安原和見のレビュー一覧
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ネタバレ“ゼロからトースターを作ってみた結果“という本の著者が、“ほとんど無害“という本が大好きだと語っていたので、今シリーズ1作目を読み始めてみた。
元々はラジオドラマだったらしく、ラジオドラマでやるような少し緩い語りのSF作品という感じだった。
平凡な地球人でありながら、宇宙に放り出されるより辛い拷問であるヴォゴン人の詩の朗読(フォードは苦しみのあまり絶叫するほど)に淡々と感想を述べて空気を変える主人公アーサーp88、
破壊された地球から主人公を救い出して一緒にヒッチハイクしていく説明役フォード、
犯罪歴があり、目立つのが仕事の大統領で顔が2つ手が3本、フォードのいとこでもあるゼイフォード、
開 -
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「自分中心」に研究をはじめるにはどうしたらいいか。
それを手順を挙げながら解説していく本。
本書の面白いところは、自分の関心に徹底的に即していくところ。
自分が本当に面白いと思うかが第一で、自分の分野(学問領域)に位置付けていくのは最終段階である。
こうすることで、特定の学問分野に囚われず、関心が共通する人の研究とつながることができる。
自分の学生時代を振り返る。
たしか…対象を決めて、テーマをなんとなくでっちあげる。
その後、先行文献をチェックして…。
本書を読むと、なるほど、これじゃタコつぼにはまり、自分が何に関心があったのか見失うはず。
チェックポイントや、やりがちな誤りなど、具体 -
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「リサーチ」って、軽そうで、なんか趣味的な本かなと思って読んだら、これ「研究」ですよね。マジなやつ。文系の研究をして卒論、修論、博士論文を書く人向けに、アメリカの先生お二人が、楽しく有意義な研究生活をおくってほしいと、親心を持って指導されています。最初から課題バンバン出て、調べ・考え・書くことを求められます。
私、場違い?なもので適当にパラパラとしか読んでいませんが、興味深い点がありました。
それは、著者たちの中心となる主張である、研究は「自分中心的研究」でやりましょう、ということ。私の勝手な理解は以下の通り。
「研究のはじめに「問い」をさがすとき、検索した文献のタイトルや要約をみてビビ -
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ネタバレこれで解決されたような口ぶりのレビューも多いが、あくまで帰結しているのは「可能性の一つ」でしかない。
「カルマン渦」「超低周波音」が発生した可能性はあるかもしれないが、本当にそれが起きたのかは、また別だ。最後の一枚に写りこんでいた「光球」が何だったのかもはっきりしていない。
私はたっぷり…というほどではないが、冬山登山の経験はある。
厳冬期の八ヶ岳、初冬の鹿島槍ヶ岳など、かなりの暴風と山鳴りに一晩中悩まされたこともある。そういったことから色々と疑問に思う。
・カルマン渦や超低周波音が起きたとしても、トレッキングの経験豊富なパーティが、たった一晩の数時間の出来事で発狂したようにテントを飛び出 -
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嗚呼、雪山…
雪山に、憧れている。とてつもなく。なんというか、本当に恋焦がれている。雪の降らない場所に住み、山登り…高尾山、登山って言っても、いいのかな…という、このわたくし、わたくしは…雪山に…とてつもなく…恋慕の情を抱いている…。それは、そう…これもすべて…………闇の左手…嗚呼、惑星"冬"…
という不純な動機で読み始めた本書。先に読んだ家族がニヨニヨしながら、読んだ?読んだ?と待っていた。やっと、読み終わりました。(一ヶ月くらいダラダラ,寝しなに読んでいた)なんとまあ…。
アンタははやく、孤高の人を読みなさい。と言われたので、雪山読書を計画中。 -
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ネタバレ「死に山」という強烈なインパクトのあるタイトルと、ノンフィクション、未解決事件、という3点で購入を即決。
「ディアトロフ峠事件」
本書を読むまで恥ずかしながら存じ上げなかった事件だったが、Wikipediaやあらすじだけをかいつまんだだけでも実に興味深い事件。
いろんな場所でささやかれてる数多の説を、一つずつ検証しながら、筆者は実際にその死に山の現場まで行ってしまう。
事件が起きたのはロシア(旧ソ連)であるが、なにかに取り憑かれたように真相に迫っていく筆者はアメリカ人という面白さがまずある。
なぜアメリカ人の君がこの事件を?と何度も聞かれるし言葉の壁ももちろんあるが、彼自身も、わからないが -
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市立本。活字版の『サピエンス全史』とは少々趣が違うようで、マンガ用に再構成されたもののようだ。ちなみに活字版は未読。
A4サイズの大きなマンガで、ページの紙も厚めで重厚。オールカラー。で値段は2000円くらいとくれば、だいぶ安く感じる。内容はマンガながら、かなりの情報量。ビジュアルが伴ってイメージ的な理解の助けになる。
作画はダニエル・カサナヴというフランスのバンド・デシネ作家。オシャレな絵柄とカラーリングは見ていて楽しい。
話は人類に農業革命が起こる1万2000年前までの、サピエンスの歩みについて。7万年前に、「認知革命」と称される、他の動物とサピエンスを決定的に隔てる変化があった。そ -
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リサーチを自分中心に考える、という視点は研究者になると分かるものかも知れないが、研究をこれから始める場合には、自明ではないのかも知れない…と目を開かれた。ステップバイステップで、どのようにリサーチを捉えるかを教えてくれるので、方法としては分かりやすい。
反面、仕方ないとはいえ、自分の分野ではどうやるべきか、と言う個別事情には答えてくれないし、また、問いと問題の関係、問題と問題集団の関係については、やはり分野の壁があるように思う。
それでも、リサーチは準備が大切なので、この本を読んで、自分の中の疑問を糧に、リサーチの準備(実験計画の前の前くらいまで)は進んでもらいたい。 -
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「ディアトロフ峠事件」。1959年、冷戦下のソビエトで起こった未解決遭難怪死事件。氷点下の雪山、テントから離れた地点で登山チーム9名の遺体が発見された。皆衣服や靴を脱ぎ、頭蓋骨や肋骨を骨折する重傷。遺体からは高濃度の放射能が検出。最終報告書には、「未知の不可抗力によって死亡」と記された。
ディアトロフ峠事件の全貌と真相を描くノンフィクション。
若く、友情と幸福に満ちていた経験豊富なトレッカーたちは、なぜ遭難し異常な状況で死亡することとなったのか?
