安原和見のレビュー一覧

  • ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所

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    ダーク・ジェントリーという探偵が、ある事件の謎を解明していく話。大抵の探偵物で同様の説明ができちゃうけれど、これは作者がダグラス・アダムスですから。

    最初の50パーセントは意味がわからない。何これ…と読んでて呆然となる。意味わからなすぎて読むのも亀のようなペースになってしまった。だけど、50パーセントを過ぎたあたり、ダーク・ジェントリーが出てきて推理し始めると、読むペースはジェットコースター。前半の訳わからないエピソードたちがあれよあれよと言う間に意味を持ち始める。あれだけの意味わかんないエピソードの伏線を見事に回収していくなんて、ほんとダグラス・アダムスは天才だと思う。正直もう1回以上読み

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    2018年10月23日
  • ほとんど無害

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    銀河ヒッチハイクガイド3部作の5作目にして最終話。
    作者死去により本当にほんとうの最終話。

    ***
    銀河系の歴史はごっちゃになっていたんだ。
    人々は努力していたけれど、度重なる時間移動や時空移動によりますますごっちゃになっていくばかりだ。

    フォード・ブリーフェクトは「銀河ヒッチハイクガイド」を発行している本社を訪れて驚いた。買収されてすっかりまともに変わってしまったんだ。
    こんながあの自由で無茶な我らが本社なのか?!

    トリシア・マクミランは、送るはずだったもう一つの人生を17年間悔いている。
    宇宙人で二つの頭と三本の腕を持つゼイフォードと知り合ったのに、一緒に銀河に出られなかったんだ。彼

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    2018年10月07日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    星図にも載っていない辺鄙な領域のさらに遥か奥地に小さい黄色い太陽がある。その太陽の周りを小さい青緑色の惑星が回っている。
    この惑星に住むサルの子孫は呆れるほど遅れていて、いまだにデジタル時計を生かした発明だと思っているほどだ。
    この惑星の問題は、住んでいる人間たちが不幸ということであり、その解決法として小さな紙切れの移動が行われている。これは不思議な解決だ。不幸なのはこの紙切れ自身ではないのだから。

    そしてある日、それはある男が、たまには人に親切にしようよ、と言ったため木に釘づけされて二千年以上たった日だが、一人の若い娘が世界を善にして幸福な場所にする方法を思いついた。それはうまくいくはずだ

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    2018年09月30日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ3冊目。
    前2作よりちょっとシビアだった印象。


    二百万年前の地球に飛ばされていたアーサーとフォードは、それから数年後に何とか時間軸を捕まえ別の時間、別の惑星へ。
    着いた先は、破壊二日前の地球、イギリス、クリケット会場!
    そこへ突如現れたクリキット星宇宙船は、地球人をボール代わりに使ってクリケットを始める。

    クリキット星人は、ずっと”宇宙”というものを認識していなかった。
    この世界に自分たちが唯一無二だと思っていたのだ。
    だがある日うっかり落ちてきた宇宙船により、彼らは”宇宙”を知る。
    優れた科学力で、数年で宇宙船を仕上げて宇宙に向って探索だ!果たして誰に

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    2018年09月07日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    銀河ヒッチハイクガイドシリーズ2冊目。



    お腹が空いたから一番近い”宇宙の果てのレストラン”に行こう!
    …ところが<黄金の心>号はヴォゴン人からの攻撃を受けてしまった。
    ヴォゴン人は、地球を滅ぼすという指令を受けたのに、二人の地球人が抜け出して銀河ヒッチハイク出たから今度こそ指令を成し遂げようと張り切ってしまってる。
    指令を出したのは銀河系の精神学者たち。なにしろ地球は「宇宙の究極の問いを応えるために作られたスーパーコンピューター」であり、抜け出した二人、アーサー・デントとトリリアンはその地球の一分なんだ、彼らを抹殺しないと「宇宙の究極の問い」の答えが出てしまうではないか!
    無限不可能性ド

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    2018年08月26日
  • ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所

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    D・アダムスの名も「銀河ヒッチハイク・ガイド」も寡聞にして知らず、タイトルから探偵小説だと思って手に取り、裏表紙の抱腹絶倒の奇想ミステリーという言葉に危ういものを感じながらも読み始めたら、これがモンティ・パイソン(本当に脚本を担当していた!)を彷彿とさせる英国風味満載の快作で、1987年発表という時期も現代ものに倦んでいた頭に心地よく、結果としてとても楽しく読めた。数々の伏線の回収もシュルシュルとあっという間にピタリと着地し、SFなんだろうけど、これなら代表作も読んでみたいと思えた。映像も楽しそう。

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    2018年08月04日
  • 長く暗い魂のティータイム

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    ダーク・ジェントリーの2作目
    ミステリーと言うより荒唐無稽、北欧神話の神が出てくるとあってはもう、なんでもありです。
    そこへダークが無理矢理介入して、ヴァルハラにまで行っちゃいます。

    めちゃくちゃだけど、あーなるほどそうゆう事ね。って終わるのが面白い。ダークがボロボロになってくのも面白かった。

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    2018年07月06日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    前作の『宇宙ヒッチハイクガイド』と同様、奇想がいっぱいで楽しい。宇宙の終わりをリアルタイムで観ることができるレストランでの話し方の時制や、品種改良されて、人間に食べられることを喜ぶ牛のギャグは、秀逸。藤子・F・不二雄の「ミノタウロスの皿」を連想させる。そのアイデアで短編を一つかけるのではないか。シリーズ3作目も読もう。

