あらすじ
霊感があることを周囲に隠し、コンプレックスとして生きてきた稜歩。高校に入って同じグループの友達がいじめを始めても、止めることができない。
そんな中、いじめにあっていた梢が電車に飛び込んで自殺してしまう。責任を感じる稜歩の前に、死んだはずの梢が幽霊として現れる。意外なことに梢は、自殺したのではなく他殺されたと言うのだ。稜歩は、梢の死の真相を探るべく、同じクラスの霊感少年・榊と共に、犯人捜しを始めるが…。気づけばいじめの加害者である稜歩と被害者の梢の不思議な友情が芽生えていた。しかし、別れのときは迫り――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
霊感がある事をひた隠し、コンプレックを抱えて生きて来た女子高校生の稜歩。
しかし、いじめの対象となった梢が、電車に引かれて亡くなった。
果たして、いじめを苦にして自殺したのか、それとも事故なのか?
しかし、死んだはずの梢が、幽霊となって稜歩の前に現れ、自殺ではなく、実際は他殺であると訴える。
(O_O)
死の真相を探るべく、同じクラスの霊感少年・榊と共に、真犯人探しが始めるが、、、
気づけば、加害者の稜歩と被害者の梢は、不思議な友情が芽生えていた。
エンディングで、梢が天に召されるシーンは、ウルウルです。
たとえ、生まれ変わっても、2人の友情に変わりがない事を祈ります。
Posted by ブクログ
どんだん消えて言っちゃうの悲しすぎる。犯人を探すために、みんなで協力して探すの好き。
霊感をたどって、霊と話するの面白くて、個人個人で危ない霊とな優しい話せる霊とか。
最後は、ほんとに泣く。意外な結末すぎて。
Posted by ブクログ
天国までの49日の3作目
いじめをしていた側(いじめを止められなかった)の稜歩と、いじめを苦に自殺したと思われた同級生の梢の霊。梢は誰かに背中を押されたと言う。そして同級生の榊と梢を突き落とした犯人を探すことになる。
いじめがテーマとなる今作。稜歩と一緒にいる沙知代と明菜のいじめられる方が悪いと言う考え方がどうしても好きになれませんでした。いじめられている人を庇うと自分が標的になると言うのは自分の身に置き換えたら、同じ行動を取っていたと思います。
稜歩と梢と榊の三人の関係が、だんだんとかけがえのないものになっていく姿が心地よいけど、別れの時が迫るのは、やはり悲しい。
稜歩の沙知代と明菜とも、本当の友達でありたいという姿も素敵だと思う。上部だけではない友達や親友とは何かも今回のテーマだと思いました。