げみのレビュー一覧

  • 王子になるまでキスしない

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    何ともジャンル分けしにくい小説(^ ^;
    そして作者は、完膚なきまでに主人公に厳しい(^ ^;

    最初から最後まで一人空回りしている印象の主人公は、
    人にダマされ、コケにされ、裏切られ続けて、
    徐々に「悪い意味で」成長していく。

    その成長を活かして(?)人を陥れようとするも、
    敵は二重三重の罠を貼り、予想外の展開が続く。
    連作のストーリーごとにダマされ打ちのめされても、
    さらに一冊通しての大きな罠が張られてたり(^ ^;

    印象的なプロローグが波乱の予感...と思ってたら、
    最後の最後に予想もしてなかったオチが(^ ^;

    細かな伏線もきっちり回収してるし、
    セリフやストーリー運びのテンポも

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    2016年01月25日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    文庫創設の趣旨とは違うのかもしれませんが
    この作品の装丁は、もう少し品格のあるもの
    がよいと思います。
    表紙の漫画のキャラクターチックな主人公
    おふたりは、どう譲っても作品の中の実際には
    似ても似つきません。

    舞台設定も小道具も、そこに暮らす人たちも、
    とても高い品性と知性を感じます。
    人の心の機微を、抑制の効いた筆運びで
    丁寧に解きほぐしてゆく作者の力量に
    やはり心惹かれてしまいます。

    主人公のおふたりは本当に人として魅力的で
    このストーリーには軽薄な恋愛は似つかわしく
    ないのです。

    古風なふたりには、それにふさわしい装丁を。
    そう願わずにはいられません。

    同じ文庫の「下鴨アンティー

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    2015年08月30日
  • 情報系女子またたびさんの事件ログ 暴走ロボットアームとひきこもり少女の相関

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    今回は人工知能がテーマ。思えば人工知能っていくのは、一般の人と研究者とではかなり認識の異なるものですね。そんなところをうまくついた1冊です。
    作中で語られてる通りシンギュラリティまだ先だと思うけど、実際に近づいてきたらどうなるんでしょうね。

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    2015年08月19日
  • 情報系女子またたびさんの事件ログ

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    状況説明が不足しているのか文章がやや読みにくいですが、作品としては悪くない。IT系の技術をうまいこと盛り込んでミステリーを構成していると思う。
    しかし、こういう天才肌というか物事の本質を捉えてしまう人って本当にいる。こういう人から正しい突っ込みをされると凡人は結構つらい。

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    2015年03月10日
  • 情報系女子またたびさんの事件ログ

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    またたびさんと相川君のなんとなく正反対な二人の関わりが良かったです。
    これからも色んな問題を2人で解決しているところを見たいなと思える作品でした。

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    2015年03月07日
  • 世界は「 」で満ちている

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    ビブリオ中学生の部の本。
    タイトルが良いと紹介されていた。
    あなたは、「 」になんという言葉をいれますか?という導入の言葉も印象的だった。

    ストレートな気持ちが伝わってくる。
    最後、じーんときた。
    いろいろうまくいくといいね、と祈ってあげることしかできない。
    どの子に対しても。
    何かできることがあったらやってあげたい。

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    2026年05月21日
  • 鎌倉香房メモリーズ5

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    「鎌倉香房メモリーズ」の5冊目、にして最終巻。
    前巻でなんとか雪弥が工房に戻ってきたこともあってからまたゆるゆると日常の謎を絡めながら香乃の顔の困った機能が発動されるお約束の展開に。

    第1話は贈り物の香木を題材に進むお話。
    語られる茶事の段取りは面白く、香木に無傷で健康だった木はないというのも興味深い。

    第2話は行方不明の仏像を発端に深められたチヨちゃんとその兄・理久、曽祖父・伊助さんのちょっといい関係。
    2巻に“戦時中だけでなく戦争が終わった後も続く悲劇”の話があったが、今回も伊助さんがシベリアで抑留されていた際の辛い話が出てきて、この作者さんの反戦に対する強い思いを改めて知る。

    第3

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    2026年05月15日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    絵がとても素敵でした。

    陰鬱な空気を割って入るみかんの色の鮮やかさの描写は好きだけど、前半めちゃくちゃ差別しててなんだよという気持ちになる……

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    2026年04月23日
  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    室生犀星の詩集。作者の故郷である、金沢を思った作品が多く収録されています。詩に明るくない私でも、耳にしたことのあるフレーズがあり、初めて室生犀星の作品だったと知りました。

    イラストの効果もあって、描かれているシーンが想像しやすくなり、親しみやすくなっています。
    詩という限られた文章の中で、しっかりと伝わってくる郷愁の念。すごいな、と思いました。

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    2026年04月07日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    「内気で思うことを伝えられない女の子」の少々オタク気味なモノローグと友達とのトークにちょっと抵抗感があったけれども、まあまあ面白かった。
    「カフネ」がすごく良かったので期待値も高かったかな。
    まだシリーズ一作目なので、次の作品も読んでみたい。

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    2026年04月05日
  • 京都くれなゐ荘奇譚 1

