滝口悠生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死んでいない者
本文の中でも言われていたが親戚内でのとりとめのない会話がだらっと続いていく内容である
お世辞にも面白いとは言えない話だと思ったが、その場面、背景や心情には抵抗なく入り込めた
登場人物が非常に多く、それぞれ何をするでもなく現れては文章に流されていくのだが、読後に思い返してみると何となくその情景が浮かんでくるから不思議だ
しかし文章力があるのかと問われれば否、だろうか
鉤括弧を使わない会話なども含めて易しい文章のせいかすぐ読み終えてしまったためか、明瞭に記憶に残ることはないが、ふとした時にああ誰でもこんなふうに考えたりするんだろうなあなどと考えるのかも知れない
夜曲
短く読 -
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Posted by ブクログ
芥川賞の嬉しいところは本が薄いこと。じゃなくて、芥川賞に関しては私が薄い本を選んでいるだけでしょか。本作は受賞作ではないけれど、選考会ではそこそこ推されていた模様。確かに芥川賞っぽい。『ボヘミアン・ラプソディ』を観てレイ・フォスターの「ジミヘンと働いたこともある俺様が」という台詞が頭に残っていなかったら、書店でこの本を手に取ることはなかったかもしれません。
19歳、原付でちんたら走った東北の旅を振り返る。東日本大震災やアメリカ同時多発テロがいかにもという感じで絡められている小説は正直言って苦手ですが、本作はとてもさりげなく、でも読者の意識の内には残るような描写に好感。
ちょうど誉田哲也の『