げみのレビュー一覧

  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    江戸川乱歩をこうして読みやすくしてくれると、非常に面白い。

    摩訶不思議とはまさにこのこと。

    余韻がたまらない。
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    横須賀線に乗った私がみた、発車間際に乗り込んできた小娘の行動に感動したお話。
    奉公に出る女の子が、見送りに来ていた弟たちに、車窓から蜜柑をなげる。横須賀線に乗った私がみた、発車間際に乗り込んできた小娘の行動に感動したお話。
    奉公に出る女の子が、見送りに来ていた弟たちに、車窓から蜜柑をなげる。鮮やかな...続きを読む
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)
    『乙女の本棚』シリーズ第11弾。
    月夜の晩に、おばあさんの家に訪れた、不思議な眼鏡屋さんと、少女の姿をしたちょうちょとの、やり取りのお話。
    繊細で美しい物語で好き。
    イラストも素敵だった。
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    中二の時にこの本に出会って唯一何回も読んだ本。本当に号泣してずっと忘れないであろう本。大好きな本です。
  • レンタルフレンド
    大好きな青木裕子さん。今回の話も凄い好きだった。色んな職業の人がいるし、様々な背景の人がいる。人間関係って複雑だし、それが面白いんだよなあって思う。
    特に、最後の「仁義なき女子の歌」はスカッとした。
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    『49日間、下界で過ごし、その後、天国か地獄か自分の行きたい方を決めよ』
    ひとりの少女の死から始まる不思議な物語。

    14才の女子中学生・折原安音は、いじめが原因で飛び降り自殺を行う。
    気が付くと、辺りが真っ白な世界で、天使(?)が告げる。

    幽霊となってから、家族の悲しむ姿を見るにつけ、自殺を後悔...続きを読む
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~婚約のお菓子と最後のガーデンパーティー~
    ついに完結><。溝口智子先生の新作にも期待><。またこの作品みたいな作品、読みたーい><。最後のガーデンパーティ、色々出てきたお菓子が懐かしくて良かった! どのお菓子にも思い出がすごい詰まってたよ! 久美さんと荘介さんも幸せになってくれるよね♪。でも、唯一気になったのは、わたしの大好きな班目さんが結...続きを読む
  • 春の旅人(立東舎)
    ものすごく贅沢な本だった感でした。
    物語の文章から見える景色がものすごく綺麗なのですが、添えられた挿絵もとても美しく、きらきらにきらきらが重なって更にきらきら煌めいていくような、不思議な美しさの連鎖の感覚に陥る本でした。
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~真珠の指輪とお菓子なたこ焼き~
    スモア、食べたーい! オーブンで作れるなら、今度作ってみようかな! 教えてくれてありがとう! チョコテリーヌも美味しそう! 食べたーい! やっぱり班目さんがわたし、大好き♪。次巻が最終巻だから、素敵な人と結ばれて欲しいな~! この巻も面白かったけど、次でラストなのは残念><。次で、荘介さんとも班目さ...続きを読む
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~雪の名前と甘いレモンコンポート~
    大好きなシリーズ! あと2冊でおしまいかあ……。大事に読んでいこう! やっぱり班目さんは大好き! 班目さんにもいつか、素敵な恋人、出来て欲しいな~♪。この巻で、藤本くんのことも大分好きになった! 藤本くんはほんと、えらいな! 個人的には新人さんの話がもう大好きだった! 新人さんが入って喜んでた久美さ...続きを読む
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~幼き日の鯛焼きと神様のお菓子~
    荘介さんと久美さんがラブラブだった! でも、恋愛関連で悩むのを見てるより、これくらいいちゃいちゃしてるのを見る方がすっきりしてるし楽しい! それに今回は恋愛の悩みはなくて、この小説らしいお菓子を中心とした話が沢山あって良かった~! 班目さんはやっぱり久美さんに恋愛の心はないのね><。残念だけど、そこ...続きを読む
  • 約束の猫
    あとがきで子供向けの作品、と著者は書いていたけれど「死」「出会いと別れ」というテーマに誠実に向き合っていて大人も十分楽しめる短編集。

    特に「約束の猫」という章が12月にピッタリ。子猫を拾ったお兄さんとの出会いのシーン、時が流れクリスマスのシーンの挿し絵も含めて良かった。

    雪や花びらのように優しさ...続きを読む
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    「乙女の本棚」シリーズ。夏目漱石『夢十夜』とイラストレーター・しきみ、編。
    もともと『夢十夜』が好きなのだけど、改めて、この企画には、ピッタリの作品だと思った。
    しきみさんの絵も素敵で、小説の雰囲気と合っているな、と。
  • 天国までの49日間~ラストサマー~
    一気に読みました。
    すごく主人公と一緒に過ごした感覚を味わっています。
    とてもおもしろくて切なく優しいストーリーでした。
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~遠い約束と蜜の月のウェディングケーキ~
    この作品を読んで、福岡って、素敵なところだな、と思った~! いつか福岡に聖地巡礼にいってみたいな! この作品、読んでいくにつれて、段々大好きになってきたー! でも、一気に読みたい、と思わせる作品ではないんだよね。じわじわとその雰囲気に浸っていた、というかそんな作品! ウニアラレの話が一番せつなかった...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    この作品を読んで思ったこと。
    いじめ問題やいじめを隠す学校、そしていじめっ子や虐められ自ら命を絶つ方々達……。
    この世からいじめが減り、この社会が生きやすくて平和になればいいなと思いました!
  • 乙女の本棚9 外科室
    今風の言葉で感想を述べるならば「エモい」の一言に尽きますが、とてもそんな言葉では語り切れないものがこの物語にはあります。
    挿絵がまた大変に美しいのですが、それが更に物語の良さを引き立てています。
    昔の文体で書かれているので、現代語訳をネットで調べながら読むのがおすすめ……。
  • 鎌倉香房メモリーズ5
    最終巻を読み終わったあと、しばらく余韻に浸っていました。
    もっともっとこの2人の、そしてほかのみんなの物語を読みたいと思うほど、登場人物や世界観が大好きでした。優しくて、ほんわかした文章と雰囲気に、いつの間にか夢中になっていました。登場人物みんなが魅力的で、愛おしくなりました。早く先が読みたいと思う...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    黒色の景色がラストで一気に橙色に変わる、色の変化が美しい作品でした。読後感が心地よく、蜜柑のいい匂いまでしそうな気がした。
    著者である、芥川龍之介さん曰く「文章の中にある言葉は、辞書の中にある時よりも美しくなければならない」
    文章の中に、その人がいる。
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    美しい絵を添えて描かれる悲劇の一端。
    純粋に敬虔であったからこそ罪の大きさをより一層、彼は感じたに違いない。
    手紙形式で展開される物語のため、その手紙を書く間にどんな葛藤があったのか、想像力が掻き立てられる作品だった。

    全て密閉された状態で海洋研究所に送られたのに気づいて、関係者には読まれなかった...続きを読む