安原和見のレビュー一覧

  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

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    時系列が遭難時、捜索時、作者による調査時(現代)が交互に書かれていくが、描写がうまく引き込まれる内容。最近山岳遭難に興味があり、この事件のことも気にはなっていたが、そういう理由だったのかと結論もなるほど!と思え一読してよかったという感じ。

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    2024年01月17日
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

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    ネタバレ

    「死に山」という強烈なインパクトのあるタイトルと、ノンフィクション、未解決事件、という3点で購入を即決。

    「ディアトロフ峠事件」
    本書を読むまで恥ずかしながら存じ上げなかった事件だったが、Wikipediaやあらすじだけをかいつまんだだけでも実に興味深い事件。
    いろんな場所でささやかれてる数多の説を、一つずつ検証しながら、筆者は実際にその死に山の現場まで行ってしまう。

    事件が起きたのはロシア(旧ソ連)であるが、なにかに取り憑かれたように真相に迫っていく筆者はアメリカ人という面白さがまずある。
    なぜアメリカ人の君がこの事件を?と何度も聞かれるし言葉の壁ももちろんあるが、彼自身も、わからないが

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    2024年01月06日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    市立本。活字版の『サピエンス全史』とは少々趣が違うようで、マンガ用に再構成されたもののようだ。ちなみに活字版は未読。

    A4サイズの大きなマンガで、ページの紙も厚めで重厚。オールカラー。で値段は2000円くらいとくれば、だいぶ安く感じる。内容はマンガながら、かなりの情報量。ビジュアルが伴ってイメージ的な理解の助けになる。

    作画はダニエル・カサナヴというフランスのバンド・デシネ作家。オシャレな絵柄とカラーリングは見ていて楽しい。

    話は人類に農業革命が起こる1万2000年前までの、サピエンスの歩みについて。7万年前に、「認知革命」と称される、他の動物とサピエンスを決定的に隔てる変化があった。そ

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    2023年12月30日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    リサーチを自分中心に考える、という視点は研究者になると分かるものかも知れないが、研究をこれから始める場合には、自明ではないのかも知れない…と目を開かれた。ステップバイステップで、どのようにリサーチを捉えるかを教えてくれるので、方法としては分かりやすい。
    反面、仕方ないとはいえ、自分の分野ではどうやるべきか、と言う個別事情には答えてくれないし、また、問いと問題の関係、問題と問題集団の関係については、やはり分野の壁があるように思う。
    それでも、リサーチは準備が大切なので、この本を読んで、自分の中の疑問を糧に、リサーチの準備(実験計画の前の前くらいまで)は進んでもらいたい。

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    2023年12月24日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    157冊目『銀河ヒッチハイク・ガイド』(ダグラス・アダムス 著、安原和見 訳、2005年9月、河出書房新社)
    1978年にイギリスで放送されたラジオドラマを、原案/脚本を手がけたアダムス自らが小説化。1979年に刊行されて以来、世界中で親しまれている「バカSF」の古典である。
    後書きによると著者はモンティ・パイソンから影響を受けているとのこと。確かに本作のコメディは社会への皮肉や批評性に満ちており、どこか無常観すら漂っている。本作の徹底したバカバカしさは、著者の知性の裏打ちに他ならない。

    「四十二です」

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    2023年12月08日
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

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    「ディアトロフ峠事件」。1959年、冷戦下のソビエトで起こった未解決遭難怪死事件。氷点下の雪山、テントから離れた地点で登山チーム9名の遺体が発見された。皆衣服や靴を脱ぎ、頭蓋骨や肋骨を骨折する重傷。遺体からは高濃度の放射能が検出。最終報告書には、「未知の不可抗力によって死亡」と記された。
    ディアトロフ峠事件の全貌と真相を描くノンフィクション。


    若く、友情と幸福に満ちていた経験豊富なトレッカーたちは、なぜ遭難し異常な状況で死亡することとなったのか?
    おそらく世界でも1,2を争うほど有名な遭難事故、「ディアトロフ峠事件」の真相に迫るノンフィクション小説です。
    正確には、遭難したトレッカーたちの

