げみのレビュー一覧

  • 高瀬舟(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    読書会@茶房武蔵野文庫(2025/11/16)、2回目の参加。

    前回『蜘蛛の糸』と同様、元国語教師のファシリテーターの元、様々な経歴のメンバーとそれぞれ感想を述べ合う。
    今回も実に楽しい読書会だった。

    本作を高校の教科書で読んだという人もいたが、私の高校時代の教科書は同じ鴎外の作品だが『舞姫』だった。『舞姫』LOVEが過ぎる先生が、教科書での学習を終えたあとも延々と森鴎外、舞姫について語っていたのを覚えている。一学期を全て『舞姫』解説に要したのではなかったか?(笑)

    森鴎外作品の思い出はその程度しかなく、本作『高瀬舟』はお初。端正な文章、無駄なく進む短編だが、文字遣いの古さ、固さは時代故

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    2025年11月18日
  • 約束の猫

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    こちらも子猫が出てくる短編が4つ。
    儚くて切ない感じなんですがほんのり暖かだったりでした。
    挿絵もいい味出してて眠くならず一晩で読めました。

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    2025年11月10日
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    タイトルそのまま、月夜の晩におばあさんの元に訪れるお客さんと、おばあさんが織り成す不思議なお話。げみさんの優しいイラストと、ふんわりした内容がよく合っていて、元々こういう絵本だったのでは?というくらいでした。ただ、女の子のイラストと作中の描写の、髪の長さの違いは気になりました。

    小川未明という作家さんを、この作品で初めて知りました。明治生まれとの事ですが、この作品は古さを感じませんでした。未知の作家さんの作品に触れられるのも、このシリーズの良さだなと思いました。

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    2025年08月24日
  • 春の旅人(立東舎)

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    何かお話を読みたいけれど、疲れていて短編すら読む力がない…みたいなときにぴったり。優しくて心地よいお話に、その世界を彩る暖かなイラストが添えられています。
    もうちょっとだけ夜更かししたいな、と思う夜に読んだのですが、タイミング的にもとっても良かった。心休まるファンタジーチックな夢が見られそうです。

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    2025年08月19日
  • かなたのif

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    相変わらずやさしい文。

    この年になってもまだ本当に大切な人を亡くしたことがないので、簡単には気持ちを理解できるとは言えないけれど、誰かを亡くしたとき、その人のことを思い出したり、思い出を語り合える人がいるのは大切なことだと感じました。

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    2025年08月12日
  • 隣の席の佐藤さん(一二三文庫)1

    匿名

    無料版購入済み

    佐藤さんの方が先に山口くんを意識していたのだろうと思う。でなければ、絆創膏を巻いてあげたりしない。恋を成就させたわけだ。

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    2025年08月11日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    乙女の本棚シリーズ。
    ほんのわずかな時間を切り取っただけの内容なのに、登場人物達の背景が伝わってきます。さすが芥川龍之介。主人公の態度が終始、女の子に対して上から目線だなと思わなくもないですが…。
    今作は、げみさんのイラストによって、ちょっとした映画を見たような気分になれました。それくらい、イラストと内容が合っています。素敵でした。

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    2025年08月06日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    本屋大賞も獲られて、最近気になる作者さん。
    フォローしている方のレビューに惹かれて、10年前に書かれたシリーズ物に行ってみる。

    人の心の動きを香りとして感じとることができる香乃(高2)は、祖母が営む香り専門店「花月香房」で暮らしている。ゆるりと営業する日常の中、そこで起きる謎というかトラブルめいた出来事にアルバイトの雪弥(大学生)と一緒に対処していくといった設定。
    店を訪れた老婦人の“消えた手紙”のゆくえ、訳あり家族の相続にまつわる過去の記憶、大学のゼミ室でなくなったメガネのありか…。
    匂い袋、香木、練り香水など店で扱う香りに、香乃が感じる人の動きの香りを絡ませて進む話は、まずまずうまく出来

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    2025年06月13日
  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    なるほど、詩にイラストをつけるのはいいかもしれないな。読解の助けになるだろう。
    とはいえ、室生犀星だと、それだけでは読みきれないところがあると思われる。簡単な解説があってもいいのかも。いや、そういうのをつけないというポリシーでやっているのかもしれないな。自由に解釈するのがいいのか、ある程度は導いたほうがいいのか。うーん、どっちがいいんだろう。

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    2025年05月20日
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~お菓子、なんでも承ります。~

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    知らないお菓子がたくさん出てくる!たべたい!たべたい!!
    もちもちのようかんたべたすぎる。
    とにかくお菓子の描写が上手でとにかく食べたくなる本。受注のお菓子っていいよな…好きなところでやってみたい、。

