げみのレビュー一覧

  • 私のめんどくさい幽霊さん (ラワーレコミックス) 1

    ネタバレ 購入済み

    うんうん、つまり蛍明くんはズバリ、日花ちゃんのタイプじゃなかったというわけやんなー。
    という彷徨える割りかし図太め浮遊霊さんと、見える子ちゃん(気合いでイケメンに見えるよう変換)のドタバタラブコメ。
    ほとんどの他人に理解されないモノを見聞きし続けてしまう一生逃げようがない孤立感と、誰にも声の届かない世界との断絶、似て非なる絶望に寄りかかる日花を生きてる人間側に押し切れるか、蛍明くんの根明パワーが試される次巻に続いてる感じ。嫌いじゃないぜ。

    #切ない #笑える #ダーク

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    2025年11月10日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    2025/11/03
     ――それをそのままにしておいて私は、何喰わぬ顔をして外へ出る。――
     私は変にくすぐったい気持がした。「出て行こうかなあ。そうだ出て行こう」そして私はすたすた出て行った。
     変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなに面白いだろう。

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    2025年11月03日
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)

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    2025/11/02
    「みんなお休み、どれ私も寝よう」と、おばあさんはいって、家の中へ入ってゆきました。
     ほんとうに、いい月夜でした。

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    2025年11月02日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    2025/10/31
    p.8
     それは油気のない髪をひっつめの銀杏返しに結って、横なでの痕のある皸だらけの両頬を気持の悪い程赤く火照らせた、如何にも田舎者らしい娘だった。しかも垢じみた萌黄色の毛糸の襟巻がだらりと垂れ下った膝の上には、大きな風呂敷包みがあった。そのまた包みを抱いた霜焼けの手の中には、三等の赤切符が大事そうにしっかり握られていた。私はこの小娘の下品な顔だちを好まなかった。それから彼女の服装が不潔なのもやはり不快だった。最後にその二等と三等との区別さえも弁わきまえない愚鈍な心が腹立たしかった。

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    2025年10月31日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    目を閉じて朗読を聴いた。
    今は珍しくなった新聞や汽車、素朴な子供の描写が鮮明に浮かんできた。
    タイトルの蜜柑の場面はあまりにも美しかった。

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    2025年09月19日
  • 世界は「 」で満ちている

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    友達関係のいいところ、悪いところがわかる!喧嘩をしたら必ず謝らなければ行けないわけじゃないということを教えてくれました!

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    2025年08月16日
  • 隣の席の佐藤さん(ポルカコミックス)1【特典付き】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    とても素敵な作品です

    何をやっても要領よくできない佐藤さんと、何でも卒なくこなす隣の席の男の子との触れ合いを描いたお話です。
    男の子視点でストーリーが進みます。
    特にコメディ要素等はありませんが、小説らしい心情表現で、素晴らしく刺さりました。
    もっと早くこの作品に出会いたかったです。

    #胸キュン #共感する #癒やされる

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    2025年08月14日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    ネタバレ

    イラストの綺麗さに惹かれた一冊。

    元々小説を読んだ時、難しいなと感じたが
    イラストの雰囲気や文章で少しわかった気がする。

    身体的・精神的に暗くなっていた日常の中、鮮やかに見えた檸檬。
    もしもこの檸檬が爆弾で爆発したら…。
    なんてよく分からない気もするが、分かる気もする。

    難しいと感じていたがこの本を読んで、分かる様で分からない、それで良いのかなと納得できた。

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    2025年08月13日
  • 鎌倉香房メモリーズ5

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    阿部暁子さんの香りミステリーの最終巻!香乃と雪弥の関係もビミョーな距離感だけど不器用な2人なりに縮まって…
    阿部さんの優しい文体に5巻全てで泣かされました…

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    2025年06月21日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    阿部暁子さんの鎌倉を舞台にした「香り」ミステリーの第3弾!女子高生の香乃と大学生の雪弥の関係も前進して……この先が早く読みたくなりました!でも相変わらずこの作品には泣かされてしまいます…

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    2025年06月12日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    梶井基次郎の『檸檬』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ第4巻です。
    懐の寒い主人公が様々な考えを巡らせながら京の街を放浪する物語です。
    自らが貧しくみすぼらしいので美しいものに強く引き付けられる反面、好きなはずの丸善も格調の高さから重苦しい場所になっていました。
    店頭が薄暗い青果店に珍しく檸檬があり、一つだけ買う主人公。
    素晴らしい芳香のせいか幸福感を得た彼は、避けていた丸善へ向かい…。
    イラストは私が想像していた『檸檬』の世界観そのものでした。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、世界観を更に色濃く描く良書です。

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    2025年05月28日
  • 高瀬舟(乙女の本棚)

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    朧夜の高瀬川。罪人喜助と同心羽田庄兵衛の2人を乗せた舟での会話。足るを知った喜助の話から、庄兵衛が疑問を 感じたこと。そして、沈黙。