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    2023年12月05日
  • ほとんど無害

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    銀河ヒッチハイクガイドシリーズ完結〜
    全五作の中でダントツ深い〜〜!ほぼ脳内、ACID食って考えが突き詰められまくって、昨日すっごいとこまでイッテもうてたなーオレ、て翌日思うけど結局何を考えてたか覚えてないみたいな自分だけ哲学、そのもの。
    あとがき読んで知ったんやけど、この完結編、ファンの中では最高傑作か、最悪かでバチバチ別れてるんですね、確かに〜それ分かる。
    私もまだどちらか分からんもん。読んでる時は最高〜と思ったけど、読後はえー!ちょっとこんなん銀河ヒッチハイクガイドちゃうやーん、勘弁してよ〜フォードのキャラもよー、となったし。
    ラストもびっくりやでしかし。
    でもマーヴィン出てこないのに、

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    2023年12月03日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    ○「テーマ」と「問い」は異なる
    テーマ…研究したい分野のこと
    問い…興味のあることに対する疑問

    テーマだけ決めても研究課題は設定しづらい

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    2023年11月26日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    こちらを含めてシリーズ4作品を読んできましたが、これが一番読んでいて情景が浮かびやすい。
    SFではなく地球で起こるラブストーリー。
    アーサーが彼女の家に辿り着くまでの前半に関しては、わりとトリップ感あって、ダグラスアダムスはけっこうジャンキーだったんでは?の疑いをまた強める羽目にw
    でもナチュラルにこれ書けるんだったらほんまうらやましいし、楽しいだろうなぁ。世の中こんなふうに見えて考えられたら。
    最後マーヴィンが登場してからの、マーヴィンのひとことひとことが沁みます。
    自分の中で一つだけ交換せずにいる箇所はどこだと思いますか?のマーヴィンからアーサーへの問い。
    本の中では誰もその質問には答えず

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    2023年11月03日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    ネタバレ

    興味深いタイトルの本。どの本もどこから歩き出せばいいか教えてはくれない。確かにそのとおり。
    本書の目的は自らともる火をつける理想的な条件を生み出す手助けをすること

    メモ
    ・研究とは研究者が自分のなかにある問題を見極め、それに対してどうすればいいか考えることから始まる。
    ・自分中心的研究
     実践の面から、今いる場所から研究の道程に踏み出す。自己との密接なつながりを重視維持することが重要。
     精神的には、自己の能力と限界を自覚し、意識的に評価する。自分が何者であるかを知り、自分自身の直感に耳を傾け、子供っぽくても信頼し、深化させていくこと
     考え方は課題を明確にし、自分のアイデア、前提、関心ごと

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    2023年11月03日
  • アダムス・ファミリー全集

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    実はアダムスファミリーの実写映画版をじっくり観たこともなければ、アニメや漫画も見たこともない。当然ファンでもない。ではなぜ、ahddamsさんのレビューが面白かったからと言って読む気になったのかと言えば、少し回りくどい説明が必要ではある。

    今年は柳田国男の「山の人生」を本格的に読んだ年だった。「遠野物語」もそうなのであるが、前期柳田は日本人の「怪異なるものを見る視点」を突き詰めた人物だった。それは即ち、「日本人とは何か」を突き詰めることに繋がる。その一環として、アメリカで長いこと「親しまれてきた」怪異とは何かを見ることも、益あるのではないかと言う「回りくどい」思考が私にはあるのである。

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    2023年10月24日
  • アダムス・ファミリー全集

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    このアカウント名でありながら、『アダムス・ファミリー』シリーズを観たことがない。Netflixで話題になった『ウェンズデー』も然りだ。何故かミュージカル版だけは観ていたが、あれはどうやら舞台オリジナルのストーリーで結局一家のことは分からずじまいだった。(笑いありで面白く観劇はできたが)
    本書は先月懇意にしている本屋で目に留まった。その瞬間「これは神(いや、悪魔?)からの啓示だ」と直感し、秒速で購入したのである。

    皆さんは『アダムス・ファミリー』に原作があることをご存知だろうか。そしてもう一つ、原作者のラストネームが「アダムス」であることも。
    1964年のドラマ版が放送される1世代ほど前、作者