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    2025年05月08日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    未読の有名作品が乙女の本棚シリーズにあったので手にとってみた。
    えっ何コレ?こんな話だったのかとビックリ。
    主人公の鬱屈した日々に、苦い檸檬の匂いがスパイスになったのなら、まあ良かったのかな?
    ただ迷惑だよね~(笑)

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    2025年04月27日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    乙女の本棚シリーズ。あらすじは知っていましたが、実際読むのは初めてでした。
    文章全体で、男性の鬱々とした心持ちが伝わってきました。檸檬がどうして彼の心を慰めたのか。丸善で主人公が最後に積上げた本とレモン、きっと相当奇妙な姿だったんじゃないか、と想像します。

    これから彼はどうなるのか。これからも檸檬は彼を慰めてくれるのか。その後に思いを馳せる作目でした。

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    2025年04月26日
  • 明日のひこうき雲

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    面白かった
    辛いことに少しだけ向き合うことを許してくれる本。かなり辛い家庭環境にありながらも、楽しみを見つける主人公がまぶしい
    序盤の友達の態度はなんだったんだろ?

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    2025年03月05日
  • くろねこカフェのおやつ 泣きたい夜のマロングラッセ

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    ネタバレ

    母が出勤中に突然倒れ亡くなり途方に暮れる42才の引きこもり女性。四十九日を前に、亡き母から招待状が届く…『独りぼっちの楽花生パイ』。
    亡き夫が拾った三毛猫・小梅と暮らす67才の女性。いつまで一緒に暮らせるか不安になり、SNSで引き取り手を募集することに。ある親子に決めたものの小梅との別れを決められず…『猫とティラミス』。
    葬儀の生前予約した元教師夫妻。その後すぐ妻が亡くなり、50年連れ添った妻が夫に用意したくろねこのおやつとは…『泣きたい夜のマロングラッセ』。
    メモリアルホール谷中の岩清水宛てにくろねこカフェの招待状が届く。差出人は元社員で半年だけ勤務した男性。事情が気になる風花は当日くろねこ

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    2025年03月02日
  • 水族館ガール

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    TVで以前みてから気になっていた本。
    コミックスだと思ったら活字本だった。
    子供向けの本らしいが、面白い。須磨海浜水族園がモデルらしいが、須磨と名古屋港を思い浮かべながら読む。

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    2025年02月28日
  • 隣の席の佐藤さん【分冊版】(ポルカコミックス)1

    匿名

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    悪い子ではなく…

    少々隣の席の彼女は鈍重な感じだが…。
    大人になり、年をとればとるほど、子供やまだまだお気楽な立場の若い頃に比べて日々を生き抜く為に揉め事が日常になる中、こういう素朴な感性の女性に困らされて少々辟易としても、意地悪い人に困らされるよりよほど健全なので、世知辛さが更に増している昨今では、癒やしになります。

    #ハッピー #ほのぼの #癒やされる

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    2025年02月04日
  • かなたのif

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    ネタバレ

    続編を先に読んだから私はカナタの方が死んでると思っていたけど、ココも死んでいて…!?え、何これどういうこと!!?確かにカナタとココの出会いはおかしかったな…とぐいぐい読み進めた。生きる世界が違ってもそれを超越するぐらい大好きな人に出会えたことはなんと幸せなことだろう。人はやはり1人では生きていけないね。

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    2025年01月26日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    ネタバレ

    絵と文章がちゃんと融合していて、他のシリーズより絵本っぽさがあって良かった。

    身体の病気だから辛くて無気力になっているのではなくて、精神的な病気になって生きる気力が無くなったから身体の病気になってる気がする。
    ちょっとした迷惑行為をしてスッキリしたのかもしれないけど、この人はせっかく出会った興味惹かれるものである檸檬を置いていって大丈夫なのか不思議だった。
    男性作家が書いたって感じの話。

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    2025年01月16日
  • 京都左京区がらくた日和 謎眠る古道具屋の凸凹探偵譚

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    古道具屋、謎がありそうですねぇ笑
    けど日記からその持ち主とか周辺の人物をあたろうだなんてよっぽどミステリ好きじゃないとやらないですね笑

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    2024年12月14日
  • 瑕庇物件ルームホッパー 但し、幽霊在住に限ります

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    幽霊が見える瀬山が事故物件に住み死の瞬間を報告する仕事に就く話。幽霊も元々は生きていた人間だと思わされる、それぞれの幽霊になってからの彷徨い方にせめて今くらいはと想いを寄せる。瀬山の雇い主が謎すぎてこの先が知りたくなる

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    2024年11月18日