安原和見のレビュー一覧

  • アダムス・ファミリー全集

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    実はアダムスファミリーの実写映画版をじっくり観たこともなければ、アニメや漫画も見たこともない。当然ファンでもない。ではなぜ、ahddamsさんのレビューが面白かったからと言って読む気になったのかと言えば、少し回りくどい説明が必要ではある。

    今年は柳田国男の「山の人生」を本格的に読んだ年だった。「遠野物語」もそうなのであるが、前期柳田は日本人の「怪異なるものを見る視点」を突き詰めた人物だった。それは即ち、「日本人とは何か」を突き詰めることに繋がる。その一環として、アメリカで長いこと「親しまれてきた」怪異とは何かを見ることも、益あるのではないかと言う「回りくどい」思考が私にはあるのである。

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    2023年10月24日
  • アダムス・ファミリー全集

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    このアカウント名でありながら、『アダムス・ファミリー』シリーズを観たことがない。Netflixで話題になった『ウェンズデー』も然りだ。何故かミュージカル版だけは観ていたが、あれはどうやら舞台オリジナルのストーリーで結局一家のことは分からずじまいだった。(笑いありで面白く観劇はできたが)
    本書は先月懇意にしている本屋で目に留まった。その瞬間「これは神(いや、悪魔?)からの啓示だ」と直感し、秒速で購入したのである。

    皆さんは『アダムス・ファミリー』に原作があることをご存知だろうか。そしてもう一つ、原作者のラストネームが「アダムス」であることも。
    1964年のドラマ版が放送される1世代ほど前、作者

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    2023年10月05日
  • パワー

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    ネタバレ

    非常に面白かったけれど、これを通してどう受け止めればいいのか少し戸惑う

    男が女に行なっている行為を逆転させることで残虐性を男性が感じる それで男性たちに気付きを与えることができるのだろうか 寧ろその残虐性は女性だから、という結論にならないだろうか

    寧ろここでこの残虐性は男のものとイコールであると気づく層はそもそもリベラルであって、女性たちの声に対して揶揄する層ではないのでは、と 揶揄する層は恐らくこれらを女性特有の残虐性と取り、やっぱり女性に権力を与えてはいけないみたいな考えになるのではないか(そういう層は読まないかもだが

    しかしこの本の中で恐らく言いたいのは作中でもあるように、物事は

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    2023年08月17日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    歴史って漫画だとわかりやすい。ぐんぐん惹き込まれる画風と進み方で、人類の誕生という、歴史の中でも壮大な部分を時空を超えて楽しみながら学べる本でした。

    サピエンスが今のように発達したのは”虚構”を作り上げたからだとこの本では言っています。神という存在、宗教、価値観など、そういったものが人々をまとめ、発達したのだと。

    部分的に著者の政治的な偏りが垣間見えるのが気になるけれど、寝る間を惜しんで没頭させてくれる漫画だった。子供も大人も楽しめると思う。

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    2023年08月13日
  • アダムス・ファミリー全集

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    アンジェリカ・ヒューストンの映画でしか知らなかったので、興味深かった。キャラクターが変遷してく様も面白かった。

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    2023年06月21日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    訳版と漫画版があったが、とりあえずは読みやすさ、とっつきやすさ重視で漫画版から。

    前提知識等は無しに読み始めたのだけれども、いわゆる猿と人類の違い、丁寧に言うとホモサピエンスとホモサピエンス以外の他の新人類との違いを説明してくれる。地球上の他の種とどうやって入れ替わってきたか、ただ結果だけではなく、いろんな考え方があることを踏まえて、説明してくれる。

    ちょうど、人種と生物種は違う概念なのか、と考え始めたところで、モチベーション高く読めた。

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    2023年03月14日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    ネタバレ

    「42」で有名な「銀河ヒッチハイクガイド」の続編.
    「ガイド」と同じように,ごく普通のはずだったイギリス人のアーサー・デントが宇宙や時空をあちこち移動するドタバタSFコメディ.
    日本人にはあまり馴染みのないようなスタイルの皮肉・ジョークがふんだんに詰め込まれている.

    総じて,「ガイド」を楽しめた人間なら楽しむことが出来るであろう内容だった.

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    2023年02月28日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人

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    ネタバレ

    目次
    ・存在の檻
    ・命令遵守
    ・フラウンズリー・フロルゲルズ
    ・最後の火星人
    ・地獄のハネムーン
    ・星ねずみ再び
    ・六本脚の催眠術師
    ・未来世界から来た男
    ・選ばれた男
    ・入れ替わり
    ・武器
    ・漫画家
    ・ドーム
    ・スポンサーからひとこと
    ・賭事師(かけごとし)
    ・処刑人

    初期の頃の切れ味鋭いショートショートが少なくなって、淋しい。
    その中では『六本脚の催眠術師』が、にやりと笑える面白さ。
    ここにきて本邦初訳の作品が結構あるのは、日本での人気に陰りが出てきたってことなのでしょうか。

    『未来世界から来た男』は、創元SF文庫の表題作にもなったけれど、今はもう受け入れられないかもしれないなあ。

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    2023年01月10日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが

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    「ウェイヴァリー」は地球人が電波Waveを頻用するようになったので、それを好餌とする不可視の存在がどこかから飛来して発電した刹那に食ってしまうので電気文明が壊滅して蒸気機関と移動には馬の時代に戻るという19世紀賛美のストーリー、「電獣ヴァヴェリ」の題名で心に残っていた。

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    2023年01月04日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    ネタバレ

