岩波明のレビュー一覧

  • 殺人に至る「病」
    人を殺す者、人を殺さない者。その二つに大きな違いはない。ほんの些細な誘因で人は誰しも人を殺す可能性があるのだ。
    "精神病質"とは簡単に説明のつくものではない。恐らく"平常"な人間である私にとって精神疾患は大変興味深く、それでいて果てしなく未知だ。理解しようにも、そう上手くはいかない。しかし人を殺す者...続きを読む
  • 誤解だらけの発達障害
    2020/4/25
    発達障害についての基本的な知識についてまとめてある本。一般の人向けに書かれた内容でとても分かりやすかったが、発達障害の検査方法に関しての変遷内容に関して、色々な検査があった…というところが略称が多すぎて少し分かりづらかった。
    ただ、発達障害という言葉に対する考え方の変化や、ASD...続きを読む
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害
    Attention Deficit Hyperactivity Disorder ADHD
    注意欠如多動性障害

    自分自身、この注意欠如多動性障害の症例と重なる部分が多いと感じたので、手にした本。当てはまるような部分もあり、これは当てはまらないという部分もあり、なんとも言えず。。というのが正直な感想...続きを読む
  • 誤解だらけの発達障害
    発達障害をもっていると思われる著名人や発達障害をテーマにしたドラマや漫画を多く挙げているのが参考になった。
  • 天才と発達障害
    天才と呼ばれる多くの人たちは大抵発達障害を持っていた。逆に発達障害は傑出した才能開花の可能性を秘めているとも言える。
    世の価値観を変革するトリックスターは常人では担えない なり得ない。既存の価値観を無視・破壊し新たな価値を創造する発達障害者が時代を塗り替えていった。


    文学や芸術には発達障害が原因...続きを読む
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑
    精神科医である著者が、閉塞感からくるネットの炎上やマスコミの加熱するバッシング報道について、日本人の特性や現在に至る社会変革なども交えて考察する。
    頷けることばかりで、うーむとなるのだが、明確な解決策があるわけでもない…ついこの前も吉本興業のお家騒動が加熱報道されたばかりだが、暫く日本の社会はこうい...続きを読む
  • 天才と発達障害
    異能なる有名人たちが
    「天才」として数多く取り上げられる
    どの人物たちも
    身近な(?)存在であるがゆえに
    ふむふむ
    なるほど
    そういう分析をすると
    そうなるわけだ
    が 満載である

    易しい言葉で綴られているので
    最期まで興味深く読ませてもらった

    第六章の「誰が才能を殺すのか?」
    を 一番面白く思っ...続きを読む
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―
    精神科医の岩波明による、実際の現場の臨床報告。

    心理学の言葉が比較的カジュアルに使われるようになった昨今に一石を投じるような内容で、非常に勉強になった。
  • 天才と発達障害
    なんでもかんでも発達障害と関連して
    述べているような感じもしましたが。
    発達障害をベースに独自性をもった人たちにやさしい
    寛容性のある世間になってほしいと改めて、読んで思いました。また自分もそうでありたいと思います。
  • ―精神科医が読み解く―名作の中の病
    こうやって作品をみると、作中の人物がいろいろな精神疾患にかかっているんだなと気がつかされた。また、著者がいうようにそれが広く普通に受け入れられているということに不思議さを感じた。
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑
    こないだの青森の市議の一件で、市議会の議長辺りが「めっ!」と怒れば済む程度のことwを、正義の味方面したテレビが鬼の首を取ったようにバッシングしまくっていたのを見ていて、なんだか無性に読んでみたくなった本。

    で、読んだのは読んだんですけー。
    読んでいて、なんだか文革時の密告社会のようでウンザリでした...続きを読む
  • 発達障害
    初めにADHDとASDの診断基準や違いを明確にし,患者のもつ能力,社会における誤解,犯罪について述べ,最後にケアの例を挙げている.
  • 発達障害
    発達障害という疾患について、その中心的なASDとADHDを詳しく述べることによって説明されています。一つひとつ丁寧に書かれていて、この症状に対しての出来るだけ正確な理解をすることによって、世の中にはびこる偏見をなんとかしたい著者の趣旨が伝わってきます。症状の例が述べられていますが、それは一つだけ取っ...続きを読む
  • 発達障害
    同じ発達障がいを論じても、著者の一冊目の場合は概論になりがちで、これもその中の一冊でした。内容がしっかりしているだけに、次の本に期待です。
  • 精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告―
    タイトルはちょっと衝撃的だけど中身は精神医療を軸にした医療に関する問題提議。誠実な立場から、代替医療の危うさ確信犯といえる悪質な医療的行為さして害悪はないけれど根拠薄弱な話医療の裾野を広げたがる業界の思惑と結果生み出される、実質病人ではない病人。ひとことでいうと「難しい」大切な人をあきらめないことは...続きを読む
  • 発達障害
    今まで読んだ発達障がい系の本でいちばん分かりやすくすらすら読めた本かもしれない。アスペルガー症候群で重要なのは「何かへの異常なこだわり」であり、たとえば人付き合いが苦手とかコミュニケーションに関わることだけではアスペルガーと言えない、という話は参考になった。あと、たぶん自分、ADHDだわ。子どものと...続きを読む
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑
    みのもんた。
    朝青龍。
    沢尻エリカ。

    一世を風靡した有名人が、一つの出来事をきっかけに日本中から情け容赦のないバッシングを受け姿を消していく。

    その攻撃には、マスコミだけでなくインターネットやSNSなどの発展に伴い、誰でも参加が出来てしまう。

    攻撃対象を見つけては炎上を繰り返していく。

    最近...続きを読む
  • 発達障害
    ASD(自閉症すペクトラム障害)かADHD(注意欠如多動性障害)について記述した一冊。

    ごく一部の天才がもてはやされる反面、大抵の人は仕事どころか日常生活にも苦労するような状況で、これと付き合うのは当人も周囲も並大抵ではないことがよくわかった。
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害
     ADHDの現象、事例については良く理解できた。判定基準があることも初めて知った。では対処法は?対策は?という点が欲しいところ。別書であたればよいだけではあるが。
     あらかたの人が何等かのADHD的症状を持つんじゃないか、というのが感想。各事例のいずれにもあたらない、という人間はいないと思ったりして...続きを読む
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑
     最近の、どうにも挙げ足取りな風潮に心底、嫌気がさしています。
     どうでも良いことに、イチイチクレームつけたり、炎上したり。
     例えば、ベッキーの不倫。当人たちで解決させればいいのに、全く迷惑もかかっていない人たちが、面白く盛り上げて。

     そんな事をイチイチ、ネット記事にする記者もいますね。(そん...続きを読む