で死去。

    赤とんぼの擬人化は思い切っていて可愛い。
    赤とんぼと東京から来た少女のふれあい、つながり。書生の若者らしいちょっとしたイジワル。
    ねこ助さんの風景も少女もとても綺麗。

    貝殻忌は、「貝殻」という詩から

    かなしきときは
    貝殻鳴らそ。
    二つ...続きを読む
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    好きなイラストレーターさんと好きな文豪なので即購入しました。絵本なので多少の文章量の省略があるのかな…?原作だともっと長い感じだけど…。私個人としては小説を持ち歩くより、こっちの乙女の本棚シリーズ持ち歩きたいと思うくらい好きです。全巻集めてみたいけど、絵本だから凄く高くて全巻集めるのは流石に無理かも...続きを読む
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    夏目漱石先生+しきみさんのコラボ!即購入しました。イラストが凄く綺麗。鑑賞用として買っても後悔しないと思う。小説を読んでいても思ったけど、やっぱり夏目漱石先生の文章って凄く言葉遣い良いですよね。全巻集めたいけど、結構な値段するので月に一度のペースで買おうと思っています。シリーズの名前が凄く尊い。乙女...続きを読む
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)
    はいもう無理ー
    もうぜんぜん無理ー

    いよいよの小川未明!そして大好きなげみさんのイラスト!
    でも無理ー!

    深夜におばあさんの元を訪れためがね売りがどう見てもオズワルド伊藤なので他がぜんぜん入ってきません

    これ読んだ人は絶対にオズワルド伊藤の
    画像検索して確かめて下さい

    オズワルド伊藤さんは漫...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    夢野久作命日、遺作は「ドグラ・マグラ」
    1928年『猟奇』

    海洋研究所に漂着した手紙の入った3本のビール瓶
    それは、孤島に漂流した兄妹からの手紙
    一方通行の書簡体系式。
    時間を遡って手紙が読まれる。
    タイトル「瓶詰地獄」のセンスの良さ。
    悲劇的状況の中で二人という幸福。
    心身の成長と共に変化する関...続きを読む
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    文豪と言われる人の書く話は難解すぎて何を伝えたいのか、自分らだけが分ればいいとおもっているのか、それともかまってちゃんのように難解にすることによってこの作品だけを考えて、理解してから次の作品を読んで欲しいと考えているのか??感想を書くようになって徐々にだけど、本を読むことが苦痛になって全然読めなくな...続きを読む
  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)
    やはり人生に詩は必要だ

    ということで、第二十一おネエは室生犀星の詩集『抒情小曲集』です
    聞いた風なこと言ってますけどね
    聞いた風なこと言うチャンピオンですけどね
    まず『抒情小曲集』が読めてないですからね
    詩がどうの言う資格ないです

    まぁ、とりあえず調べてみますか
    ここはひとつ謙虚な気持ちでね
    ...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    中2で読んだときには号泣しました。ただ、久しぶりに読み返したら悪霊退散するところの呪文でちょっと笑っちゃいました。
    読みやすくて、生死について考えさせてくれる本です。中学生に主に読んで欲しいですね。
  • 春の旅人(立東舎)
    とにかく絵がきれい。
    絵に惹かれて手に取った。
    最後の『ドロップロップ』はページを開くと右のページに文章、左のページに絵というと構成。
    ページが進む毎に成長していく女の子。
    大人になってもドロップは心も満たしてくれる存在なんだろうなあ。

    何度も開いて見たくなる1冊だ。
  • トロイメライ
    小さな物語にそれぞれ味があって、少し切なくもあり、温かくもあり、楽しませていただきました。

    挿絵も綺麗で、物語をイメージしながら読み進められました。

    ありがとうございました。
  • 世界は「 」で満ちている
    自分の居場所を教えてくれる1冊だった。
    ずっと一緒にいる、ずっと友達と思っていても裏切られて裏切って…自分が気づかないだけで私の周りでも私のせいで寂しい、苦しい思いをしてる人がいるのかもと考えさせられた。
    似ているもの同士だからこそ分かり合えることもあるんだなと思った。
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    乙女の本棚シリーズ、げみさんのイラストと物語が絶妙にマッチしていて、イメージが膨らんだ。
    喜助がかなりイケメンに描かれていて♡
    それにしても…この状況だと喜助はやっぱり弟殺しの罪人になってしまうのか。
    安楽死、昔も今も難しいテーマです。
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    「あたしは、ほんとうに男のかたと、大胆に遊べば、よかった。あたしのからだを、しっかり抱いてもらいたかった。…お悧巧すぎた。…あたしの手が、指先が、髪が、可哀そう。死ぬなんて、いやだ。いやだ。」
    病気で死ぬ間際にある妹のこの言葉が胸に刺さった。若い時分に死ぬということは、したいことが叶えられぬうちに死...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    芥川龍之介の作品は子どもの頃以来かも。
    蜜柑を汽車の窓から弟達に向かって投げる少女(おそらく)とその光景が文章から鮮やかに目の奥に浮かび上がるのだが、この絵本がさらに鮮やかなものにしてくれる。
    辛い別れの場面なんだろうが、暮れゆく夕焼け空と金色の蜜柑、本当に綺麗な絵だ。
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    昨日1月19日は、森鷗外の誕生日。
    毎年、谷根千にある森鷗外記念館が、無料となります。
    友人を誘い、森鷗外旧居「観潮桜」跡地に建つ記念館へ。友人は、wikiでは、誕生日が2月17日になっているけど?と。まあ旧暦か新暦の違いでしょうとは思いつつ、受付のお姉さんに確認させていただく。
    鷗外自身が、誕生日...続きを読む
  • くろねこカフェのおやつ 午後三時の蜂蜜トースト
    残された大切な人に贈る最後のおやつ。
    現実的に考えて実現するには難しい部分も多いかもしれないけれど、もしそういうサービスがあるなら自分もお願いしたいなと思えるほど素敵だなと思った。

    思わずグッとくる場面が何度もあった。
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    小学生のころ(多分)教科書で読んだ高瀬舟。
    比較的好印象で自分の中に残っていた作品だが、改めて読むと、月明かりの照る夜更けに舟の上で、自分の境遇を語る喜助とそれを聞く同心の心持ちが心地よい静けさを醸し出すなぁ、と思いました。
    その静けさをイラストがいい具合に冗長させてる素敵な絵本です。

    心地よい静...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    惚れました。最後ほんとに良かった!!いじめがこの世から無くなる日が来るのか。分からないけど、今生きてる中でできることをやって行きたいと思いました!
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    初めて読んだ作品です。
    太宰治作品はあまり縁がないが縁ある作品が女性主人公多し。太宰治って女性の視点が上手いのか?情緒のある物語でした。
    妹の、薄命が故の望みをこんな形で手紙に認める気持ち、そこにある恥じらいや欲望。姉の妹の不憫さを思いやる気持ちと姉としてのプライドや羨望。いろんなものが滲み出ている...続きを読む