イリヤトロヤノフの作品一覧
「イリヤトロヤノフ」の「世界収集家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「イリヤトロヤノフ」の「世界収集家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
リチャード・フランシス・バートンを題材にした物語。バートンには
肩書がとても多く(イギリスの探検家、人類学者、作家、言語学者、
翻訳家、軍人、外交官)それだけでもエネルギッシュな人物だと推測できるが
この本を読むと本当に常人の理解を超えるパワーを持ったバートンに圧倒された。
物語自体は三部構成、インド・アラビア・東アフリカからなり第一部のインドが
およそ半分を占める。長いけどインド部分が一番読み進めやすい。読みづらかったのは
アラビア。イスラムに対する知識がないので十分には理解できず。アラビアは冒険譚色が強かった。
映画にできれば面白そうですがスケールが大きすぎて今の映画業界では無理でしょ
Posted by ブクログ
リチャード・バートンは以前から気になっていた.千夜一夜物語やカーマ・スートラを翻訳し,ナイル川の源流を求めて探検し,アラブ人に化けてメッカに巡礼したという,何だか分からないがすごい人物である.
そのバートンを主人公にして,一応史実は踏まえて書かれたフィクション,といったところか.とはいえ,バートンの視点から書かれた旅行記ではなく,また,スリリングな体験を追った冒険ものでも無い.従者,現地のカリフたち,探検のガイドといった第三者の口から語られるパートが大部分で,色々な視点から明かりをあてて,間接的にその姿を浮かび上がらせる,ところがバートンが上記のように一筋縄ではいかない複雑で捕らえどころのない