安原和見のレビュー一覧

  • 宇宙クリケット大戦争

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    流石に前二作よりは落ちるけど、単体の小説としては時空ギミックを駆使した伏線回収でまとまりはいい。しかし銀河ヒッチハイク・ガイドにまとまりの良さを求めてる読者はあまりいないだろう。惜しいところはあるが相変わらず絶体絶命の状況をマーヴィンの鬱病で無理やり全解決するデ鬱ス・エクス・マキナが冴え渡っていてそこは素直に爆笑させられる。

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    2026年03月01日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    前作より素晴らしかった。SF小説や幻想小説は、この鮮烈なビジョン、アイディアさえ文章にできればもうそれで絶対に勝てる、という大ネタさえあれば最高なのですが、本作の宇宙と時間の果てで宇宙終焉を繰り返す奇妙な料理店、というアイディアはまさにその極みだったと思います。

    またユーモアの質も相変わらずナンセンスな緩さを維持しながら「支配をしたがる人は支配に向いていない」というような、一般人でも意味がスッと通りやすい皮肉も多いこともより入りやすさが増していました。

    元がラジオドラマなこともあり破局的なイベントを連打して読者を休ませない密度で景気よく命や星々が壊れていくのもテンションが高くて素晴らしいで

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    2026年02月27日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    地球も宇宙も生命も全部バカにしてるかのようなあっけらかんとしたバカバカしさとセンスあるナンセンスの合わせ技で読んでいて気持ちのいい笑いが出てくる。

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    2026年02月27日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    高校生の時ヴィレッジヴァンガードで購入してから十数年、読み進められなくて断念していたのに3日で読み切った。
    読めなかった理由もはっきりわかる。
    意味のない言葉が多すぎる。
    そして意味がないことが素晴らしいと今の自分だからこそよくわかる。
    誰よりも芸術の力を信じている宇宙物理学者と、皮肉屋でバカバカしいことしかしない小学生がお互いの言い分を通そうとする漫才のような、奇跡のバランス。
    何か困難が生じた時、人は「何か理由があるのではないか」と自問する。
    原因を自分や社会に求める。
    でもそもそも宇宙全体が大いなる意味のない偶然に支配されているのだから、その偶然の意味なさをつぶさに観察してみよう。
    そし

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    2026年02月07日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    学生や研究職に限らず活かせる内容が沢山盛り込まれている1冊。世の中の流れも世の中から求められることも目まぐるしく変化する今だからこそ、この本に書かれているような自分にとっての問いを突き詰めていく姿勢が大切なように思った。

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    2026年01月14日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    哲学にハマってた時期にこれを読んで救われた。
    久しぶりに読んだら刺さらなかった。
    でも思い出の作品。

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    2025年12月17日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    サンリオSF文庫のような表紙に心惹かれて手に取ってみたが、果たして本書はSFであった。しかも世界中探しても同類の作品は見当たらないであろう珍品だった。

    大森望が「バカSFの歴史に燦然と光り輝く超弩級の大傑作」と評価した本作だが、紛れもなくバカSFである。ただ、薬漬けかそもそも底抜けのアホな奴が吹っ切れて自由奔放に書いたような荒唐無稽さはなく、『空飛ぶモンティパイソン』のような知的なアホさが随所に散りばめられていて、読み進めていくごとに深みが増してくるのである。気づけばこう呟いているだろう、「これを書いた男は只者じゃないな...」と。

    パイパス建設のために主人公の家が潰されたと思ったら、更に

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    2025年09月11日
  • 非在の街

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    ファンタジーミステリで普段読まないジャンルだけどめちゃくちゃおもしろかった 一気読み 映像化されそう 地図の著作権を巡る実際の裁判を基にしたそうで読後調べたらその裁判自体も地図のウォーターマークも街の話もすごくおもしろかった

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    2025年08月22日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    宇宙スケールなのにずっと馬鹿馬鹿しいのが爽快で面白い!
    宇宙の大統領とかいう凄い人物が出てきたと思ったらなんか子供っぽいし、万能ロボットみたいなのが出てきたと思ったらずっと落ち込んでるしw
    宇宙人らしさもあって人間っぽさもあって、こんなに親近感のある宇宙なら『銀河ヒッチハイクガイド』とタオルを持って宇宙旅行に行くのもアリかもね

