あらすじ
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人気シリーズ「乙女の本棚」第11弾は小川未明×イラストレーター・げみのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
月の光は、うす青く、この世界を照らしていました。
月のきれいな夜。おばあさんの家にやってきた、2人の訪問者。
書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、幅広い世代から支持を得ているイラストレーター・げみが小川未明を描く、珠玉のコラボレーション・シリーズです。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
感情タグBEST3
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月夜の晩おばあさんの家に訪問者。メガネ売りの訪問者からはっきりと見えるメガネを購入。
そして夜も更けた深夜、小さな女の子が足を怪我しておばあさんの家に。よくよく見ようとメガネをかけるとよく庭にいる蝶々が正体。治療をして庭に放してあげる。月夜の晩の出来事。
幸せな気持ちになれる一冊。
Posted by ブクログ
『乙女の本棚』シリーズ第11弾。
月夜の晩に、おばあさんの家に訪れた、不思議な眼鏡屋さんと、少女の姿をしたちょうちょとの、やり取りのお話。
繊細で美しい物語で好き。
イラストも素敵だった。
Posted by ブクログ
意外にほっこり展開でよかった!
月のいい日に起こる嬉しい出来事が素敵だった。
温かい灯りが灯っているようなイラストもよかった。
しかし、少女は髪が長いのでは…?
Posted by ブクログ
久しぶりのこのシリーズ。小川未明の童話は好きなのだけれど、この話は読んだことが無かった。改めて読むと文体が優しくていいなあ。絵も好みだし。
最近メガネが合わなくなった身の上としては、おばあさんの眼鏡がうらやましい…。眼鏡屋さんにも女の子にも「この人なら」と見込まれるおばあさん。なんでもよく見える眼鏡、というのはこういう人でないと託せないのだろうなあ。
「みんなお休み。どれ私も寝よう」というおばあさんの台詞と、最後の一行が好きなのですが、絵本風の構成だからこの辺りの文章がとても効果的になっていると思いました。
Posted by ブクログ
少女の髪の長さが気になったけど、他は何もいうことなしの、優しい気持ちになれる、浄化されるような絵本でした。
素敵な物語と出会うきっかけをくれる「乙女の本棚」にはつくづく感謝です。
Posted by ブクログ
小川未明は児童文学の三種の神器と呼ばれていて、本名が小川健作だとか。調べてみたら、ちょっと物知りになりました。
乙女の本棚シリーズ。やはりイラストが素敵なので物語もすっと頭に入って、読みやすいです。
げみさんのイラスト、いいですね。めがねは、本物みたいだし、色彩も好みでした。文章は、やはり日本語がきれいだと思いました。
静かな夜の素敵な物語でした。
Posted by ブクログ
小川未明さん、日本のアンデルセンと呼ばれているのですね。
げみさんのイラストと相まって、ほんわかした優しさに包まれます。
寝る前にベッドの中で読むのにぴったり!
ひまわりめろんさんのレビューを見て、めがね売りのおじさんの顔は、しっかりチェックして笑いました。
いい夢がみられそう♪
Posted by ブクログ
はいもう無理ー
もうぜんぜん無理ー
いよいよの小川未明!そして大好きなげみさんのイラスト!
でも無理ー!
深夜におばあさんの元を訪れためがね売りがどう見てもオズワルド伊藤なので他がぜんぜん入ってきません
これ読んだ人は絶対にオズワルド伊藤の
画像検索して確かめて下さい
オズワルド伊藤さんは漫才コンビ「オズワルド」のツッコミの人です
わいも彼のエッセイ読みましたがすごく面白かったですね
女優の伊藤沙莉さんのお兄さんとしても有名
伊藤沙莉さんといえばマックの三角チョコパイのCM最高だよね
そして三角チョコパイのCMといえばKingGnuの井口さんも最高だわー
めっちゃ好き
そして井口さんといえば東京藝術大学卒なんだけどってどこまで広げんねん!
小川未明の『月夜とめがね』からどこまで広げんねん!
反省など間違ってもするものか!
