げみのレビュー一覧

  • 鎌倉香房メモリーズ
    一巻だけでも十分面白いけど、この本は一巻読んだからには五巻まで読んで欲しい。読み進める程どんどん面白くなっていく作品です。出会えて良かった、、!
  • トロイメライ
    村上早紀 × げみさんコラボ作品
    「トロイメライ」を読みました。
    表題作「トロイメライ」の他二編の、短編集。
    どれも、とても良かった。

    「トロイメライ」とはドイツ語で「夢」という意味。
    シューマンの有名なピアノ曲。
    ゆったりとした夢心地気分の幻想的なメロディ。
    オルゴールなどにも使われていることも...続きを読む
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    乙女の本棚シリーズ♪
    森鴎外さん×げみさん

    以前に芦田愛菜ちゃんの「まなの本棚」を読んで、そこで紹介されてた作品で1番気になってたのが、この「高瀬舟」でした。
    それなのに、なかなか文学作品には手が伸びず、、(・・;)
    だけどこのシリーズなら、なぜだか手に取れてしまう〜\♡︎/

    森鴎外さん初めて読...続きを読む
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ
    夏読36冊目。
    赤とんぼとおじょうさんの、出会いと別れの切ないお話。
    赤とんぼが少女で表現されていて、いいな。
    乙女の本棚シリーズ、幻想的な絵柄と昔の文学がとてもよく合う。
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    げみさんの優しさを感じさせるイラストが文章や雰囲気と合っていて読みやすかった。
    ただ単に「この人は悪者」と決めつけてはいけないですね。その人の全てを知っている人のみこそ本当の事を語れるのかなと。こういう事は昔はたくさんあったんだと思うと心が傷みますね。
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    森鴎外 × げみさんコラボ作品
    「高瀬舟」読みました。
    凄く考えさせられる作品でした。

    江戸時代、寛政の頃。
    いわゆる島流しの刑を言い渡された罪人が京都から大阪に護送させられる時の高瀬舟のなかでの話。
    桜が散る春の夜、護送する(同心という)役目の羽田庄兵衛が乗せたのは、これまで類のない様な珍しい態...続きを読む
  • 乙女の本棚9 外科室
    「でも、貴下は、貴下は、私を知りますまい!」
    「忘れません」

    主人公である「私」は友人の髙峰医師の手術の様子を見学することになる。そこで彼が目にしたものは……

    あなたはこの結末をどう捉える?

    小説としても画集としても楽しめる「乙女の本棚」シリーズ

    純愛ですね
  • 夜の隙間に積もる雨
     げみさんの作品集第2弾!こちらも書き下ろしのオリジナル多数収録されていますが、今まで読んできた作品のイラストも収録されているのがいいですよね♪先にあげた、村山早紀さんの三部作から、「春の旅人」に「ドロップロップ」って作品があったんですけどこのイラストがこちらでも見られたのですごく嬉しくなりました!...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    『瓶詰地獄』
    夢野久作、ホノジロトヲジさんコラボ作品です。

    この本は「読むと精神に異常をきたす」といわれている[ドグラ・マグラ]の著者の…作品。
    短編小説です。

    ホノジロトヲジさんのイラストは、とても素敵でしたので、恐る恐る…読んでみました。

    この本の構成は物語の全てが手紙文になっています。
    ...続きを読む
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛
    太宰治と人気漫画家の紗久楽さわさんのコラボ作品。
    「葉桜と魔笛」
    切ない、姉妹愛を感じる作品でした。

    主人公である老婦人の、三十五年前の回想という形で進む物語。
    二十の主人公は既に母を亡くしていて、中学校長である頑固で厳格な父親と十八の病弱な妹と三人暮らし。
    妹の死期が迫り、ただ側で黙ってみている...続きを読む
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    江戸川乱歩、三作品目を読みました。
    またまた、奇抜で濃密な、非日常の世界に行くことができました。

