げみのレビュー一覧

  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~真珠の指輪とお菓子なたこ焼き~
    少し、関係が進む。

    そんな巨大な煎餅、ちょっと食べてみたい、な1羽目。
    今回も色々出てきましたが、ちょっとずつ
    関係が進んでいっています。
    店長、のほほんとした状態で
    さくっと進んでいるので面白いですw
    じゃぁ次の巻くらい? と思っていたら
    案外なスピードでした。

    巻末も、はたから想像すると
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  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~雪の名前と甘いレモンコンポート~
    新しいお菓子たち。

    最初の話のナポレオンパイに驚きでした。
    ミート系かと思っていたら…。
    ミルフィーユとミルフイルの違いも。
    二番目のキラキラネームの話も、内容が
    へりくつこねてるような感じでちょっと…でした。
    花子、とかだったら納得したのでしょうか。

    お菓子は完璧なのに、料理はまったく、な店主...続きを読む
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~幼き日の鯛焼きと神様のお菓子~
    たい焼き、豆、黄身、ゼリー、誕生日ケーキ
    ロシアのケーキ、落雁。

    今回も色々なお菓子、ですが、ひとつだけ
    味がさっぱり、なロシアのお菓子。
    香辛料がきいているようで、どんなものか
    ちょっと気になります。
    主人公は、ここでちょっぴり敗北を感じるようですが
    味が美味しくとも、好みがあるわけで…。

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  • 乙女の本棚10 赤とんぼ
    赤とんぼと別荘と思われるところへやって来た女の子のひと夏の出会いと別れ。
    色使いがとても綺麗な絵が、この物語をより幻想的なものにしている。
    装丁もおしゃれで、和紙っぽい見返しもとっても綺麗だ。
    大人の絵本だね。
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    夢十夜は、最初に“こんな夢を見た”とされ、、多少の理不尽や非合理性は、許してね、ということになる。その絵を描くというのはあまりに許容範囲が広すぎて難しかったでしょうねと思います。

    第一夜
    死んだ女が百合の花に転生する夢。
    愛する女を失った男の夢。
    「もう死にます。百年 私の墓の傍で待っていてくださ...続きを読む
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)
    江戸川乱歩、谷崎潤一郎と「乙女の本棚」シリーズを読んできてこれが4冊目の作品だが、今までにないロマンチックなファンタジーでほっこりと癒やされた。ミステリアスで刺激的な作品もいいけれど、その合間に心温まる物語を挟むのは、その魅力がより引き立っていいかもしれない。このシリーズの他の作品と違い、どのページ...続きを読む
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~遠い約束と蜜の月のウェディングケーキ~
    子供へ、大人へ、そして自分への見栄。

    何だか見栄と維持が詰まった話がたくさん、でした。
    そういうテーマだったのかも知れません。
    しかし八百屋の義母さんは、犯罪口にしてますが
    大丈夫かと思っていたら、思わぬところで挫折。
    おまけのダイエット話は、悪い見本、でした。
  • 乙女の本棚2 猫町
    で『猫町』はねこ助さんじゃないんかーい!


    と、言いたいためだけの詩人萩原朔太郎唯一の小説『猫町』です

    いやーわからんかった
    ぜんぜんわからんかった
    お手上げ
    えっと麻薬中毒者の妄想でなくて?

    わからんかったモノはわからんかったと書くそれがわいの正義や!(わからんかったくせに偉そう)

    そして...続きを読む
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    大乱歩氏の有名な短編に、しきみ氏のイラストがコラボされた作品。相手は昔のまま変わらないのに、自分だけが年老いて行く悲しみが切なく感じる。儚い恋愛小説としても読めると思った。
  • 乙女の本棚8 夢十夜
    ヨルシカの「第一夜」を聴いていたら、ふと読みたくなって手に取った。
    夏目漱石×しきみで、とってもイマドキな感じに仕上がっている。
    こんなイラストと組み合わせても、全く色褪せないのは、やっぱり文豪夏目漱石だからなんだろうな。
    夢の中の話というだけに、つかみどころがない感じがするけど、読み手によって様々...続きを読む
  • くろねこカフェのおやつ 午後三時の蜂蜜トースト
    ファンタジー寄りなのかと思って読み始めたけど、これはこれで後味スッキリな感じで読めて好きなお話でした。