    銀河ヒッチハイクガイド シリーズ

    「ガイド」のノリ(言い回しとか)が気に入ったならこれもハマるはず。

    皮肉、英国ジョーク

    正篇
    『銀河ヒッチハイク・ガイド』
    『宇宙の果てのレストラン』
    『宇宙クリケット大戦争』【これです】

    続篇
    『さようなら、いままで魚をありがとう』
    『ほとんど無害』


    ●名台詞

    “アーサーは、危機に臨んでいつもやることをやっていた。つまり、ぽかんと口をあけて突っ立って、それが降りかかってくるのを眺めていた。

    “赤道のフィヨルドというテーマについて、突飛で徹頭徹尾不正確な研究論文を書こうとも計画していた。彼が重要だと思う一、二の問題について、誤った記録を残すため

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    2022年11月03日
  • ほとんど無害

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    ネタバレ

    銀河ヒッチハイクガイド シリーズの最終作?

    ■シリーズの並びはこうらしい

    正篇
    『銀河ヒッチハイク・ガイド』
    『宇宙の果てのレストラン』
    『宇宙クリケット大戦争』

    続篇
    『さようなら、いままで魚をありがとう』
    『ほとんど無害』【これです】

    ●名台詞

    “銀河系の歴史はちょっとごっちゃになっているが、これには数多くの理由がある。ひとつには、歴史を記録しようとする人の頭がちょっとごっちゃになっているからだ

    “「ほら、イギリスでやってるあの不思議なあれ、なんて言うんだったかしら」
    「クリケットかしら。それとも自己嫌悪とか」
    「いえ、議会制民主主義だったわ」

    “なぜだかわからないが、生命は

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    2022年11月03日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    虚構を信じるということ。
    虚構の持つ力。
    虚構で実在する人間を苦しめない。

    噂話はなぜ好きか?という答えが今までなくハッとした。

    プジョーの例もわかりやすい。

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    2022年04月23日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    歴史や人類学は局所的な研究をしてる方はとても多いが多面的に研究し意見を纏めている方はあまりいないのでは。所々疑問を持つ解釈はありつつも、情報量や面白い見方は多々あり、様々な事を考えたり調べるきっかけにはなると思った。

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    2022年01月03日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    前作よりハチャメチャで最高

    無限の説明が面白かったな
    確かに情報が完結しないわけだわ、と領域展開にも納得してしまった

    どっかで大統領は大統領ぽいと大統領になれない支持されないみたいなことがあったけど、この男の第一声からそれを思い出す
    支配しないようにしている
    なるほどね!

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    2021年11月12日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初のタイムマシン

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    フレドリック・ブラウンの短編を読むのは、学生時代に『未来世界から来た男』を読んで以来、実に四半世紀ぶり。ブラックな笑いあり、言葉遊びあり、艶話あり。ショートショートの名手として知られるブラウン。星新一や筒井康隆、漫画でいえば藤子・F・不二雄のSF短編が好きな方なら、絶対にはずせない名作揃いである。

    全集の4巻を手にしたのは、名作中の名作でここから様々な作家による派生作品も生まれている「回答」を読み直したかったから。「緑あふれる」や「唯我論者」「鏡の間」等、読後に余韻の残る作品が多々。他の作品も軽妙洒脱で、ニヤリとさせられるものばかり。読んでいるうちに昔を思い出したりと、なかなか楽しい読書の時

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    2021年09月04日
  • ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所

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    変な人たちが繰り広げる変な出来事をおかしげな文体で描いてて、読んでて飽きない。変なまま終わっても良かったけど、それなりに理由づけして着地するのでスッキリ感もある。総じて最高。

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    2021年04月14日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    昔は何種類ものヒトが存在していたが、ヒトとして生き残ったのはホモ・サピエンス1種だけ。それは、認知革命によって虚構を作り出すことができたから。
    大判なので持ち歩いて読めないが、漫画なので家でゆっくり気楽に読める。次も楽しみ。

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    2021年03月06日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    サピエンスが他の人類よりも優れた点は・・・
    そして手に入れた力を使って成し遂げたのは・・・
    原著はまだ読んでいませんが、このコミックはとても分かりやすいです

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    2021年02月11日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが

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    巨匠フレドリック・ブラウンの短編全集、第2巻(全4巻刊行予定)。

    第1巻に引き続き、珠玉の短編SF小説が堪能できる。そして本巻には、私の最も好きなブラウン作品『さあ、きちがいになりなさい』が収録されている。作品を覆うサスペンスと、背筋をゾッとさせられつつも、思わず「なるほど」と唸ってしまう結末。そして何よりも、タイトルとなっている台詞が出てくる瞬間が最高に刺激的!(掲載誌が『ウィアード・テールズ』というのも納得。)

    その他の収録作品も秀逸なものばかりで、まさに「アイデアの宝石箱」。読み易い文体の短編ばかりなので、ちょっとした時間に気軽にSFを堪能できる一冊。

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    2021年02月11日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ

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    SF短(中)編の名手フレドリック・ブラウンの短編全集、第1巻(全4巻刊行予定)。

    フレドリック・ブラウンの珠玉のSF短編小説を年代順に網羅できる素晴らしい全集。ミステリー、サスペンス、ロマン(...etc)と、様々なジャンルの物語が詰まっており、まさに「アイデアと語りの奔流」(本書帯のキャッチコピーより)。「何か気軽に読めるSF」と聞かれたら、安心しておすすめできるのがフレドリック・ブラウン。あと、星新一。短い読書時間で、質の高い物語に気軽に触れられる。なんとも贅沢。

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    2020年12月12日