Posted by ブクログ
先に読んだ芥川龍之介『蜜柑』に続いて、今回もげみさんの挿絵。『蜜柑』と違い、『月夜とめがね』は、げみさんの挿絵なくして、この幻想的であたたかい雰囲気は成立しないだろうと思ってしまった。
もちろん、文章は素晴らしい。でも、挿絵がなかったとしたら、ただ一人のおばあさん、夜中の見知らない訪問者たちに対して、心許なさを感じてしまったと思う。
終始、おだやかないい月夜に包まれながら読み終えることができてとても良かった。
Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズから、小川未明さんとげみさんのコラボ作品「月夜とめがね」です。大好きなげみさんのイラストでテンションあがります!しかも、今まで読んできた乙女の本棚シリーズの表紙は作中にも使われてたけれど、この作品の表紙は作中にはないみたい…まぁ、それはどうでもいいかな(^-^;)
小川未明さんは「日本のアンデルセン」と呼ばれる方らしいですね…!読んで納得です。ストーリーは、月のきれいなある晩のこと…いつものように針仕事をしていたおばあさんのもとをたずねてきた、めがね屋さんと少女が描かれています。月の青白い光が、なんともやさしく、心にしみこんでいくような…そんな感じがしました。どこまでも、やさしいお話で、げみさんのイラストもいい感じっ!別の絵本も読んでみたけれど、乙女の本棚のこの作品の方が私は好きです(*^-^*)
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乙女の本棚シリーズ。
タイトルそのまま、月夜の晩におばあさんの元に訪れるお客さんと、おばあさんが織り成す不思議なお話。げみさんの優しいイラストと、ふんわりした内容がよく合っていて、元々こういう絵本だったのでは?というくらいでした。ただ、女の子のイラストと作中の描写の、髪の長さの違いは気になりました。
小川未明という作家さんを、この作品で初めて知りました。明治生まれとの事ですが、この作品は古さを感じませんでした。未知の作家さんの作品に触れられるのも、このシリーズの良さだなと思いました。
Posted by ブクログ
日本のアンデルセン小川未明
脳出血のため死去
享年79歳(文豪きょうは何の日?より)
ラフカディオ・ハーンの指導を受けたとか
実は、長い間、日本のおばあさんをイメージしていた私には新鮮だった
畳に煎餅座布団で針仕事みたいな
ランプにロッキングチェアーで編み物
そうですね、これが正解です
とはいえ美しいげみさんの色彩に 共感覚で文字に色が見えると思うほど
“戸口から花園へ”緑の葉の頃
月夜の晩、針仕事のおばあさんのところにめがね売がくる とてもよく合うめがねを選んでくれる
次に足を怪我した女の子 実は胡蝶
裏の花園に案内するも消えている
傷ついた胡蝶はおばあさんの一人の夜を彩る
Posted by ブクログ
おだやかな、月のいい晩、こんな夜だからおばあさんは素敵な訪問者に出会えたのだろう。
月に照らされる街、眼鏡屋さんの足元の花々、家の前に立って蝶を探しているおばあさん、どのページも綺麗だが私はこのページがいい。
こんなおだやかな月夜に窓辺でぼんやり外を眺めていたい。
Posted by ブクログ
江戸川乱歩、谷崎潤一郎と「乙女の本棚」シリーズを読んできてこれが4冊目の作品だが、今までにないロマンチックなファンタジーでほっこりと癒やされた。ミステリアスで刺激的な作品もいいけれど、その合間に心温まる物語を挟むのは、その魅力がより引き立っていいかもしれない。このシリーズの他の作品と違い、どのページにもイラストがあり、文も短いため、本当に絵本を読んでいるような感じだった。子供と一緒に絵本を色々読んできたが、ここまでうっとりした気分になったことはなかった。流石、小川未明といったところなのだろう。
Posted by ブクログ
幻想的な作品。全部おばあさんの夢なのかも。げみさんの絵がロマンチック。イマジネーションが掻き立てられる。心が透き通っていく。疑問と余韻を感じさせながら。
Posted by ブクログ
初めて読む小川未明。
”日本のアンデルセン”と呼ばれる童話作家だったとは知らなかったけれど、この「月夜とめがね」を読んでみて得心がいった。
月夜の晩、ひとり編み物をして過ごすお婆さんのもとを訪れたのは、見知らぬめがね売りの男。そして足を傷つけたという美しい女の子。
やわらかな言葉づかいで綴られる不思議な一夜の物語。
読み途中、テーブルに置いたまま席を外していたら、戻った時には長女が読んでいるところだった。漢字も多いし世界観も大人向けの絵本だとばかり思っていたけれど、なんと最後まで読めたとのことで嬉しい。さすが小川未明、日本のアンデルセン。