岩波明のレビュー一覧

  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害

    Posted by ブクログ

    たしかに!そうそう!っていう発達障がいあるあるがちりばめられています。女子あるあるも読んでて、そういう人いるよね、てなります。
    沖田さんのエピソードは読んでいる分には笑ってしまうけど、周りは相当大変だったと思う。

    0
    2023年12月03日
  • 発達障害はなぜ誤診されるのか(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    発達障害のうちASD(自閉症スペクトラム障害とADHD(注意欠陥多動性障害)の誤診例を主に扱っている。終章では、ある程度重なるつまり両方がある場合もあると書かれている。誤診では他の精神疾患との誤診が書かれている。さらにADHDからうつになったり、統合失調症と誤診されたりと、難しい。
     本書では学習障害については書かれていないが、それについて学べる本が出てほしい。
     一貫しているのは、過去の精神分析は間違っていたということである。

    0
    2023年07月11日
  • 統合失調症になった話(※理解ある彼君はいません) 推しと福祉に救われて社会復帰するまでの劇的1400日

    Posted by ブクログ

    Twitterは知らなかったのですが、タイトルの「(※理解ある彼君はいません)」にひかれて思わず購入。自分は中年未婚男性で軽い精神疾患も経験したので、精神疾患系のコミックエッセイは電子版含めて比較的多く読みましたが、自分が読んだものの中で女性が主人公の場合は、親の理解が得られなくても理解のある彼氏さんがいて救われたというのが多く、「そりゃ理解あるパートナーいればわりとなんとかなるよな・・・」と思っていたのでした(苦笑)。

    とはいえ。ズミクニさんは理解ある彼君さんはいらっしゃらなかったようですが、人とのご縁を大切にされていてそれが社会復帰につながったようで、これはかなり重要なことだと思いました

    1
    2023年03月08日
  • 増補改訂版 誤解だらけの発達障害

    Posted by ブクログ

     発達障害に関して誤解されやすいポイントを解説すると共に、発達障害当事者にとっては自分自身を理解し生活上の困難や苦痛をやわらげる糸口にも成り得る一冊。

     特に頷いたのは、「重要なのは、診断よりも、困りごとや生きづらさに対して、どのような対策をとっていくか」という一文。そう、まさにこれ。まさにこれなんですよ……。
     発達障害は病気みたいに治るものではないけれど、日常の困難をやわらげ、生活しやすい状態にしていくことはできる。
     そのためには当事者が自分自身の特性を知ること。知ることによって対応策を考えることも出来るようになる。

     当事者にとっては耳が痛くなるようなことも容赦なく述べられているけ

    0
    2022年08月20日
  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害

    Posted by ブクログ

    医者も親も気づかない 女子の発達障害。岩波 明先生の著書。発達障害、発達障害というキーワードが独り歩きしている気がする。少し前なら、個性的だとか、少し変わっているだとか、それくらいで済んでいたことでも、今では発達障害、発達障害、発達障害というレッテルを貼られてしまう。本人が発達障害で苦しんでいるのならまだしも、そうでないのなら発達障害、発達障害と周りが騒ぎ立てなくてもいいのではないかしらと思うのは無責任な考えなのかな。子供たちにとって生きやすい社会であってほしい。

    0
    2022年06月27日
  • 殺人に至る「病」

    Posted by ブクログ

    殺人に至る「病」 精神科医の臨床報告。岩波 明先生の著書。殺人に至る「病」を知らないと、殺人事件を減らすことなんてできない。殺人に至る「病」への理解を深めることが、殺人事件を減らすことにつながるのかもしれない。殺人に至る「病」を持つ人、殺人犯を頭ごなしに非難したって貶めたって、何の解決にもつながらない。そうだとするなら、これ以上悲惨な事件が起きないためにも、手を差し伸べるべきところは手を差し伸べて社会全体で支えてあげないと。

    0
    2022年06月27日
  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害

    Posted by ブクログ

    これ、読んだ方がいいです。ひさびさに発達障害のことを考えました。私は多分ADHDです。診断してもらってどうなるわけではないけれど、名前もらって安心したいとら思いました。

    0
    2021年04月14日
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

    Posted by ブクログ

    大人のADHDは段々知られるようになってきたが、それが障害と言えるのか、ずっと疑問に思っていた。本書は障害というより症状、個性だと言う。様々な苦労の末にようやく適切な診断が出て、投薬と認知行動療法のもと、当事者が回復してゆく症例が豊富に引用されている。当事者が時にはトリックスターとして、生き生きと輝かしい人生を送るため、また周囲の理解を深めるため、適切な案内書だと思う

    0
    2021年03月13日
  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害

    Posted by ブクログ

    女性の発達障害当事者として、著者と沖田×華さんの対談はとても参考になりました。日本人女性の発達障害当事者の生きづらさを代弁してくれていたし、個人的に今までの経験や行動が沖田さんとよく似ていたので、共感する部分が多かったです。
    また、ADHDとASDの特徴についても、実験結果などを交えた説明がされていたりして目から鱗でした。
    統計情報や、専門外来で実施されているデイケアの効果なども、今後の参考になるものが多く興味深かったです。

    0
    2021年02月23日
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

    Posted by ブクログ

    著者はADHD専門外来を担当する医師。うっかりミス、気の短さ、攻撃性、熱中しやすさなど、個人の性格や性質で社会生活や家庭生活で困るほどのものは、発達の問題に起因していることも多いそうだ。そしてそれらは薬や心理療法で改善できるという。発達についての正しい知識が広まることで、本人も周りも人間関係が楽になりそうだ。