    静かな夜の出来事がそのまま伝わってくる感じがした、げみさんのイラストでした。

    『高瀬舟』からは、何を幸せに思うか、それによって生き方が変わっていくなと思いました。

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    2025年05月25日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    げみさんのイラスト、いいですね。特に暖色系の色合いが、いいなと思いました。

    鬱々とした「私」がわりとイケメンに描かれていて、それが余計に想像していることの不気味さを増している感じがしました。

    爽やかな檸檬に託した気持ちで、少しは彼の中の不吉な塊が減って、前向きになれたのだろうか。この後の彼がどうなったのかが、気になりました。

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    2025年05月24日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    芥川龍之介の文章は久しぶりに読みました。研ぎ澄まされた言葉で綴られた文章が、やはりすごいと思いました。

    そして、げみさんが描いた鮮やかな蜜柑が、一気に物語に光をもたらしたのが印象的でした。

    乙女の本棚シリーズ、いいですね。
    イラストのおかげで、取っつきにくく感じてしまう文豪の小説がとても読みやすいです。

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    2025年05月20日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    阿部暁子さんの香りミステリーシリーズ第2弾!
    4つのほっこりする短編集……今作も泣いたぁ~
    特に1話目と4話目はヤバかった

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    2025年05月08日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    芥川の『蜜柑』は名作だと思っているので、そのイメージを損なわないか、ちょっと不安に思いながら手にしたが、これはその不安を見事に吹き飛ばしてくれた。完成度の高い、絵がつくことが前提となっていない小説に絵をつけるのだから、どの場面にどういう絵をつけるかが重要になるが、それが非常にうまくいっているように思う。特に、「するとその瞬間である。」以降が素晴らしい。この作品が、多くの若い読者の手に届くことを期待したい。

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    2025年05月04日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    立て続けにおネェの本棚ですわ

    芥川龍之介の『蜜柑』です
    イラストは乙女心をキュンキュンさせるげみさん

    ちなみに『蜜柑』は知りません、、、
    ま、いいじゃないですか
    だって『おネェの本棚シリーズ』は素敵なイラストを楽しむものだから
    (また言ってるわ!)

    また本作も素敵イラスト楽しませてもらったわ〜


    特に、
    物語のクライマックス!

    女の子が窓から蜜柑をパッと投げたその瞬間から、、、

    アタシの心の上には、せつないほどはっきりと、この光景がやきたけれましたわ
    (げみさんのイラストが素敵すぎる!)


    そして最後に、

    大きな風呂敷包みを抱えた手に、しっかりと三等切符を握っている女の子の姿に

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    2025年03月26日
  • 鎌倉香房メモリーズ4

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    ネタバレ

    香乃ちゃんの前から姿を消して2ヶ月、雪弥さんの事が気になる。雪弥さんの過去に一体何があったのか矢代みずきさんの力をかり色々知ることができる。和馬さんの雪弥、お姉さん、家族への愛情が高感度UP⤴︎⤴︎^ ^。

    P74「すみません、私、不純な動機でここに来たんです〜」
    P281「うそだよ。怒ってるよ。〜大人なんかみんな大嫌いだ!」
    審良とサトシの言葉。素直な心の声。響きます。
    そんな子供達を優しく受け止める ふみ先生。
    そんなふみ先生にも後悔している辛い過去が...
    夫の政史さんに全て打ち明けたふみさん。
    「〜どうして私と結婚までしたの?」という問いに「それはおまえ〜おまえのことを、好いたからじ

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    2025年03月22日
  • 鎌倉香房メモリーズ5

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    20日から会社が4連休だったので、会社のOBの2人と飲む為に、旦那と藤沢に2泊宿泊していました。旦那とは同じ会社なので、休みが同じで、OBももちろん知り合いなのです。

    20日の夜飲むことになっていたので、昼間は横浜観光。
    車は藤沢のホテルに置いて→関内→中華街食べ歩き→山下公園→赤レンガ倉庫→カップヌードルミュージアム→ランドマークタワー→桜木町→藤沢戻り

    夜は5時〜12時近くまで藤沢の中華&立ち飲みで。
    久々にお会いするので話題が尽きませんでした♪

    翌日は東京観光へ。

    藤沢→新宿→東京タワー→皇居二重橋→東京駅南口→日本橋→日本橋千疋屋

    おびのりさん!
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    2025年03月22日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    ネタバレ

    第1話 雪弥さんの様子がちょっとおかしい...
    (高橋さんのために色々調べ物をして寝不足だったようです。)
    暖かく愛情深い香りにあふれている高橋さんの家族。
    末っ子の千波ちゃんが雪弥さんにベッタリ、それを間近で見ている香乃ちゃん。やきもちをヤカンで表現 かわいらしい^ ^。
    高橋さんに届いた文香がひとつだけ入った封筒。
    大好きな人どこへも行ってほしくない 不安。「ばあかだなぁ、どこにも行かないよ、行ったとしても帰ってくるよ。ここが俺の家で、おれの家族なんだよ」産みの母親の気持ちを知ることができた高橋さん。チャーミングな笑顔想像すると、どうしてもサバンナの高橋さんが出てきてしまう(^^;

    第2

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    2025年03月19日