浅井晶子のレビュー一覧

  • 憎しみに抗って――不純なものへの賛歌

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    2018年18冊目。(再読)

    〉2018年17冊目。
    〉読み始めてすぐに心臓がばくばくし、読み終えてすぐに「もう一度読まねば」と急き立てられた。

    の通り、初読の直後にもう一度読んだ。思うところが多すぎて、それでもまだうまくまとまらない。長く付き合うことになる一冊。
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    2018年17冊目。

    読み始めてすぐに心臓がばくばくし、読み終えてすぐに「もう一度読まねば」と急き立てられた。
    近年悶々と考えていたことが、物凄い密度の言葉で語られていた。
    言葉の力が強過ぎて、「陶酔して盲目にならぬよう、気をつけて読まねば」とも思うくらいに。

    流入する難民、異なる人種、性的マイノリティ

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    2018年03月25日
  • ポルトガル限界集落日記

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    ドイツ人の夫と、ポルトガルの山中、人口10人の村に暮らす。不便、山火事、言葉の問題。それを補う人の心に豊かな自然。Too muchな自分語りに陥らないのは、心に残った村人の人となりや交流の描写に重きを置いているから。内田洋子さんのイタリアエッセイに連なると言ってもいい、客観の目があるのは、翻訳を生業にしてらっしゃるからかな。ポルトガルのファンになりました。

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    2026年04月26日
  • 裏切り 下

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    あー、そこでそれがそう繋がるのか!と、感嘆。
    真犯人も急に出てきた感は否めないけれど、ちゃんと伏線はあった。
    一気読み必須だった。

    自己評価が低すぎて孤独なケイト。
    アルコール依存症を克服できないケイレブ。
    プライベートに問題を抱えているジェイン。
    一筋縄ではいかないメンツが、これからどう協力して成長していくのか、と期待していたけれど。
    少し残念。

    幾つもの事件が凄くうまく噛み合わさっている作品だと思った。
    なにより、クレイン一家の前途が明るい事を祈らずにいられない。
    次作も読もう。

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    2026年04月18日
  • 裏切り 上

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    色々な人物の視点で進んでいくから、場面が結構頻繁に変わっていく。
    けれど不思議と混乱する事なく読めるし、だんだんと人物間の繋がりが解かれていくにつれて、読む手が止まらなくなる。
    下巻も楽しみ。

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    2026年04月18日
  • 暗黒の瞬間

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    SNSで見掛けて気になっていた作品。

    30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、ベルリンの刑事弁護士エーファ。凄腕で知られる彼女は、多くの忘れがたい事件を手がけてきた。子供を誘拐して少年兵として訓練してきたウガンダ反政府軍の元兵士、己の性的欲求を満たすため人肉を食べた学校教師、不倫で奪った男の子供に危険な量の塩を食べさせた女子大学生ー…。
    ドイツを舞台にした法と罪を巡る連作短編集。

    タイトル通り、まさに「暗黒の瞬間」が描かれていて、人間の弱さ、身勝手さ、狡猾さを改めて思い知らされた。
    特別な悪人が出てくるわけではなく、猟奇的とか非現実的なことが描かれているわけでもなく。
    「自分を守るた

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    2026年04月13日
  • 罪なくして 下

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    続けて、自己肯定感低すぎ女性刑事ケイトのシリーズ三作目。
    だいぶましになってきたとはいえ、やっぱり自己肯定感低めなケイト、こっちも慣れてきた気がするけれど、ケイトが捜査中にいやな予感がすると思いつつ突き進んで災難にあい、自分の内なる声を信じられないなんて!と自分を責めるところがあって、いやよくあることだよ!とリアルだなどと思ったりなどした。あのとき自分の直感に従っていれば、とか、遠慮せずに自分の思ったとおりにすれば、とか思うよね…。そういうシーンが好きかも。
    するする読めるのは、主人公ケイトのほか、被害者や犯人や関係者など多くの登場人物の視点で語られていくので飽きないっていうのがあると思うけど

