あらすじ
奇抜な着想、軽妙なプロットで、短編を書かせては随一の名手。1963年には『未来世界から来た男』で創元SF文庫の記念すべき第1弾を飾ったフレドリック・ブラウン。その多岐にわたる活躍の中から、111編のSF短編すべてを年代順に収めた決定版全集・全4巻。第1巻には「星ねずみ」「天使ミミズ」など初期の傑作12編を収録。【収録作】序文=バリー・N・マルツバーグ/「最後の決戦(ハルマゲドン)」/「いまだ終末にあらず」/「エタオイン・シュルドゥル」/「星ねずみ」/「最後の恐竜」/「新入り」/「天使ミミズ」/「帽子の手品」/「ギーゼンスタック一家」/「白昼の悪夢」/「パラドックスと恐竜」/「イヤリングの神」/収録作品解題=牧眞司/解説=鏡明
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Posted by ブクログ
SF。ファンタジー。短編集。
『未来世界から来た男』『天使と宇宙船』『さあ、気ちがいになりなさい』と読んでいるので、何作も既読。
タイトルが変わっていて、読むまで分からない作品も多々。
既読では、やはり「天使ミミズ」(旧題「ミミズ天使」)がとても面白い。
初めて読んだ作品では、「星ねずみ」「白昼の悪夢」「イヤリングの神」がどれも好き。
ショート・ショート好きには「いまだ終末にあらず」「最後の恐竜」、ミステリ好きには「白昼の悪夢」、ホラー好きには「ギーゼンスタック一家」、パズル好きには「エタオイン・シュルドゥル」と、SFファン以外にも楽しめる、多才な作家さんです。
ここ数年、バラード、ヴォネガット、コードウェイナー・スミスあたりの短編全集が出版されていて、更にブラウンと、新規のSFファンとしてはとても助かる。次作にも期待。
Posted by ブクログ
フレドリック・ブラウンのSF小説を初めて読みましたが、この人って読者に何か語りかけるような、こういうSF書くんだって思って次も読んでみようと気になってます。
個人的に気に入っているのは「星ねずみ」「天使ミミズ」「パラドックスと恐竜」ですね。
Posted by ブクログ
SF短(中)編の名手フレドリック・ブラウンの短編全集、第1巻(全4巻刊行予定)。
フレドリック・ブラウンの珠玉のSF短編小説を年代順に網羅できる素晴らしい全集。ミステリー、サスペンス、ロマン(...etc)と、様々なジャンルの物語が詰まっており、まさに「アイデアと語りの奔流」(本書帯のキャッチコピーより)。「何か気軽に読めるSF」と聞かれたら、安心しておすすめできるのがフレドリック・ブラウン。あと、星新一。短い読書時間で、質の高い物語に気軽に触れられる。なんとも贅沢。
Posted by ブクログ
フレドリック・ブラウンSF短編全集の第1巻
「最後の決戦(ハルマゲドン)」Armageddon
「いまだ終末(おわり)にあらず」Not Yet the End
「エタオイン・シュルドゥル」Etaoin Shrdlu
「星ねずみ」Star Mouse
「最後の恐竜」Runaround
「新入り」The New One
「天使ミミズ」The Angelic Angleworm
「帽子の手品」The Hat Trick
「ギーゼンスタック一家」The Geezenstacks
「白昼の悪夢」Daymare
「パラドックスと恐竜」Paradox Lost
「イヤリングの神」And the Gods Laughed
フレドリック・ブラウンは生涯ベストに入る『発狂した宇宙』の著者でSF短編の名手
既読のものが多いが懐かしく読んだ
いかにも50年代風のテイスティングがグッとくる
残りの巻も楽しみ