げみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編と詩の2部構成?からなる本
といってもどれもすごい短い上に、挿絵もふんだんですぐ読めました!
なんとなくほの暗いというか、完全ハッピーエンドではなくて、どこか不完全燃焼?みたいな感じはあるものの、前向きに考えられそう?というか?考えさせられる?みたいな?(´・ω・`)?←はてなしかないな
文だけなら、後暗く考えてたかもだけど、絵がとっても綺麗で、繊細なタッチを感じるから、それがなんか、あるがままを感じさせてくれてるような気がしている←
そして詩は、可愛いし色が綺麗やしで、暖かみも感じて……見てるだけでも美しかー(´இωஇ`)
ぜひ読んでみてっちょฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ -
Posted by ブクログ
各校5校の代表が選ばれ、最終選考会に向けて合宿が始まる。美馬以外の4人はフィギュアスケートを幼い頃からしてる経験者で、バレエを習ってたり結果を残してたりと強敵ばかり。この中から1人が最終選考会により特待生として選ばれます。合宿でライバル達との力の差を実感し、自分の足りないところやトリプルジャンプへの挑戦を課題として川崎校に戻ります。今までしたことのないトリプルジャンプを何度もめげずに挑戦する姿がカッコよかったです。個性豊かで実力もあるライバル達に、フィギュアスケートを始めたばかりの美馬が勝てるのかドキドキしながら読みました。
1〜3巻まで読み終えることができて良かったです。
美馬が一生懸命にス -
Posted by ブクログ
3月の選考会に向けて練習を重ねていく美馬。川崎校のナンバーワンを争い、負けた方がスクールを辞める約束をする。
美馬をよく思ってないリンクメイトにより、学校でも嫌がらせを受けて可哀想でした。それでも負けずにフィギュアスケートを続けて、選考会までに様々なジャンプやスピンも習得してたくましいなと思いました。
美馬がリンクメイトに自己練習を見られて、責められて気が重く練習は無理と言った時の怜央の返答が印象的でした。
「アマチュアなら、『心が傷ついたから今日は練習しません。』っていうのはアリ。」「けど、プロだったら、それで金もらってるんだから、たとえ身内のだれが病気だろうがどんな落ち込むトラブルがあろう -
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友達の母親からの提案で3ヶ月の月謝を出して貰えることになり、フィギュアスケートを始めた美馬。スケートに対する好きな気持ちや自主練をするまでの情熱が芽生え努力する日々が続きます。そして、1年間で最も伸びた選手にお金の心配もなくバックアップするという美馬にとってスケートを続けるチャンスが降ってきてドキドキの展開に。素直に好きなものに向き合い、突っ走ることができる人はなかなかいません。初心者にも関わらず、他の人の動きを見て技術やコツを吸収し上達する美馬。友達の裏切りや嫉妬で孤立してしまうけど、頑張ろうとする姿を応援したくなりました。私も中学生の時に同じようなことを経験したことがあるからこそ、主人公の
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霊感がある事をひた隠し、コンプレックを抱えて生きて来た女子高校生の稜歩。
しかし、いじめの対象となった梢が、電車に引かれて亡くなった。
果たして、いじめを苦にして自殺したのか、それとも事故なのか?
しかし、死んだはずの梢が、幽霊となって稜歩の前に現れ、自殺ではなく、実際は他殺であると訴える。
(O_O)
死の真相を探るべく、同じクラスの霊感少年・榊と共に、真犯人探しが始めるが、、、
気づけば、加害者の稜歩と被害者の梢は、不思議な友情が芽生えていた。
エンディングで、梢が天に召されるシーンは、ウルウルです。
たとえ、生まれ変わっても、2人の友情に変わりがない事を祈ります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあのパワハラ岩清水の過去が明らかとなる。岩清水いい人じゃん。あとお兄ちゃんの視力はこのままであって欲しい。この本はどれも泣きそうになるけど毎日を大事に生きようと思わせてくれる。そしてだいすきな人のために長生きしたいしだいすきな人よりも早く死にたいのはすごく納得した。わたしは夫のいない世界では生きれない。
・わたしは寂しがり屋だから、独りぼっちになりたくないんです。だから、あの人──勉さんに結婚を申し込まれたときに、『わたしより長生きして』って頼んだの。約束してもらったの。このおやつを振る舞っているということは、勉さんは約束を守ってくれたのよね。わたしより長生きしてくれたのよね。 ありがとう -
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「鎌倉香房メモリーズ」の2冊目。
■第1話 星の川を渡って
ちょうどこの季節にふさわしい旧暦の七夕にまつわる、かつて短冊の飾りの作り方を教えてくれた老婦人の記憶。
彼女の身辺を心配するうちに、そこに秘められた過去が明かされていくが、そこに描かれた、戦時中だけでなく戦争が終わった後も続く悲劇に胸が締めつけられる思いがした。
図らずも先の戦争を描いた話を続けて読むことになったが、終戦を知らずに潜伏を続けた旧日本兵の姿や映画「ひまわり」を思い出させる戦争に引き裂かれた夫婦の話は、これもまたこの夏に出会った話として改めて覚えておくべき話だと思った。
■第2話 あなたとずっと
「香会」の様子がつぶさ -
Posted by ブクログ
第1回未来屋アオハル文学賞、大賞受賞おめでとうございます!
仕事柄、こういった賞の作品はちゃんと読まないとね。と、芥川賞直木賞がなかったおかげで謎の余裕が生まれている(積んでる本は多いくせにね!)。
本作はif(イフ)がキーワード。いくつもの意味が込められたタイトルになっていた。
主人公はカナタとココの二人で、それぞれが交互に語り手となる構成。最初の方からあれ?これは?と気になる矛盾が出てきて引き込まれる。
読書慣れしていない人でも、それぞれの語りが短くまとめられているので読みやすいと思う。何も考えずに読んでいると、中盤でびっくりするかも。そんな構成のうまさがあった。
読後感もすごくよくて