ユーディト・W・タシュラーの一覧
「ユーディト・W・タシュラー」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧
2021/05/26更新
ユーザーレビュー
-
読書備忘録673号。
★★★★★。
作者の実力が遺憾なく発揮されたミステリー。
時代も舞台もばらばらな場面が入れ替わり繰り広げられ、徐々に全体像を描いていく手腕。しかし、そこに間違いなく感じる違和感。そして巧妙に仕組まれたミスディレクションの罠。さすがとしか言いようがない。
★5つに飢えていたので...続きを読むPosted by ブクログ -
子供たちが誕生日パーティーに招いたのは、かつてのカンボジアを共に生き延び、この地で共に暮らしていた1人の女性。
一体なぜ、疎遠になってしまったか。
回想と現在を行き来しながら語られていく。
最初は、カンボジアの描写が辛くて辛くてページが重くて、違和感に気づけなかった。
あるところで、あれ?と違和感...続きを読むPosted by ブクログ -
16年振りに再会した元恋人の作家と国語教師
二人の会話と回想に加え、作中でお互いが披露する物語を通じて、二人の過去と現在を行ったり来たりする。
帯にミステリーとあったが、所謂「探偵、刑事」物ではなく、すれ違った愛する二人のやり取りで進むストーリーが新鮮だった。
表現が合ってるか分かりませんが、文...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終えた後、3回以上、メイ家の章を中心に読み返して、やっと状況が理解できました。
口数の少ない上の弟、これがキムなのですね。
パーティーの場面から、ずっと明言が避けられ、まるで、キムが語っているかのように物語が進み、ずっとずっと騙されながら読み進めました。
カンボジアに暮らす、2つの家族、
オー...続きを読むPosted by ブクログ -
クメール・ルージュのあまりの残忍さ凄惨さに、何度も途中で読むのを止めようかと思ったほど。しかし、(訳者あとがきにもあるように)ピースが足りない感がずっとあって、中程からはもう一気読み。終わりのほうで、そうだったのかー!とか、だから〜〜〜だったのか…とかやっとピースがはまり、また子世代の若者たちの明る...続きを読むPosted by ブクログ