    特に「失恋とブルーベリタルト」は、かなり感情移入して落ち込んだりしたけど、立ち直り方を教わった気がして響きました。
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    乙女の本棚6冊目はいよいよ夢野久作でございますよ!

    何がいよいよなんでしょうね

    良くないなー
    良くないよほんと

    夢野久作なんてね
    分かんなくて普通ですからね
    どうとでも取れるんですから
    どうとでも取れるように書いてるんですから
    どうとでも取っていいんですよ

    それをこうなんかもうナイスアシスト...続きを読む
  • レンタルフレンド
    青木さんの書く女の子はみんな可愛いし、その可愛さを自覚して武器にしているからかっこいい。嫌味にならない可愛さ。仕事で起きた嫌なことも、仕事として割り切っているのがプロ!
    「仁義なき女子の歌」、スカッとした〜!
  • トロイメライ
    村山早紀さんとげみさんのコラボ。

    柔らかな風合いの心に染みる絵に癒されながら優しい文章を楽しめた。

    「トロイメライ」春のはじまりを教える花になったひまわりに驚きながら少女の目線を追う。
    ひまわりを見ながら昔の日本くらいの涼しさになるようにって魔法を使いたい少女。
    ロボットと共存する世界でも戦争が...続きを読む
  • 音無橋、たもと屋の純情 旅立つ人への天津飯
    亡くなっているかと思ったら、生きていて、生きているかと思ったら、亡くなっていて。生者と死者が訪れる不思議な定食屋さんのお話。彼女の願いが叶って、二人が結ばれる日が見たいけど。続編はあるのかな。
  • 高瀬舟(乙女の本棚)
    先斗町の小さな川が、高瀬川。保津川と同様角倉了以が作った川とは、知らなんだ。伏見迄通じていたとは。味のあるストーリー。何を持って満足した生活か。足るを知るとは、何ぞや。
  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)
    なぜか「小景異情その二」の「ふるさとは遠きにありて思ふもの~」は知っていた。

    言葉の響きがやわらかく、すっと心に染み入るような詩集。

    添えられたげみさんの端麗な絵も相まって豪華な絵本を読んだ心地になった。

    「秋の終り」という片想いの詩が一番好き。
  • 乙女の本棚4 檸檬
    乙女の本棚シリーズ♪
    有名だけど読んだ事なかった「檸檬」。
    げみさんとのコラボ作品でした。

    まず、げみさんのイラストの色使いや雰囲気がとても素敵だった!
    どこか懐かしい様な、あたたかい様な。
    お話自体はちょっと解釈が難しく感じるとこもあったけど、イラストがすごくマッチしてたのもあって、私なりに理解...続きを読む
  • 詩集『抒情小曲集』より(乙女の本棚)
     乙女の本棚シリーズから、室生犀星さんとげみさんのコラボ作品「詩集『抒情小曲集』より」です。げみ三のイラスト、のどかなあったかい風景が主に描かれていたのが印象的でした。

     室生犀星さんって、大変失礼ながら聞いたこともなくって(^-^;)

     「ふるさとは遠きにありて思ふもの
     そして悲しくうたふも...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    芥川龍之介の短編『蜜柑』とイラストレーターげみ氏の絵がコラボした、新しいタイプの絵本のような作品。教科書に載っている文豪の文章はやや古臭い感じもするが、絵(イラスト)がとてもキレイなので、眺めるだけでも楽しめると思った。『乙女の本棚』シリーズということなので、"乙女"じゃないけど追いかけてみたいと思...続きを読む