    0
    2021年01月28日
  • おとなの発達障害 診断・治療・支援の最前線

    Posted by ブクログ

    タイトル通り「おとなの発達障害」という視点で経験豊かな執筆陣による豪華な一冊。
    成人期の方に対する支援や課題について、とても分かりやすくまとめられていた。

    0
    2020年10月09日
  • 天才と発達障害

    Posted by ブクログ

    ■マインド・ワンダリングとは現在行っている課題や活動から注意がそれて無関係な事柄についての思考が生起する現象のこと。人間は目が覚めている時間のうち約30~50%を「心ここにあらず」の状態で過ごしているという指摘もある。
    ■マインド・ワンダリングは意識的なものと無意識的なものに大別される。その内容や広がりも、時間(未来、現在、過去)自己との関連性、モダリティ(言語、映像)などで分類され多様なものが含まれる。
    ■過去の多くの研究ではマインド・ワンダリングについてはネガティブな影響が強調され否定的にとらえられていたが最近になってポジティブな側面が注目を集めている。その代表的なものがマインド・ワンダリ

    0
    2020年05月24日
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

    Posted by ブクログ

    他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑。岩波明先生の著書。他人のちょっとした過ちや失言をことさらに大きな問題に取り上げて、傲慢な上から目線で非難したり、バッシングしたり、いじめ・ネット私刑と思われるようなことをしたりするのは、多くの人が嫉妬感情や欲求不満を抱えているから。岩波明先生によると、それは日本社会特有の問題。ではそのような不寛容な日本社会に渦巻いている嫉妬感情や欲求不満を少しでも減らすためにはどうすればいいのかについても知りたくなりました。

    0
    2019年06月16日
  • 発達障害

    Posted by ブクログ

    大人の発達障害も近年脚光を浴びているが、2017年3月発行であり最新の知見に基づいて書いてあることがよいと思った。
    ASD(自閉症スペクトラム≒広汎性発達障害)に、アスペルガー症候群や自閉症等も含むようになり、ADHD(注意欠陥多動性障害)の2本柱として症例を中心に紹介している。

    ASDとADHDの共通点・相違点、映像記憶・共感覚・学習障害、天才、アスペルガー症候群への誤解、発達障害と犯罪、発達障害を社会に受け入れるには(機関等)について、各章で紹介している。

    最新知見はあるのだが、新書である限り図解は少ないので、理解が難しいながら図解などが多い本で全体像を掴んでから読むこともよいと思う。

    0
    2018年04月27日
  • 発達障害

    Posted by ブクログ

    「発達障害」と呼ばれる症状のうち、特にASD(自閉症スペクトラム)とADHD(注意欠陥・多動性障害)を取り上げて論じた書である。症状そのものの解説に加え、世間的な「発達障害」に対しての誤解や偏見への反論に、かなり多くの頁を割いている。

    0
    2018年01月08日
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

    Posted by ブクログ

    概要:
    ADHDの特徴: 注意の配分が不得手; 金銭管理が苦手; 衝動性; 過集中; 小中学校ではADHD3%,ASD1% (3%はかなり多い 統合失調症1%, うつ3%); ノルアドレナリンとドーパミンの障害が関与?
    治療: 薬物(メチルフェニデート, アトモキセチン); 心理教育

    感想:
    非常に面白い。

    0
    2018年01月01日
  • 発達障害

    Posted by ブクログ

    ADHD, ASDについてたくさんの事例を交えて傾向を詳しく説明。自分自身も傾向がある気もするし、生きていて周りで発達障害の傾向がある人に出会うことも当然あるので知っておくことにとても価値があると思う。書き方も客観的で説明がうまく好感が持てる。

    0
    2017年12月31日
  • 心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告―

    Posted by ブクログ

    現場と常識の狭間でどう丁寧に見ていくか、ひとつひとつを丁寧に見ていて、そういう丁寧さ、慎重さの上にこれからどうするかがあるんじゃないかなと思った。こういう事態に陥った人たちは、どういう経緯や原因があるのか、わかりやすく書かれていて、難しさや課題などもあるのだなと改めて。

    0
    2017年12月18日
  • 発達障害

    Posted by ブクログ

    題名通り、代表的なASDとADHDについての一般向けの解説本。特に成人の発達障害を専門にされている著者ならではの成人発達障害に対しての解説はわかりやすい。ASDとADHDは合併しやすいが、その鑑別などについてもわかりやすく解説。診断についても常識的。障害が偏見や誤解を生む元となった犯罪についても診断の重要性について説明。現在の成人発達障害の臨床を知るには入門書として良いと思った。

    0
    2018年01月18日
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

    Posted by ブクログ

    ■ADHD(Attention Deficit Hyperactivity disorder):「注意欠如多動性障害」
    ・注意,集中ができず,ケアレスミスが多い
    ・物をなくしたり置き忘れたりする
    ・片付けが苦手
    ・段取りが下手で先延ばしする
    ・約束を守れない
    ・落ち着きがなくそわそわする
    ・一方的なおしゃべりや不用意な発言がある
    ・感情が高ぶりやすく,いらいらしやすい
    ・衝動買い,金銭管理が苦手
    ■ADHDが成人でも数多いことが認識されたのは,この10年余りのこと
    ・成人になって精神科を受診する場合は職場での不適応がきっかけであることが多い
    ・「真面目に取り組んでいない」「仕事にやる気がない」

    0
    2016年08月11日