げみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〈乙女の本棚シリーズ〉
森鷗外+げみ
罪人を乗せ京都の高瀬川を上下する高瀬舟。
その高瀬舟に乗せられ、弟殺しの罪人だという喜助と一緒に乗り込んだ同心の庄兵衛は、喜助が島へ往くのを悲しがっていない態度を不思議に思う。
彼の話を聞いてみると…。
働けど暮らしは楽になるわけもなく、もらった給料も右から左で、島へ往くについて二百文を戴いて手にしたことで、どんな為事ができるかわからないが本手にしようと考えていると。
喜助の慎ましい態度に人をあやめた理由を聞くと…。
それはなんとも言いようもなく…
腑に落ちないまま、ただ無言になる。
高瀬舟での長い話のはずが、全く長いと思わないのは喜助の正直な気持ちの現れだからだろうか。
表情の見えない絵に心は伝わってくる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ檸檬とは少しずれるが、「あのびいどろの味程幽かな涼しい味があるものか。」という表現がこの本の中で一番好きな表現です。本来びいどろは味がしないはずなのに、色硝子の透き通ったキラキラを嘗めて見た味の感想を素直に述べています。読者の多くは嘗めたことがないはずなのにその味がちょっと想像できちゃうのも、この表現の面白いところなのではないかなと思います。
ごちゃごちゃとした「えたいの知れない不吉な塊」と、単色の「檸檬」の鮮やかな対比も、とても素敵です。積み上げた画集とガチャガチャとした様を檸檬がまとめあげている様子も、主人公の私にとって檸檬がどれほど輝いて見えたかを表している表現だと思います。
この本は、少し鬱鬱としたときに読みたくなる、読者自身の憂鬱さに緩くまとわりついてくるような、私にとってはそんな本です。その気分を檸檬が多少なりとも吸い取ってくれる、そんな本でもあるように感じます。 -
Posted by ブクログ
立て続けにおネェの本棚ですわ
芥川龍之介の『蜜柑』です
イラストは乙女心をキュンキュンさせるげみさん
ちなみに『蜜柑』は知りません、、、
ま、いいじゃないですか
だって『おネェの本棚シリーズ』は素敵なイラストを楽しむものだから
(また言ってるわ!)
また本作も素敵イラスト楽しませてもらったわ〜
特に、
物語のクライマックス!
女の子が窓から蜜柑をパッと投げたその瞬間から、、、
アタシの心の上には、せつないほどはっきりと、この光景がやきたけれましたわ
(げみさんのイラストが素敵すぎる!)
そして最後に、
大きな風呂敷包みを抱えた手に、しっかりと三等切符を握っている女の子の姿に、、、
ズッキューン♡としてアタシの2冊目のおネェの本棚は終わるのでした(*´ω`*)