げみのレビュー一覧

  • 乙女の本棚8 夢十夜
    夏目漱石は読んでみたいと思いながらも吾輩はも、坊ちゃんも途中断念。
    絵本なら読めると意気込むが意味不明の夢の話。ストーリーがないのは楽しめない。でも、理解しておすすめとかいう人や昔の人らは普通として読んでいたのかと思うと、私も理解し、感想も書ける能力が欲しい。
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    期待してたのと少し違ったがいじめについては向き合ういいきっかけになった。世の小中高生にはぜひ読んでほしい。
  • 乙女の本棚 女生徒
    自分も同じ事を考えてると共感できる部分がでてからスラスラ読めるように、内容も分かるし、頷きながら読んでた。振り返ると内容は忘れてしまったけど綿菓子のような金平糖を食べているような甘くてふわふわ時にはジャリっと鋭さを持った感覚。
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    「こんな夢を見た」から始まる、夢のお話。よく分からないところがあっても夢だから仕方がないんだと納得が行く。不思議で、幻想的な世界だった。挿絵も場面にピッタリで、素敵でした。

  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)
    室生犀星文学忌、犀星忌。
    1918年の作品 

    小景異情 その2
    ふるさとは遠きにありて思ふもの
    そして悲しくうたふもの

    この作品は、高校のたしか2年の現代国語の授業で扱われた。そして当時から詩は苦手という意識と たぶん教師にもそれを見抜かれていた事実。
    まず、この詩は何処で読まれたかという問いに...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    自分の理解力がないからかもしれないが、なぜ小娘が蜜柑を投げる必要があるのか、さっぱり分からなかった。
    弟に分かれを告げるなら、家で蜜柑を渡せばよかったのでは? 弟が隣町にいるとかで家で普段会えないからそうせざるをえなかったの? 踏切に来てと伝えたのは手紙? 印象的にするためにわざわざそういうシチュエ...続きを読む
  • くろねこカフェのおやつ 午後三時の蜂蜜トースト
    両親を早くに亡くした、葬儀屋社長の妹と、故人の思い出のおやつを出すカフェを営む兄の話。
    「死」に直結する場所が舞台なので、当然ながら悲しい別れも描かれるけど、全編を通して「生きる人」に優しく寄り添っていて前向きになれるお話でした。

    思った以上に短くて感情移入する前に終わってしまったのが残念。でもそ...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    萩原朔太郎が詩以外の小説を書いているとは知らなかったので、まず、そこに驚いた。
    旅した気分になるために、モルヒネやコカインを使ってエクスタシイを感じるという日常は、朔太郎自身もしていたものなのだろうか。
    今いる町が、左右反転しただけで、非日常にうつるというのは、私もどこかで感じたことがある。例えば、...続きを読む
  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)
    最近、詩はほとんど読まないなあ。
    室生犀星といえば、高校生の頃に読んだ「杏っ子」ぐらいかな。
    この詩集は室生犀星の詩に絵がピッタリ合っている。
    詩の情景をより豊かにしてくれる絵だ。
    げみさんの絵、色合いも、優しいタッチもいいなあ。
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    「こんな夢を見た」から始まる、十の美しい夢の世界。夢だからすべてに理由なんてないし、ちょっと怖い。でもこんな夢の話ならいつまでも聞いていたい。
    お話としては一、三、七が好み。
    しきみさんのイラストは第一夜の百合が儚い雰囲気で良かった。
    ページごとに文字や背景の色の変化があって、飽きずにするすると読め...続きを読む
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    ケータイ小説だと知って、いい意味でも悪い意味でも納得。会話メインで読みやすい。
    内容に関しては、ひどい思いをしてなおとってもいい子の安音はすごいなあと、自分はきっとそんな風にはなれないだろうなあと思った。いじめとは無縁の世界で生きてきた自分は幸せ者だ。最後の描写はよかったけれど、あまりの年の差にちょ...続きを読む
  • 乙女の本棚2 猫町
    この作品は文字だけの方がいいな。
    なぜなら、描写がものすごく細かく、描写だけで頭の中に細部まで映像化ができてしまうので、それと合わないイラストによって逆に再現された映像が壊れてしまう。
    猫が迫り来るシーンはまるでサメがあの有名な音楽と共に迫り来るジョーズのような緊張感があるのだが、イラストとはずれる...続きを読む
  • 春の旅人(立東舎)
    絵がとっても素敵
    話は大人向け絵本という感じで、わざと平仮名g多い話も。
    さくっと読めて絵に癒される。
    花の種を勝手に撒くのは心にもだなぁって。
    覚えておきたい。
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    学生の時に読みたかったと思った。
    今ある命を大切に生きていこう、相手の立場に立って気持ちや背景を考えようと思える本であった。
  • 乙女の本棚4 檸檬
    病気になると趣が変わることはとても共感できました。
    ほんの些細な小さなモノに感動や美しさを感じる事ができるようになること、つまりそれは、それだけ自分も儚く小さな存在になってしまった事を自覚したときではないかと個人的に考察します。それまで好きなものは、自分に自信があるからこそ、まだまだ自分が健在だから...続きを読む
  • 乙女の本棚9 外科室
    うーん、外科室での顛末はなんか察することができたんだが、後半がマジで全く筋が読めず、解説ググって理解した感じ。 私には難易度が高かった。

    2024.1.2
    3
  • 乙女の本棚4 檸檬
    乙女の本棚シリーズ3冊目。
    物語というより、どちらかというと絵に惹かれて読む。
    学生と思われる若い男性の鬱々とした気分と、描かれている絵がしっくりくる。
    「檸檬」は初めて読破。
  • トロイメライ
    この本は、ブク友の間で流行ってた本だって今頃になって手に取った作品。村山早紀さんの短編3つに、げみさんのイラストのコラボ作品。大人の絵本って感じでサクッと読んでみました。

    シューマンのピアノ曲「トロイメライ」は聞き覚えのある曲で学校の下校時に流れていた記憶です。
    この曲が始まると「下校時刻になりま...続きを読む
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~婚約のお菓子と最後のガーデンパーティー~
    そしてついに…。

    の前に、あの人が就職してみたり
    その生徒が大変な思いをしてみたり。
    死ぬ生きるについては、その人の問題なので
    なんとも言えませんが、食べる事を辞めるのは
    生きる事を辞めた、というのと変わりなく。

    そんな暗い問題から、明るい話へと。
    ついに彼らが…という状態ですが、お約束(?)の...続きを読む
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)
    おだやかな、月のいい晩、こんな夜だからおばあさんは素敵な訪問者に出会えたのだろう。
    月に照らされる街、眼鏡屋さんの足元の花々、家の前に立って蝶を探しているおばあさん、どのページも綺麗だが私はこのページがいい。
    こんなおだやかな月夜に窓辺でぼんやり外を眺めていたい。