げみのレビュー一覧
-
いつだって、二人きり、二人だけが暮らす世界というものは、歪むというのか、美しいというのか、とても特殊な環境にならざるを得ない。二人が男女なら尚更……その環境内において、相手に対して覚える嬉しさや盛り上がってくる気持ちと、背徳感のような、後ろめたさのような、虚しい気持ちと。そして気持ちがいっぱいになっ...続きを読むPosted by ブクログ
-
再読。もう一度みてみると、妹の気持ちと寿命が儚げで雪のように消えてしまいそう。姉目線だからこそ思うところはあるかもしれない。切ない恋愛モノが読みたい人に。Posted by ブクログ
-
春にひまわりが咲く、ロボットと共存して生きていく…
本当に起こってしまいそうで怖いなぁ
戦争も良くないしいろいろ考えさせられる
挿絵も綺麗で短編集ということもあり読みやすい
「桜の木の下で」「秋の祭り」 はほっこりする!
Posted by ブクログ -
青空文庫で初めて読んだときから好きな作品です。乙女の本棚シリーズのこの本は美しい挿絵もあり、絵本のように楽しめました。
檸檬の瑞々しさ、ひんやりとした温度、爽やかな香りなどが想像できます。
スーパーで檸檬を見たら、本作品を思い出します。オチも衝撃的です。Posted by ブクログ -
葉桜が印象深かったのか、今年の桜は遅く開花し、1週間ぐらいで葉っぱがちらほら出てきて緑とピンクのコラボレーション。会社の桜は老木で貧相な満開だが、今年は緑が映えてキレイで葉桜と魔笛の表紙がインプットされ、来年も葉桜をみるとこの小説を思い出すのだろう。
Posted by ブクログ -
このようなコミックのヒロインと言えば「才色兼備の高嶺の花」というのが定番であるが、この作品はそれとは正反対の地味でどちらかといえばトロい 等身大の女の子をヒロインに持ってきている。主人公とその彼女の関わりが徐々に深まっている過程を丁寧に描き出している。足が地についた良作である。
-
絵だけの評価。内容は何となく理解するも意味が?ストーリーは分かるが理解できない??流れはわかるが文章がわからない?今なんで夫人の気持ちも外科医の執刀も分かるのに、理解できてないと思うのかわからない状態におちいっている。
難しい文章に惑わされているのか、内容を理解したつもりでいて本当はもっと深い内容な...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすくていい本だなと思った。
私も中学の時いじめられて、
死にたいくらいいやだったけど、
あのとき死ななくてよかった。
生きてるからこそわかることがある。
たくさんの学生さんに読んでほしい作品(◍•ᴗ•◍)Posted by ブクログ -
好きなイラストレーターさんだったので購入。泉鏡花先生の作品はあまり買わなかったけど、外科室は凄く好みな内容だったので迷わず買い物かごに入れました。全巻揃えたいけど、私の給料ではなかなか手を出せないから、紙の本で揃えられなかったら電子書籍で買おうとも思っています。乙女の本棚のファンとしては、紙の本で揃...続きを読むPosted by ブクログ
-
小説で読むと難しいと頭が拒否して避けて通った作家を絵本で読むとすんなりと受け入れてくれる。きれいな絵なので暗い作品も緩和され気になっていたけど避けていた本がまだあるので楽しみ。Posted by ブクログ
-
人間唯一平等に持ってるものが『命は有限』で、でも大体自分の命の灯火が消えるのはまだ先かな?って漠然と思ってて、でも命の灯火はある日突然消えるもので。伝えたい事って先延ばしは良くないと再確認。人と人の愛、絆も温かい。登場人物皆すき!Posted by ブクログ
-
50年前の風景が頭をよぎりました。今の高校生も時代は変わっても本質は変わっていないなって。
青春っていいものですね。そんな気にさせる今まで読んだことのない新しさを感じる小説でした。
-
綺麗なイラストが、梶井基次郎先生の文体、作品の世界観に合っていて、何度も何度も読み返していた。
今回ので3、4回目くらいだろうか。
何かにつまづいたりしたら、檸檬の奇っ怪な爆弾を弾けさせるのが丁度いいPosted by ブクログ -
温泉に滞留していた私は、あるとき迷子になり、見知らぬ町に辿りつくが、そこは猫ばかりがいる町。
物語の不思議な世界観に引き込まれました。しきみさんのイラストも物語に合っていてとても素敵です。Posted by ブクログ