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    2026年03月28日
  • ポルトガル限界集落日記

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    400万都市ベルリンからポルトガル山奥の人口10人の限界集落に引越した日本人妻とドイツ人亭主の凸凹コンビが巻き起こすお腹抱えて笑える事件やちょっぴり哀しいこともありーの行ってみたくなる物語。

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    2026年03月27日
  • 暗黒の瞬間

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    この連作、重い…。読むのが辛い場面も多いけど、苦い結末を迎えるのが予想できても、読む手を止められない。

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    2026年03月22日
  • 誘拐犯 下

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    自己肯定感が低すぎる孤独な女性刑事ケイト・リンヴィルシリーズ、あまりに気になるのでさっそく2作目を読んだらやっぱりおもしろかった。前作、事件は無事解決し、それはケイトの活躍のおかげでもあり、なので勝手に、ケイトはケイレブ刑事やその部下たちとチームっぽくなっているのでは、と思っていたんだけど、その予想はまーーーったくはずれで、前作から三年後という設定なのだけど、あいかわらずケイトは元のロンドン警視庁所属で活躍もしていなくていまだに実家の処理に手をこまねいていて、ケイレブ刑事ともだれとも親しくなっていなくて、前と同じく自己肯定感が低く孤独でうじうじしているので、びっくりした! もうそこからおもしろ

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    2026年03月20日
  • 暗黒の瞬間

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    難解な専門用語や冗長な裁判シーンなどに邪魔されることのない、とても読み易い法廷ミステリー。法律学者兼裁判官の著者が現実にかかわった案件を基にしているというだけあってリアルな9つの事件は、いずれも衝撃的で重い結末が待ち受ける(少年兵〜塩〜人食いと続く3編が特に辛い)。最後の最後で主人公の弁護士が下す一手は痛快だが、それでも苦味が残って後を引く読後感。ドイツの法制度も興味深いものがあった。ミステリー作家デビュー作とは思えない面白さで、早くも続編が出るらしい。楽しみ。

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    2026年03月15日
  • ポルトガル限界集落日記

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    ネタバレ

     ドイツ人の連れ合いと共に、ドイツの大都市ベルリンから移住したポルトガルの人口10人の限界集落の山向かい「ポツンと一軒家」でのスローライフ。広すぎる敷地には、代々の持ち主が手入れしてきた葡萄畑とオリーブ畑があり、狐やイノシシや鹿が訪問してくる。可愛い猫もやってくる。
     小さな村ではワインやオリーブオイルを共同で収穫し、そして制作する。人口が10倍以上になる村祭りが催され、大晦日には盛大な焚き火を囲んでひっそりと飲み食いをする。

     「昼食に、ワインは欠かせないお供だ。午後からの勤務があろうが、近隣の山畑から軽トラックを運転してきていようが関係ない。もしかしたら彼らにとってワインは酒ではないのか

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    2026年03月14日
  • ポルトガル限界集落日記

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    今いちばん行きたい国はポルトガル。
    けれど、観光するには参考にならないところに住んでいる著者夫妻。
    とはいえ、とてもステキな暮らしでした。
    ドイツ人のご主人も個性的。

    本家ポルトガル語が、ブラジルがメインで母国が方言になるとは・・・

    まだまだ、いろいろ知りたい!
    続編を期待しています。

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    2026年03月05日
  • 暗黒の瞬間

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    まさに人間の暗黒の瞬間を描いた法廷ミステリ。
    著者が法学者で裁判官な上、実際に経験した裁判などから各事件の土台としているらしい。
    やはり人間が一番恐ろしい。強くそう思った。

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    2026年02月25日
  • 罪なくして 上

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    まぁ聞きなさい

    異論は認めよう
    わたしはまあまあ懐の深い人間なのでね
    だがまぁまずは聞きなさい

    正しいミステリーの上巻とは★4なのだよ

    その理由は、なんだかよく分からない話が続くからだ
    この話とあの話とそっちの話とあっちの話とその話とがどう繋がるのか全くわからないからに他ならないからだ!って多いわ!話多いいわ!代名詞足りなくなりそうだわ!
    ほんとに全部繋がるの?
    大丈夫なの浅井さん?
    いや浅井さんに責任ないわ!
    浅井さん翻訳者だわ!

