浅井晶子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「罪なくして」というこのタイトル、
なんとなくわかるようなわからないような言い回しに感じられ、原題をしらべてみると、
(ドイツ語なので英語に翻訳)
“Without guilt”
日本語だと、罪がない状態で、とか罪なしに。
英語だと罪悪感なしに、とか罪の意識がない、となり
またまたちょっと微妙な違いを感じてしまう。
前者だとすると
罪はないのに巻き込まれた感のある青年を。
後者なら人を殺めることに躊躇のない
犯人であるもう1人の男を指すように思う。
とにかく今回はとてもスピーディーな展開で
途中まではワクワクしながら読んだけれど、
結末はすごく放り出されたような終わり方で
えー、この先が -
Posted by ブクログ
ケイト・リンヴィル シリーズ第1作!3作目『罪なくして』がおもしろかったので、これも読んだ。
女性作家だからバイオレント系、スリル系ではないはずという想定で読んでいるが、そうでもない。
それでも、バイオレンスシーンがつぶさに描写されているわけではないので、実は心理的スリルでそう感じるのかも。ひーやひやさせられっぱなしの上巻だった。
『警察・スパイ組織解剖図鑑』にある本書の紹介に「主人公ケイト・リンヴィルの自己肯定感の低さ…!」とあるが、本当にそのとおり。『罪なくして』は、そうでもないように思えたが、本書で確認できた。
登場人物の他人への批判的なものの見方や自省的な考え方(つまり根暗)が、 -
Posted by ブクログ
「誘拐犯」下巻。
前回、上巻で何も起こらなさすぎて…とこぼし、
下巻はどうなることかと心配したが、
スリリングな展開、来ました!
なかなかに楽しめた。
読みながら、いったいこの誘拐犯の犯人は誰なのか?と考えていた。
容疑者候補はたくさん出てくるものの、
犯人らしき人物が見当たらないので
後半どんな展開になるかと思ったら…なるほど、
そういうことだったのか!な結末。
今回、不幸な主人公ケイトにようやくしあわせが訪れるか?というのも見どころ?の一つであったのだけど、
そこもまた納得のエンディング。
なんだかんだ文句言いつつ
このネガティヴヒロインの行く末が気になり
次作も読んでしまうんだろう -
Posted by ブクログ
コロナ禍のあの息苦しさ。この本はそれを思いださせる。
舞台は「心身が健康であることが義務」の世界。国家が市民を監視、管理する。街は無菌状態。みなそれを疑問に思わず生きている。
ある事件が起こり、男が投獄、無実を訴えながら自死する。弟の無実を信じる姉が、その判断を下した社会システムに疑問を持ったがゆえ、思わぬ展開に巻き込まれる。
いったん社会からレッテルが貼られると、一挙手一投足すべて悪意ある「ストーリー」に沿って解釈される恐怖。(「誰とも」が「ダレトモ」になる場面はぞっとした!)
でも主人公である姉は信じる道を進む。強い。
コロナ禍を彷彿させるが、あとがきによると2009年刊行。コロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
前作から3年後、実家処分のためにスカボローへ戻ってきたケイト。
滞在したB&Bの一人娘アメリーが行方不明となり、同時期に過去誘拐された少女サスキアが遺体で発見されるという事件が起こった。
結局アメリーは海で発見されるが事件の事を決して話さず捜査は難航する。
また機能不全家族のもとから逃げだし行方不明となったマンディ。
それぞれの少女行方不明事件には関連があるのかケイトは独自に調査を始める。
・感想
相変わらず孤独に苦しむケイトとアルコール依存症に苦しむケイレブがいて更に出てくる登場人物皆が病んで歪んでる。
特にマンディの攻撃性が強すぎてそりゃ生き難いだろうなって感想。
あ