滝口悠生のレビュー一覧

  • 寝相

    Posted by ブクログ

    道を歩いてたら、目的地から斜めに外れてしまって、とんちんかんな所に出てしまうような感覚。
    地続きであっちこっちに行ける。
    でも、置いていかれたりしない。きちんと前には進んでいる。
    そんな不思議な文章が心地よい時もある。

    0
    2022年01月02日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    昔の良かった記憶、悪かった記憶を懐かしんで今を平凡に生きる。頭の中をそのまんま言葉にしてるみたいで凄いなあと感じた。

    茄子の輝きとは?と思ってたけど読むうちにそういうことねって、愛おしーってなった。

    ゆっくり生きていこうじゃないかってなったなー

    0
    2021年12月14日
  • 死んでいない者

    Posted by ブクログ

    この作家の本を読むのは4冊目。若い世代の男性作家をあまり読まないのだが、『長い一日』がとても良かったし、これからどんな小説が読めるのか、楽しみだ。

    亡くなった高齢の男性の一族が通夜に集まる、一夜の群像劇っぽい話。

    でも描かれるのは、子供から孫にいたる多数の人々の内面と記憶、それが一夜の行動の中で代わる代わる書かれるだけなので、これを群像劇と読んで良いのか、分からない。

    世間的には引きこもりと思われる孫と祖父(この話の中心である死者)の関わりが関係性としては一番重厚そうで意味があるように思うのだが、それは具体的には記されない。それぞれの想像を駆してまで書かれる部分と、まったく書かれない部分

    0
    2021年11月21日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    保坂和志や柴崎友香に連なる記憶に関する小説で、自分の記憶も呼び覚まされるような感覚があった。面白かった。

    0
    2021年06月11日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    『花束みたいな恋をした』に重要なアイテムとして登場していたので読んでみた。過去のかけがえのない記憶についての小説だったので、『花束みたいな恋をした』のテーマに通じるものがある。
    小説内では派手な出来事は起こらず、ゆったりとした時間が流れている小説だった。読んでいると、大切な人との過去の記憶を思い出したくなる。主人公は離婚した妻のことをなにかにつけて思い出すのだけど、私たちは過去の延長線上にいるんだなと実感させられる。けれど、どんな大切な思い出だって時の流れには逆らえず、部分部分が風化していってしまう。だから、新しい思い出を塗り重ねて生きていくのかなと感じた。今思い出せる過去を大切にしたいなと思

    0
    2022年02月10日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    忘れていく記憶の数々
    ふと思い出す懐かしい情景

    ふと親孝行について考えていた
    あと何日会えるのか、時間にしたらあと何時間?
    時間を何に使うべきか、ちゃんと考えたいと思った

    2021/03/26 ★4.3

    0
    2021年03月27日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人の記憶がいかに曖昧か、って一言でまとめるとそんな感じになってしまうのがもどかしい・・・
    完璧に共有される過去なんて存在しないもので、ある事実それ自体は変わらずとも、それぞれの主観で捉えたその事実はもう既に裸の事実とは異なってしまう。そのそれぞれの事実を共有し続けられる、あるいは2人の事実を作っていくことが、共に生きてゆくこと、つまり結婚なのかなと思いました。離婚し独り身の主人公を通して、より引き立たせられた2人で生きてゆくことの幸せを感じました。

    0
    2021年02月28日
  • 掌篇歳時記 春夏

    Posted by ブクログ

    24節気を3等分した72候があることを知って、日本には季節を細かく愛でる文化があったのだと再認識した.その季節感を念頭に置いて、著名な作家が短編を綴るという贅沢な本だが今回は春夏を読んだ.村田喜代子の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)が面白かった.戦前の裕福な家庭に育った姉妹だが、それぞれにねえやがいて、様々な世話をするという、今では考えられない家庭内のやり取りが出てくる.あんな時代があったことは、映画や小説の中でしか接することはできないが、この姉妹の会話からその情景が想像できることが新しい発見をしたような感じだった.

