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Posted by ブクログ
シャルロッテ・リンクの本を読むのは「沈黙の果て」「失踪者」に続いて3作目。
こちらもすごく面白かった!
定年退職した元警部の父が自宅で殺害され、一人娘のケイトが長期休暇を取って実家に帰ってくる。
自身も刑事であるケイトが父を殺した犯人を探そうとするが他にも事件が起きて…
まずケイトの自己評価が低さにびっくりする。
父を亡くしたショックもあるんだろうけど、とにかく暗い性格なので主人公としては珍しいというか、そこが新鮮だった。
続きが気になるハラハラさと、物語がどう転がっていくのか楽しみでぐいぐい読んでしまった。
シリーズものということでこれは2作目もすぐ読まなくちゃ!
Posted by ブクログ
ロンドン警視庁の刑事ケイトの父親が自宅で無惨に惨殺されたことをきっかけに連続殺人がおこる
実はケイトの父親も元刑事で優秀な伝説的な名警部だった
物語はこの事件を追うスカボロー署の刑事たちの物語と
脚本家のクレイン一家が、仕事から距離を置くため人里離れた別荘にこもるも、そこで大変な事態に巻き込まれてしまう物語とか並行に進んでいく!
とにかくずっと不穏な空気に包まれている
なぜ、信頼の厚い優秀な刑事が無惨に殺されたのか?
犯人が誰なのか?
全くわからない
終盤、急に犯人がわかるのだが、それは想定のしようもなく…(笑)
でもそんなことはどうでもよく、犯人の動機にプロローグが急によみがえり、胸が苦しくなった
そしてタイトルも素晴らしい
「裏切り」
とにかく登場人物の人物造形もすばらしく物語に没入してしまった
主人公のケイトには「もっと自信をもちなさいよ!」と尻を叩きたくなったが…(笑)
久しぶりに大興奮の作品で、もう次の作品を追いかけてる
しばらくシャルロッテ・リンクの世界にどっぷり浸かることにします…
Posted by ブクログ
こんなヒロインを待っていた!
スコットランドヤードの女性刑事ケイト・リンヴィル巡査部長。
三十九歳でいまだ独り身。夫なし、子どもなし、恋人なし、友人なし。
特別美人でもなく、髪はバサバサ、とうてい魅力的とは言えない。
周りの同僚たちは誰ひとり近寄ってはこないし、ケイトが会議で口を開けば決って天を仰ぎ、間違っているとみなしていた。
なにより自分自身が自分を信用していなかった。
そんな中で彼女が敬愛する父親、伝説的な名刑事として誰からも尊敬されていた父親が何者かに惨殺される。
ケイトは父殺しの犯人を追うが、それは父の隠された別の顔を暴くことになるのだった。
もちろん最後には「生きづらさ」を抱えたケイトがひらめきと執念によって事件を解決に導き、ケイトには隠された才能があったと分かるわけですが、そこで自信回復めでたしめでたしとはならない。
人生はそんなに簡単じゃない。
そもそも本人がなぜ今回上手くいったのか半信半疑。自分を信じられないままスコットランドヤードに戻るケイトに新たな事件が待っているようで…。
次作も気になる!読まねば!
Posted by ブクログ
上下巻に分かれているので、まとまった時間が取れないと読めないなぁと暫く積読になってた本作、漸く読めました。
もっと早く読めばよかったと後悔するくらい面白かったです!
ドイツの作者さんとのことですが、舞台はイギリス。ヨーロッパの作品らしく、全体的にどこか湿っぽいミステリーに仕上がってます。
ケイトという39歳独身女性が主人公。夫も彼氏も友達もいなくて、仕事でも評価されないという設定。卑屈な設定に聞こえるけど、こういう人っていっぱいいると思います(かくゆう私も主人公の設定に大体当てはまっているひとり笑)。事件そのものもスピード感・意外性があって面白いのだけど、主人公や犯人役はもちろん、脇役の人たちもキャラ設定がちゃんとされていて、尚且つほとんどのキャラに感情移入できるところがこの作品のすごいところかなと。
叙述ミステリーという訳ではありませんが、大分最後の方まで犯人が誰か分からず、ドキドキしながら読めました。
本作がケイトシリーズの第一弾のようですが、第二弾の「誘拐犯」も読んでみようと思います!
Posted by ブクログ
ドイツの作家のベストセラー後半。
舞台はイギリスのヨークシャーです。
退職した警部だった父が殺され、休暇を取って故郷へ戻ってきたケイト。
スコットランド・ヤードの刑事だが、自分に自信がなく、周りにも溶け込めないでいた。
だが、誇りに思っていた父親の事件を放っておくことは出来ず、独自に動き出す。
事件を担当する警部のケイレブはアルコール中毒という問題を抱えている。
どの人物も、人に言えない秘密や重い気持ちを抱えていて、それが次第に絡み合っていく‥
リーダビリティはさすがで、その過程で少しずつだけどケイトが優秀さを発揮し、成長していくのが読みどころ。
これまでに「姉妹の家」「沈黙の果て」「失踪者」を読んでいます。
この濃さと人間味あふれるドラマチックさ。
ロマンスの要素もミステリの要素もあるが、どちらの定型でもない。
よどむほどの暗さに一時おおわれるが、ややこしい絡み合いが、いずれは一気に見えてくる。
そういう読み応えですね。
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