    大丈夫なの渋谷さん?
    いや渋谷さんに責任ないわ!
    渋谷さん創元社の社長だわ!
    いやだとしたら責任あるわ!

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    2026年02月01日
  • なぜならそれは言葉にできるから――証言することと正義について

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    トラウマを抱える人の語れなさを考える上で、学ぶべきことが多かった。語れないのか、あるいは語ろうとしないのか、当の本人から聞く側や社会の側へ目を向けて考える視点を自分も意識したいと改めて思った。聞くことの責任と、聞いたことを語る責任が印象的であり、本書にあるように、見聞きしたことを「言葉で言い表せない」という表現で片付けてしまわぬようにしたい。

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    2025年10月01日
  • 罪なくして 下

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    えっえええっ。そんな結末!?
    と驚いて終わったあああ。

    ケイトとケイレブ、そこで終わるの?
    コリン、そうなっちゃうの?
    ああ、次巻が早く読みたいい。
    だんだん登場人物が増えて、愛着が湧いてくるシリーズですね。
    事件の背景は、東野圭吾の赤い指を想起させられました。悲しい....。

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    2025年09月15日
  • 罪なくして 上

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    発砲事件の被害者で謎を抱えているクセニア。あり得ないほど不快な男を夫にして可哀想。一方、ケイトはこの発砲事件に巻き込まれてしまうことに。この巻き込まれ力は、相変わらず。図らずも発砲事件と同じ拳銃が学校教師を襲い、でもクセニアと教師とのつながりが見えて来ず。謎ばかりで、まだまだ事件の先行きが不透明です。クセニアの抱える謎も気になります。

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    2025年08月23日
  • 誘拐犯 上

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    関係があるようで、繋がりが見つからない4人の少女と事件。
    ドキドキしながら読み進めています。
    前作からのケイトとケイレブは相変わらず。二人のぎこちなく生きる感じが作品をより魅力的にしてると思う。さて、どう展開していくか。
    下巻にいきます!

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    2025年08月22日
  • 罪なくして 下

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    ネタバレ

    ・あらすじ



    ・感想
    ケイト・リンヴィルシリーズ3作目。
    このシリーズの特有の鬱々とした雰囲気は相変わらずで実家のような安心感(?)。
    事件のラストに驚いたんだけど…次はあの続きからなのかな?
    でもあれが事件の終局でも納得する。
    あの終わりでも納得できちゃうのがこのシリーズだと思う。
    人並み外れて有能な主人公たちが、粉骨砕身して事件を解決し大団円!!みたいな作品じゃないもんね。

    今作で一番可哀想だったのがサーシャ。
    彼は一貫してどこにいても「被害者側」だった…。
    でも、そんな彼も幼稚園での事件を思うと「常に被害者」だとしてない気がする。

    作品に出てくる人間たちの身勝手さ、それを取り繕う

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    2025年08月02日
  • 罪なくして 上

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    スコットランドヤードからスカボロー署へ移ったケイトの初捜査。
    自身も事件に巻き込まれる形でのスタートはなかなか良い感じ。
    今回は、上巻にありがちな
    なんかもやっとしたまま遅々として事件が動かない、
    ということもなく
    積極的に捜査を進めるケイトがとても前向きで眩しい。
    黙ってたら普通にできる刑事。

    逆にケイレブの方は相変わらず酒を断つことができないまま、それが原因で窮地に追い込まれた状態。

    動のケイトと静のケイレブがタッグを組み、
    下巻ではどんなふうに事件を解決するのか楽しみ。

    あと、空気読まないけどそこそこ役立つコリンが好き。

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    2025年07月24日