    いつとも知れぬ……ある日「私」は、
    態々(わざわざ)魚津へ蜃気楼を見に出掛けた帰り途に、汽車で押絵の額を窓に向けている男と出会う。
    その男は顔は細面で両眼がギラギラし過ぎていた外はよく整っていてスマー...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    この本で起こる現象と同じ経験をした人はいますか?
    「いつも見慣れた風景が、すっかり珍しく変わってしまって、全く別の違った世界に見える。夢から覚め、現実の正しい方位を認識する。そして一旦それが解れば、始めに見た異常の景色は、平常通りの見慣れたつまらないものに変わってしまう。」
    「三半規管の喪失」

    ...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
     乙女の本棚シリーズから、夢野久作さんとホノジロトヲジさんのコラボ作品「瓶詰地獄」です。「この表紙いいね~!今まで借りた中で一番いい!」と、ボカロ好きなうちの息子が言いました。現役乙女世代にも、いい感じに見えるんですね!でも息子は読まないと思うけど(^-^;

     浜辺に流れついた、ビール瓶3本…その...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
     乙女の本棚シリーズから、梶井基次郎さんとげみさんのコラボ作品の「檸檬」です。まずは、いつものように表紙から…なんとも懐かしいようなぬくもりを感じるような、それでいて檸檬の色彩がはっきりしていて、思わずわくわくしてしまいます(^-^)

     肺病を患い、借金もあり友人宅を転々としている主人公の青年…。...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    ★読んだ日:2023年7月10日(月)

    ★あらすじ★
    14歳の折原安音はクラスメイトからのいじめを苦に自殺した。
    死んだあと、天使により四十九日は現世で幽霊として過ごして、天国に行くか、地獄に行くか選択をしろと言われ、現世に帰る。
    そこで、霊感があり幽霊の見える...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    蜘蛛の糸、鼻、地獄変、羅生門、河童、杜子春、魔術など、どれも個性ある独特な非日常の世界観の作品が印象深い芥川龍之介
    私はどれも大好きなのだが、この
    【蜜柑】という作品はちょっとタイプが違う
    日常の風景の些細なひとコマを切り取ったような素朴な作品であった

    素朴な作品であっても、そこは芥川作品
    【蜜柑...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
    肺の病に苦しんでいた梶井基次郎。
    迫りくる死の恐怖と様々な複雑な不安な気持ちと共に
    研ぎ澄まされた鋭敏な感覚を持っていた人だったのではないかと感じた。

    この作品、五感に訴えてくるように鮮やかな文章で美しさも感じられて心震わせられた。
    不朽の名作。素晴らしかった!

    『得体のしれない不吉な塊が私の心...続きを読む
  • 春の旅人(立東舎)
    「約束の猫」の前に2冊、村山早紀さんとげみさんのコラボ作品が出ていたなんて!!これは読むしかないでしょう!ということで、手にしました。この作品も読むことで癒されました(^-^)

    「花ゲリラの夜」:主人公は里奈ちゃんという女の子、里奈ちゃんが慕うさゆりさんに花町中に花を咲かせるという「花ゲリラ」に誘...続きを読む
  • トロイメライ
    こちらも村山早紀さんとげみさんのコラボ作品です。村山早紀さんの描くストーリーに、げみさんの挿画、もうホントすごくいいんです♪

    「トロイメライ」:向日葵が春に咲く近未来、ロボットが人間とともに日々の生活を送るようになっていた…。ある日突然勃発した戦争に、人間とロボットが駆り出されることになったとき、...続きを読む
  • 約束の猫
    猫を愛する人の本!ホント猫は可愛いっ♪4編の短編集で村山早紀さんの猫好きさが伝わってくる…どのお話もよかったです。

    「7日間のスノウ」:子猫を拾った真実ちゃんが主人公。家族愛を感じるあったかいお話。
    「五千年ぶんの夜」:ひとりぼっちの夜を過ごすわたし、猫に優しく癒やされる夜のお話。
    「春の約束」:...続きを読む