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    ネタバレ

    呪術ホラー風味ファンタジー。

    職神。
    邪霊を、食う 謎のイケメン。

    呪いで二十歳まで生きられないヒロイン。


    京都に行ってはならないと言われていたが、
    京都のくれない荘に下宿することに。

    凪高良、呪いを解く鍵。
    まじない師。千年こ。
    死んでも宿主を、変えて蘇る。

    鏡を拾った同級生。鏡に髪の毛。
    その持ち主の家に行ってみると、呪われていた。

    襲ってくる髪の毛。

    ヒロイン、職神とは違い、神使い。
    神を降ろす巫女。

    凪高良が自分に関係してるとにらみ、探しに出るが、なかなか会えず。

    最後に謎の美青年忌部秋生に出会う。

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    2026年03月28日
  • 鎌倉香房メモリーズ4

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    「鎌倉香房メモリーズ」の4冊目。
    前巻の残り10頁くらいになってからの急展開にとても驚かされ、『次の巻、気になる』と書いてから3カ月、やっと手にする。

    いやあ、どうなることかと思っていたが、雪弥と連絡が取れずにイジイジイライラする香乃の話が続き、あの急展開から再びまったりとした通常運転の展開に、思っていたのと違いちょっと肩透かしを喰らう。
    並行して、同級生の殿岡くんの母で学校の茶道部を指導してくれているふみ先生のちょっとした変調や殿岡家であるお寺で催されるクリスマス会の様子が描かれては、こちらも、まあいつもの調子。
    雪弥と香乃の関係は前巻の距離の縮まり方から振出しに戻った感じで、再びどうにも

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    2026年03月05日
  • 乙女の本棚4 檸檬

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    何かをすごい得たわけではないが、なんとなく心に残る作品であり、だからこそ名作として語り継がれてきたんだろうなあ

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    2026年03月04日
  • かなたのif

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    娘からのおすすめ。

    家族以外の人から大切に思われること。
    家族以外の大切な人。
    娘には今そんな友だちがいると思うと心底嬉しいなと。

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    2026年02月19日
  • 高瀬舟(乙女の本棚)

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    そうだこういう話だった 昔もなぜ兄の表情がそうなのか考えた記憶があります 今回もそうでした あと痛そうで、、、
    げみさんのイラスト綺麗でした

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    2026年01月18日
  • 花屋カフェLuneのスペシャリテ 人の縁を結ぶわんこ系男子との不思議でおいしい4ヶ月

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    本屋さんも、優しい雰囲気も好きな舞台だけど…
    なんとなーく出てくる人たちに感情移入できず、読み進むのが時間かかってしまった…
    凪ちゃんが前に進むために、のお話。

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    2026年01月04日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    「鎌倉香房メモリーズ」の3冊目。

    高橋クンに届いた文香だけが入れられている封書の謎解きに始まって、学園祭でいたずらをするシーツお化けの正体を突き止めたり、いつもの通りの流れに、雪弥や香乃の家庭の事情が挟まる3つのお話。
    いつも通りと言いながら、なんとなく雪弥だけがいつもとちょっと違っていて、だけども、高橋クンを慮っての徹夜の影響とか叔父に対する屈折した思いとか何より香乃に対する感情の変化だと、違和感を抱きながらもまあそんなもんかと読み進む。
    第3話が終わる頃には、香乃と雪弥の距離がこれまでより縮まった感じで、お約束の面倒くささも次のステップかねと思っていたが……、残りも10頁くらいになって、

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    2025年11月29日
  • 高瀬舟(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    読書会@茶房武蔵野文庫(2025/11/16)、2回目の参加。

    前回『蜘蛛の糸』と同様、元国語教師のファシリテーターの元、様々な経歴のメンバーとそれぞれ感想を述べ合う。
    今回も実に楽しい読書会だった。

    本作を高校の教科書で読んだという人もいたが、私の高校時代の教科書は同じ鴎外の作品だが『舞姫』だった。『舞姫』LOVEが過ぎる先生が、教科書での学習を終えたあとも延々と森鴎外、舞姫について語っていたのを覚えている。一学期を全て『舞姫』解説に要したのではなかったか?(笑)

    森鴎外作品の思い出はその程度しかなく、本作『高瀬舟』はお初。端正な文章、無駄なく進む短編だが、文字遣いの古さ、固さは時代故

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    2025年11月18日
  • 約束の猫

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    こちらも子猫が出てくる短編が4つ。
    儚くて切ない感じなんですがほんのり暖かだったりでした。
    挿絵もいい味出してて眠くならず一晩で読めました。

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    2025年11月10日
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    タイトルそのまま、月夜の晩におばあさんの元に訪れるお客さんと、おばあさんが織り成す不思議なお話。げみさんの優しいイラストと、ふんわりした内容がよく合っていて、元々こういう絵本だったのでは?というくらいでした。ただ、女の子のイラストと作中の描写の、髪の長さの違いは気になりました。

    小川未明という作家さんを、この作品で初めて知りました。明治生まれとの事ですが、この作品は古さを感じませんでした。未知の作家さんの作品に触れられるのも、このシリーズの良さだなと思いました。

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    2025年08月24日