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    2025年07月11日
  • 非在の街

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    ネタバレ

    コピーライト・トラップとして架空の町アグローが書き込まれた地図を巡るミステリー。地図を入手するため殺人事件までもが連続して起こる。高名な地理学者の父親にパージされて地図学界から追放された地図学者の娘が謎に挑む。
    架空の町のはずが、その地図をたどるとアグローに行き着くことができる。

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    2025年06月26日
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

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    〈雪崩、吹雪、殺人、放射線被曝、脱獄囚の攻撃、衝撃波または爆発によるショック死、放射性廃棄物による死、UFO、宇宙人、狂暴な熊、異常な冬な竜巻などなど。強烈な密造酒を飲んで、ただちに失明したせいだという説まである。(中略)自称懐疑主義者ですら、この複雑な謎を解明して科学的に説明しようとして、陰謀論や偽情報の網の目にからめとられている。〉

     一九五九年初めの冬、ウラル工科大学の学生とOBによって作られた雪山登山のグループが、出発して十日後の夜に、〈なにかが起こって〉メンバー全員がテントを飛び出し、十キロ半ほど離れた場所でほとんどが服も着ずに異様な状態で死んでいた。リーダーの名前を取って、今では

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    2025年06月22日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    かなり人を選ぶ作風だとは思います。科学に基づいた重厚なSFを読みたい人には向かないけれど、刺さる人は始まりから最後までかなりの熱量で楽しめる。
    良くも悪くもおバカなのがこの作品の持ち味。そしてとてもブリティッシュ。ところどころ出てくるオリジナルの用語も肩の力を抜いてぼんやりイメージするくらいが丁度良い。
    ハチャメチャなコメディを求めている人には是非ともお薦めしたい作品です。映画版もぜひ!

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    2025年05月14日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    好きな人は大好きなシュールSF作品。規模がデカくてバカバカしい。この本が元ネタの作品は多い。マジメなSFの合間にどうぞ。

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    2025年04月10日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    ネタバレ

     最近まで未読で知っていたのは「答は42」という事ぐらいだったのだが、どっかのAIが「答は42」という回答を出してこの本が売れているというニュースを聞いてちゃんと読んでみようという気になった。
    ちょうど家の近所でなんだか分からない工事をやっていて、しかもその業者の誠意を欠く対応に激怒していたから冒頭で家をぶっ壊される主人公にいたく同情した。
    まぁ作中では家どころか地球そのものまでぶっ壊されるのだが、そんなとんでもない事態でさえ作中においては微震に過ぎない。

     ところで「答は42」の件だが、答え云々よりも質問の仕方がそもそも悪いと思う。
    生命の、宇宙の、その他あらゆる事象に対する究極的回答…だ

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    2025年03月24日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    かなり好きでした。
    イーロンマスクが影響を受けたということで読んだのですが、リアルと突飛が程よいバランスで『あるかも!?』と思わせてくれる設定でした。
    現代のCG技術で映画化してほしい!!

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    2025年03月01日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    リサーチのはじめ方、つまり問いの立て方についてのお作法がとてもわかりやすい。本の書き方的にも、この本片手に自分のテーマの見つけ方、深め方、問いへの変え方を実践して、ノートにまとめていけるような構成。
    これはバイブルになる...!

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    2025年02月07日
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

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    生存している遺族・関係者への取材、公開されている当時の捜査資料、現地での体験を基に陰謀論に塗れた怪事件の真相に迫る傑作。
    遭難者の日記や写真を基に語られるトレッキング旅行の生き生きとした描写は青春小説のようでもある。

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    2025年01月28日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    研究をどう進めれば良いのか。その前に、自分が研究したいこととは?自分が疑問に感じていること、そもそも、自分の関心とは?と、自分の内側へ内側へと深く潜り、自分自身にとっての本質をしっかりと掴み出すための方法論についての本で、観念レベルから具体的な作業まで書かれていて、実践的で大変ためになった。自分自身の問いを正しく捉えることの重要性が語られる前半が特に良かった。

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    2025年01月21日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

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    研究という行為を、内省を突き通して進めていってスタートラインに立つ方法論。テーマとしては抽象的な観念論に終始するかと思いながら、語り口はフランクで読みやすく、研究と一見狭く見えつつ実は自分の問いをアウトプットするという意味では広く応用できそうな内容で、とても良かった。

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    2024年12月17日
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

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    書籍で読んでから2年ほど経過していたので復習がてら漫画で再読。漫画なので要点にポイントを絞ってサクサク展開されている。非常に読みやすかった。

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    2024年12月01日