池田真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ(上巻より)
アメリアの手術がうまくいったのは良かったが、
今度は、砒素を飲まされたロン刑事の復帰が心配。
ああ、それともちろん、ウォッチメーカーの行方も。
そしてライムとウォッチ・メイカーが、
「時計師なる神」という概念について話していた。
機械時計のような複雑なものは、設計者が、時計師が必要であり、
時計以上に複雑な人間を創り出すためには「神」が必要だと。
なぜ、彼らの発想では、創造者が必要なのかがわからない。
自然や生物の複雑さ、精巧さは脅威的だが
それらの発生がなぜ意図的や意識的でないとならないのか。
風が木々の葉を揺らし、雨が集まって川となることに、
理由や意志は必要ない。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレリンカーン・ライムシリーズ第六作。
犯人の動機や容疑者が二転三転して、面白かった。
被害者の女子高校生ジェニーヴァの両親が、
いつまでも旅行先から帰ってこないのはおかしいと思っていたが、
まさか彼女が一人暮らしをしているとは考えつかなかった。
どうりで「高校」が彼女にとっての「心のよりどころであり、癒しの島」な訳だ。
ひとりで稼ぎ、ひとりで学び、ひとりで大人になろうとしている彼女を、
ライムやサックスたちが応援したくなるのも無理はない。
両親と話したいというスクールカウンセラーを撃退するのに、
ライムが被害者保護のテクニックを捏造する場面は面白かった。
なぜか彼女にメイク道具を渡したり、料 -
Posted by ブクログ
21世紀に入り、世界に大きな謎を投げかけた「蜂群崩壊症候群・CCD」。世界中で同時多発的に、蜂の群れが死骸も残さず、空の巣箱だけを残して忽然と姿を消した現象。いまもって解明されていないこの怪異は、ニュースに触れた者に、終わりの始まりを予感させたところがあったように記憶している。
本作は2098年の中国を舞台にして始まる。蜜蜂が絶滅した世界では、農業に致命的な危機が訪れ、もはや数十億の人口を養う食物が確保できない。欧米をはじめとする先進国は衰退し、受粉を人海戦術で行う恐怖体制を組織できた中国だけが唯一、国家の体を成していたという設定。面白い。
物語は3つの軸から成り、1852年の英国では、養 -
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