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    2023年10月05日
  • パワー

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    ネタバレ

    非常に面白かったけれど、これを通してどう受け止めればいいのか少し戸惑う

    男が女に行なっている行為を逆転させることで残虐性を男性が感じる それで男性たちに気付きを与えることができるのだろうか 寧ろその残虐性は女性だから、という結論にならないだろうか

    寧ろここでこの残虐性は男のものとイコールであると気づく層はそもそもリベラルであって、女性たちの声に対して揶揄する層ではないのでは、と 揶揄する層は恐らくこれらを女性特有の残虐性と取り、やっぱり女性に権力を与えてはいけないみたいな考えになるのではないか(そういう層は読まないかもだが

    しかしこの本の中で恐らく言いたいのは作中でもあるように、物事は

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    2023年08月17日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    歴史って漫画だとわかりやすい。ぐんぐん惹き込まれる画風と進み方で、人類の誕生という、歴史の中でも壮大な部分を時空を超えて楽しみながら学べる本でした。

    サピエンスが今のように発達したのは”虚構”を作り上げたからだとこの本では言っています。神という存在、宗教、価値観など、そういったものが人々をまとめ、発達したのだと。

    部分的に著者の政治的な偏りが垣間見えるのが気になるけれど、寝る間を惜しんで没頭させてくれる漫画だった。子供も大人も楽しめると思う。

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    2023年08月13日
  • アダムス・ファミリー全集

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    アンジェリカ・ヒューストンの映画でしか知らなかったので、興味深かった。キャラクターが変遷してく様も面白かった。

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    2023年06月21日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    訳版と漫画版があったが、とりあえずは読みやすさ、とっつきやすさ重視で漫画版から。

    前提知識等は無しに読み始めたのだけれども、いわゆる猿と人類の違い、丁寧に言うとホモサピエンスとホモサピエンス以外の他の新人類との違いを説明してくれる。地球上の他の種とどうやって入れ替わってきたか、ただ結果だけではなく、いろんな考え方があることを踏まえて、説明してくれる。

    ちょうど、人種と生物種は違う概念なのか、と考え始めたところで、モチベーション高く読めた。

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    2023年03月14日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    ネタバレ

    「42」で有名な「銀河ヒッチハイクガイド」の続編.
    「ガイド」と同じように,ごく普通のはずだったイギリス人のアーサー・デントが宇宙や時空をあちこち移動するドタバタSFコメディ.
    日本人にはあまり馴染みのないようなスタイルの皮肉・ジョークがふんだんに詰め込まれている.

    総じて,「ガイド」を楽しめた人間なら楽しむことが出来るであろう内容だった.

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    2023年02月28日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人

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    目次
    ・存在の檻
    ・命令遵守
    ・フラウンズリー・フロルゲルズ
    ・最後の火星人
    ・地獄のハネムーン
    ・星ねずみ再び
    ・六本脚の催眠術師
    ・未来世界から来た男
    ・選ばれた男
    ・入れ替わり
    ・武器
    ・漫画家
    ・ドーム
    ・スポンサーからひとこと
    ・賭事師(かけごとし)
    ・処刑人

    初期の頃の切れ味鋭いショートショートが少なくなって、淋しい。
    その中では『六本脚の催眠術師』が、にやりと笑える面白さ。
    ここにきて本邦初訳の作品が結構あるのは、日本での人気に陰りが出てきたってことなのでしょうか。

    『未来世界から来た男』は、創元SF文庫の表題作にもなったけれど、今はもう受け入れられないかもしれないなあ。

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    2023年01月10日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが

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    「ウェイヴァリー」は地球人が電波Waveを頻用するようになったので、それを好餌とする不可視の存在がどこかから飛来して発電した刹那に食ってしまうので電気文明が壊滅して蒸気機関と移動には馬の時代に戻るという19世紀賛美のストーリー、「電獣ヴァヴェリ」の題名で心に残っていた。

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    2023年01月04日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    ここまでコメディに振り切ったSFは初めて読んだ。
    皮肉のこもった面白い展開が満載しつつ、SFを読む時に求めている壮大な要素もちゃんと掴んでいて、とにかく面白かった!!!続きも早く読みたい。

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    2022年12月06日