おそらく世界でも1,2を争うほど有名な遭難事故、「ディアトロフ峠事件」の真相に迫るノンフィクション小説です。
正確には、遭難したトレッカーたちの -
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銀河ヒッチハイクガイドシリーズ完結〜
全五作の中でダントツ深い〜〜!ほぼ脳内、ACID食って考えが突き詰められまくって、昨日すっごいとこまでイッテもうてたなーオレ、て翌日思うけど結局何を考えてたか覚えてないみたいな自分だけ哲学、そのもの。
あとがき読んで知ったんやけど、この完結編、ファンの中では最高傑作か、最悪かでバチバチ別れてるんですね、確かに〜それ分かる。
私もまだどちらか分からんもん。読んでる時は最高〜と思ったけど、読後はえー!ちょっとこんなん銀河ヒッチハイクガイドちゃうやーん、勘弁してよ〜フォードのキャラもよー、となったし。
ラストもびっくりやでしかし。
でもマーヴィン出てこないのに、 -
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こちらを含めてシリーズ4作品を読んできましたが、これが一番読んでいて情景が浮かびやすい。
SFではなく地球で起こるラブストーリー。
アーサーが彼女の家に辿り着くまでの前半に関しては、わりとトリップ感あって、ダグラスアダムスはけっこうジャンキーだったんでは?の疑いをまた強める羽目にw
でもナチュラルにこれ書けるんだったらほんまうらやましいし、楽しいだろうなぁ。世の中こんなふうに見えて考えられたら。
最後マーヴィンが登場してからの、マーヴィンのひとことひとことが沁みます。
自分の中で一つだけ交換せずにいる箇所はどこだと思いますか?のマーヴィンからアーサーへの問い。
本の中では誰もその質問には答えず -
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ネタバレ興味深いタイトルの本。どの本もどこから歩き出せばいいか教えてはくれない。確かにそのとおり。
本書の目的は自らともる火をつける理想的な条件を生み出す手助けをすること
メモ
・研究とは研究者が自分のなかにある問題を見極め、それに対してどうすればいいか考えることから始まる。
・自分中心的研究
実践の面から、今いる場所から研究の道程に踏み出す。自己との密接なつながりを重視維持することが重要。
精神的には、自己の能力と限界を自覚し、意識的に評価する。自分が何者であるかを知り、自分自身の直感に耳を傾け、子供っぽくても信頼し、深化させていくこと
考え方は課題を明確にし、自分のアイデア、前提、関心ごと -
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実はアダムスファミリーの実写映画版をじっくり観たこともなければ、アニメや漫画も見たこともない。当然ファンでもない。ではなぜ、ahddamsさんのレビューが面白かったからと言って読む気になったのかと言えば、少し回りくどい説明が必要ではある。
今年は柳田国男の「山の人生」を本格的に読んだ年だった。「遠野物語」もそうなのであるが、前期柳田は日本人の「怪異なるものを見る視点」を突き詰めた人物だった。それは即ち、「日本人とは何か」を突き詰めることに繋がる。その一環として、アメリカで長いこと「親しまれてきた」怪異とは何かを見ることも、益あるのではないかと言う「回りくどい」思考が私にはあるのである。
多 -
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このアカウント名でありながら、『アダムス・ファミリー』シリーズを観たことがない。Netflixで話題になった『ウェンズデー』も然りだ。何故かミュージカル版だけは観ていたが、あれはどうやら舞台オリジナルのストーリーで結局一家のことは分からずじまいだった。(笑いありで面白く観劇はできたが)
本書は先月懇意にしている本屋で目に留まった。その瞬間「これは神(いや、悪魔?)からの啓示だ」と直感し、秒速で購入したのである。
皆さんは『アダムス・ファミリー』に原作があることをご存知だろうか。そしてもう一つ、原作者のラストネームが「アダムス」であることも。
1964年のドラマ版が放送される1世代ほど前、作者 -
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ネタバレ非常に面白かったけれど、これを通してどう受け止めればいいのか少し戸惑う
男が女に行なっている行為を逆転させることで残虐性を男性が感じる それで男性たちに気付きを与えることができるのだろうか 寧ろその残虐性は女性だから、という結論にならないだろうか
寧ろここでこの残虐性は男のものとイコールであると気づく層はそもそもリベラルであって、女性たちの声に対して揶揄する層ではないのでは、と 揶揄する層は恐らくこれらを女性特有の残虐性と取り、やっぱり女性に権力を与えてはいけないみたいな考えになるのではないか(そういう層は読まないかもだが
しかしこの本の中で恐らく言いたいのは作中でもあるように、物事は