げみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終巻を読み終わったあと、しばらく余韻に浸っていました。
もっともっとこの2人の、そしてほかのみんなの物語を読みたいと思うほど、登場人物や世界観が大好きでした。優しくて、ほんわかした文章と雰囲気に、いつの間にか夢中になっていました。登場人物みんなが魅力的で、愛おしくなりました。早く先が読みたいと思うと同時に、物語の終盤に近づくにつれて終わってほしくないと思う矛盾した気持ちも芽生えてきました。本は完結してしまったけれど、もう少し、その先もずっと続く彼らの物語に思いを馳せようと思います。
表紙に描かれている二人の距離も内容とあっていて、それに気づいた時はもうずっと見つめていました。少しずつ近づいて、一度離れてしまって、でも最後は手を繋いで…もう、愛おしい…
今までお香のことを何も知らなかったけれど、この本を読んでからお店でお香を見つけると立ち止まるようになりました。そして、そのときに必ず思い出すのは、この本のこと。それほど、私にとって大きな存在になっていたということなのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
子猫にまつわる4つの短編で、たくさんの絵とともにほんわかとなる。
初出は1999年、2008年、2016年、表題作は書き下ろし。
一番長い「七日間のスノウ」は、小学生の女の子が生まれたての子猫を見つけたけれど、ぜんそくの姉がいて飼えないので、スノウと名付けて廃屋で飼い、夜中も3時間おきに世話をしに通い続ける。1週間経って風邪を引いて熱を出して行けなくなり、姉がスノウを連れてくるが死んでしまう。夢でスノウがありがとうという場面は泣かされる。
「五千年ぶんの夜」は、父が単身赴任中に母親が入院して一人で心細い少女が、子猫を見つけて世話をすることで寂しくなくなり、猫が五千年前から人間の友達になってきた事を知る。
「春の約束」は小さな女の子みいこが母親の実家に行って猫に会うはなし。昔母親が最初の子を流産して実家で静養していたとき、庭に来ていた子連れの野良猫に癒やされたけれど、子猫が死んで庭に埋め「人間の子に生まれ変わりなさい」と声をかけたら猫もそう言ったように聞こえたと母親が語ることを、みいこは覚えている気がした。
「約束の猫」は、額に星のある子猫を拾った身寄りの無い青年が悪い病気が見つかって難しい手術受けて助かるが、代わりに猫が急に死んで夢で「また会いに来る」と約束する。何年か後、子供の生まれた青年の家庭に額に星のある子猫がやってくる。
猫を飼いたくなって困るハートウォーミングな物語。