【感想・ネタバレ】誘拐犯 下のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

CL 2024.3.13-2024.3.15
マンディの苦境が読んでいてほんとに辛い。
アメリーの両親の絶望感も。
少しでも感情移入するとこっちまでどうかなってしまいそうな精神的に危うい人ばかりだった。
それでもケイトが少しずつ前を向いていけそうなラストがよかった。
ケイトもケイレブも全然カッコいい刑事じゃないけど、なんだか惹きつけられる。

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

兎に角めちゃ面白く一気読みした。スコットランドヤードの女性巡査部長が休暇中に遭遇した少女誘拐事件。過去の事件と相似点ある事で主人公ケイトの隠密操作が始まる。
二転三転する事件の真相と、ケイトの恋愛。各人物像が素晴らしくて、ミステリーそのものも練られていて隙がない。大満足な作品。

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2023年12月18日

Posted by ブクログ

〈ケイト・リンヴィル〉シリーズ第二弾。少女が行方不明になったところから物語はどんどん広がっていく。過去の行方不明事件にまで捜査の目は向き、いくつもの辛く残酷なものが見えてくる。事件の捜査や二転三転する展開の驚きの面白さはもちろんなんだけれど、主人公ケイトの造形がこのシリーズの読みどころでもある。ロンドン警視庁の刑事でありながら、孤独で人とうまく関係を作っていけない。この性格が今作もポイントとなってきたりして面白い。この先も邦訳されていってほしいシリーズのひとつ。

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

シャルロッテ・リンクは、好きな作家です。スコットランド・ヤードのケイト・リンヴィルを主人公とする第二弾が、今作です。正直、上巻を読んだ段階では、前作「裏切り」に及ばないと思いましたが、最後まで読み終えて見ると、前作以上の出来だと思います。
この本の素晴らしさは、勿論、ミステリーとしての出来の良さ(誘拐犯が明らかになった瞬間、やられたと思いました。誘拐犯との対決シーンも手に汗握ります。)も
有りますが、事件が解決した後に、ケイトが知ることになるもう1つの真実を経てのエンディングの場面です。
ケイトとケイレブ・ヘイル警部、デボラ・ゴールズビー、コリン・ブレアという、何れも孤独を抱える登場人物が、小さな一歩を踏み出そうとしている所、何が有っても人生は進んで行くのだから、ちょっとだけでも勇気を持って進んで行こうというメッセージに有ります。
☆4.7次作も楽しみです。

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2023年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ

前作から3年後、実家処分のためにスカボローへ戻ってきたケイト。
滞在したB&Bの一人娘アメリーが行方不明となり、同時期に過去誘拐された少女サスキアが遺体で発見されるという事件が起こった。
結局アメリーは海で発見されるが事件の事を決して話さず捜査は難航する。

また機能不全家族のもとから逃げだし行方不明となったマンディ。
それぞれの少女行方不明事件には関連があるのかケイトは独自に調査を始める。

・感想
相変わらず孤独に苦しむケイトとアルコール依存症に苦しむケイレブがいて更に出てくる登場人物皆が病んで歪んでる。

特にマンディの攻撃性が強すぎてそりゃ生き難いだろうなって感想。
あれほど他人を拒絶してハリネズミの様に攻撃してたら誰も助けてくれなくなるのは当たり前なんだけど、でもそうすることでしか自分を守れないという矛盾というか思い込みはああいう環境に育った人なら持たざるを得ない殻なんだろうな。

ケイトの孤独感や低すぎる自己肯定感による卑屈さは個人的には共感出来ないしイラッとするけど、終盤の吹っ切れたケイトは良かった。
みんなそれぞれに何かに依存してる登場人物ばかりだったな。
事件については無関係と思われていた事件が終盤で収束していく系で、前回同様中盤までは停滞感があるけど後半は一気読みした!面白かった。

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2024年02月25日

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