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    2018年06月23日
  • ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所

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    ネタバレ

    ドタバタ喜劇、にして推理小説だとは思うんだけど
    世界を斜に構えたような皮肉っぽい視点(ネガティブ側)
    奇想天外な設定やキャラクター(ポジティブ側)
    の絶妙なバランスで意味不明なままで読み進めていくと
    一つの物語としていつの間にか着地している。
    途中は、あたまに?マークが浮かんでも
    バカらしいと思っても、読み進めるだけ。
    そうすると、真のバカらしくもすっきりとする
    結末が待っています。

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    2018年04月04日
  • 長く暗い魂のティータイム

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    ガツン、ガツン、ボカンwww
    これのドラマってモンティパイソンの様なもんを想像していいのだろうか?

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    2018年03月24日
  • ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所

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    ネタバレ

    いや、人をくった面白い設定に文体で。銀河ヒッチハイク読んだことないですが、読んでみよ。
    まずしばらく経っても探偵出てこないし、出て来たと思ったら忘れられてるし。一番好きなのは、浴室から出て来た教授を羽交い締めする辺り。
    解説も面白くて、・・・英語でもそんな語呂合わせネームあるんだなぁ、と。
    まさかドラマとかあるなんて、観てみたいです。

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    2018年03月08日
  • ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所

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    「銀河ヒッチハイクガイド」よりも、好みだった。
    恥ずかしながら「ドクター・フー」の、作者であることを知らずゆ読んでいて、あれ?これ?
    と思う場面があったがあとがきで納得

    訳者の方が苦心しているのが、前書きの解説
    説明がないとわからないニュアンスもカバーされていて楽しい。

    ただ、「ものすごくわかりづらくバラバラに配置されたピースが最後には全て繋がっていく」と言うことを事前に理解していないと序盤でリタイアする人もいるかもしれない。

    一番好きだったのは、馬が主人とはぐれて自由に時間を潰して過ごすアイデアを思いついて、そのアイデアを破棄することが選択肢としてあることに歓喜する場面。そして直後に樹

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    2018年03月02日
  • ほとんど無害

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    このシリーズは『さようなら、いままで魚をありがとう』で完結、と思い込んでいた。
    宇宙人とエルヴィス・プレスリーとか、パラレルワールドなのかやっと再びアーサーは地球に戻ってこれたけれどまたしてもあのヴォゴン人に破壊されてしまうとか(笑)いやはや愉快な荒唐無稽。よくわからんままでなんか読んでしまう、タイトルも秀逸。
    アーサーが予言者に「ニーズにあわせた個別的な」特別な祈りを聞こうとする場面とか、にやにやしちゃう。
    登場人物はもちろん、著者のダグラス自身も、こういうことを真剣に(たぶんきっと)やってるところにとても好感が持てる。

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    2018年02月05日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    SF。コメディ。シリーズ2作目。
    破天荒なストーリー。支離滅裂な会話。作品全体に散りばめられた、ブラックなユーモアとSFのガジェット。
    前作に続いてとても好きな作風。
    終盤には大きな驚きも。満足です。

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    2017年08月17日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    SF。コメディ。
    ユーモアSF。面白い!
    ”ある日突然、地球が消滅”という、思い切った設定から始まり、ユニークな物語が続く。
    表紙のおかしさも、この作品らしい名シーン。

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    2024年01月17日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    途中でちょっと、なんでこんなもの読んでるんだ?と思いかけた、が、持ち直した。
    今回は、
    不死に生まれついた、無限引き伸ばされワウバッカーが宇宙に住む者をひとり残らず侮辱してまわる、とか。
    常に憂鬱なロボットマーヴィンが、実はキーパーソンだったり。
    アーサーに何度も殺され続けている(と主張する)アグラジャック、とか。

    「理由」の説明を受けている時には完璧に理解しているが、それを後で他の人に話そうとすると全く覚えていない、ってよくあるな。

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    2016年01月01日
  • 新銀河ヒッチハイク・ガイド下

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    ゼイフォードとフォードのちゃらんぽらんさがしっかり出ていて良い。ヤバくなったとき、フォードと一緒にいたせいかアーサーも若干ちゃらんぽらんになっていたりして、笑った。最後全員がそれなりに幸せになるというのもなかなか。

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    2015年08月24日
  • 新銀河ヒッチハイク・ガイド上

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    アダムスが書いた銀河より銀河らしく仕上がっている。所々に挿入される「ガイドによる注釈」は最初慣れず読むリズムを乱されると感じたが、それ以上に楽しめる作品だったため気にならなくなった。神が出てきてからのくだりはなかなか笑えるし、ワウバッガーも良い味を出している。

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    2015年08月17日
  • ほとんど無害

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    流れがカオスで面白く読めた。不条理度合いが増したのでモンティパイソン好きなら楽しめると思う。フェンチャーチが出てこないのはちょっとマイナス。

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    2015年08月08日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    話の筋がしっかりしているからか、前二作よりも面白い。ドタバタは少ないが不思議感はましていて楽しめる。フォードの良さが際立ってもいたし、ギャグシーンにもかかわらずマーヴィンのエピソードはなかなかに感動的。

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    2015年07月30日