    0
    2019年11月06日
  • 愛と人生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     内容が難しいのでうっかり読んでいると頭に何も入らず読むのに時間が掛かった。しかし時折すごい面白い描写があるので油断できない。

    0
    2019年08月26日
  • 掌篇歳時記 春夏

    Posted by ブクログ

    トップバッターの 瀬戸内先生のが 一番俗っぽかったな と思うほど 瀬戸内先生 相変わらず かわいらしい人を書くんですね ほぼほぼ 幻想的で不思議な短編 ちょっと読むには 分かりにくいものもある 芥川賞作家が多いからでしょうか

    0
    2019年08月22日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    最近読み始めた滝口さん、長嶋有に通ずるセンスを感じるので私のお気に入りに。特に事件が起きるわけでもないけれど、…で?とハマるような感覚。元妻、職場の同僚に想いを馳せる感覚が逸してるところがフフっとなる。

    0
    2019年04月02日
  • 寝相

    Posted by ブクログ

    表題の寝相は、いろいろかみ合わない人間たちの、でも確実につながっているんだ、という部分(寝相が同じ)があって、ノスタルジック。
    3話目の『楽器』は、混とんとし過ぎていて、全く解らなかった。

    0
    2014年10月01日
  • 高架線

    Posted by ブクログ

    家賃3万円のオンボロアパート「かたばみ荘」。お風呂とトイレもありますが、シャワー&和式トイレのユニットバスって!この間取りには違和感を覚えました。想像しにくいよ〜
    退去する際は『次の入居者を連れてこないといけない』というルールがあるため、住人は、知り合いの知り合いの知り合い…が続いてるということ。
    退去時に清掃なんてせず、家具や家電はそのまま引き継いだり、代々の住人の暮らした気配を感じながらの生活なんです。
    物語はこのアパートの2号室で暮らした住人・関係者がリレー形式で語る、16年間の出来事です。

    とにかくずっと語り。相槌を打っちゃいそうになるくらいみんな普通にしゃべってる。脱線もするし「こ

    0
    2026年01月10日
  • たのしい保育園

    Posted by ブクログ

    保育園に通っているももちゃんと、保育園で出会う保育士さんや園児の親、ももちゃんのおともだち…。時間に融通の利く自由業のお父さんが、主に送り迎えをしている。
    そんなお父さんが感じた保育園での日々を伝える連作短編集。
    出てくる人が、みんないい人で、読んでいてホッとする。

    0
    2025年12月22日
  • たのしい保育園

    Posted by ブクログ

    私の苦手とする一見脈絡のない独り言のような文章が続いてるけど、テーマが子育てや保育園の日常なので興味深く読めた。(改行少なめだし)
    保育園に通う早生まれのももちゃんは、同じクラスの4月生まれのお友達と比べるとかなり小さい。そのももちゃんの視点(これは多分に父親の想像).
    保育園の送り迎えは大抵文筆業の父親が担当してる。その父親の視点、母親の思い、担当保育士の気持ちなどが、行きつ戻りつ細やかに表現されていく。大きなアクションで「ある!ある!」というような出来事ではなく、そうそうこんなことばかりだよなぁ、と思うようなうつろうようなエピソードとそれにまつわる心情を繊細に文章にしている感じ。これはほぼ

    0
    2025年11月30日
  • 茄子の輝き

    Posted by ブクログ

    別れた妻を、その過ごした日々や場所や会話や空気を時間をかけてじっくりと消化していく様が描かれていて、
    自分との対話みたいなものが本当に丁寧にかかれていた。
    元職場を回想したり、そのくだらない会話だとかよく通った道だとかが、過去になっていくところが、
    切ないともちがう、、なんとも言えない気持ちになるところがあぁ〜!!!となった

    0
    2025年11月14日
  • たのしい保育園

    Posted by ブクログ

    保育園に通うももちゃんとそのお友達、お父さんたち、保育士さんたちの日常を目まぐるしく変わるそれぞれの視点から綴られたお話。ひらがなが多く視点も文章内でいつしか変わっているので少し読みにくかった。子育て真っ最中の方たちには共感が多いかもしれない。

    0
    2025年09月16日
  • たのしい保育園

    Posted by ブクログ

    子供を保育園に通わせるお父さんの奮闘記。なんだか可愛い話だった。すごく細かいことまで書いてあり、そうだよそうだよと思いながら読めた。

    保育園の連絡帳、いつか見せようっと。

    0
    2025年07月04日
  • たのしい保育園

    Posted by ブクログ

    一つひとつの出来事、発言、情景が事細かに描かれていて、その様子を容易に(というか半強制的に笑)イメージしながら読み進めることが出来る。登場人物の視点で見るその場面の表現が特徴的で面白い。

    0
    2025年05月06日
  • 死んでいない者

    Posted by ブクログ

    2015年芥川賞(下期)受賞作
    誰が主役?って話
    知花?ダニエル?美之?亡くなったおじいちゃんの5人の子供、配偶者、子供、孫…。

    でも葬式って、親族特に従兄弟、叔父、叔母なんてそんなもんかぁ〜なんて思いながら読んでたら終わっちゃったって感じ

    0
    2025年05月01日