岩波明のレビュー一覧

  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―
    面白かったです。

    学校で習ったこととか思い出しながら読みました。

    精神医学って、知っているようで、知らない領域なんだよなぁ…
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―
    過去のトラウマが現在の精神病の原因になるわけないじゃんみたいな
    精神分析への異議申し立てがなかなか面白い。
    やっぱり精神医学ってのは医学っていうだけあってハッキリしないことは言わないね。
    ふつうの医学の、風邪の予防にはマスクを的な、精神病の予防みたいなのって何かないのかな。
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇
     時は2010年代。トランスジェンダー、性自認が肉体の性と異なる感覚を抱いていると主張する人が、特に欧米の、未成年の少女の間で急増していることがわかった。理解が広まった結果なのであれば喜ばしいことだが、調査を始めると、全く別の、社会全体に関わる重大な問題が顕になってきた――。
     少女たちが自ら望む ...続きを読む
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇
    ジェンダーについて関心があったのと、話題になったので読んでみた。
    今アメリカで起こっていることを全く知らなかったため驚いたし、怖くなった。この本が出版取りやめになったままだったら、知ることがなかっただろう。日本だって他人事じゃない話。正直読んだとて、難しいことはわからないままだが、読んでよかった。
  • 文豪はみんな、うつ
    病跡学パトグラフィー。
    四半世紀前は、憧れていたジャンルだなぁ……。
    各章ごとに読み応えがあるのは勿論だが、なんと巻末解説を島田荘司が書いているのが、面白ポイント。
    御大いつもの日本人論をぶつが、後輩ミステリ作家にもとばっちりをかけて、堂々たる名(迷)解説で、読み甲斐あり。



    目次
    第1章 夏...続きを読む
  • 発達障害
    ASDとADHDについての特徴が書かれており、基本の1冊という印象。
    ASDとADHDについては特に真新しい事は書かれていないが、サヴァン症候群についての章は新たな知識を得ることができた。

    自分もそうかもしれないと知識を得ることによって、行動は変えていけるのかもしれない。こういった事を学ぶことでよ...続きを読む
  • 私の描くセカイは壊れている。(分冊版) 【第1話】

    1話だけではなんとも言えない

    統合失調症の主人公が、絵画の世界で賞を取るまでの話?
    家族との確執を中心に苦悩する主人公が描かれているが、単話1話ではよくわからなかった。
    場面転換が少し分かり難いと感じた。
  • おとなの発達障害 診断・治療・支援の最前線
    発達障害の特性をよく言い表していた。感情の制御に関する記述が少なく物足りなさを感じたが読みやすく障害を見直す良いきっかけになった。
  • 統合失調症になった話(※理解ある彼君はいません) 推しと福祉に救われて社会復帰するまでの劇的1400日
    まあさうなんだらうな体験記
     前半は統合失調症の措置入院。吾妻ひでおの禁煙病棟とか相原コージの鬱病とか、マンガ家の入院実録ものも多いなかで、オタクの女性によるもの。それらと似た印象。
     後半は障碍と就職の困難。障害者手帳を取ることを拒否する母親など。
     まあさうなんだらうなとおもふ。
     絵は素人っぽ...続きを読む
  • 統合失調症になった話(※理解ある彼君はいません) 推しと福祉に救われて社会復帰するまでの劇的1400日
    お詫び行脚 思ったより新刊が頒布できている 病院で人の優しさに触れた事で自分の病気は寛解できたのだと思います 私にとって統合失調症はハードルではなくて行動するうえでの一つの指標なのかもしれない 「無為自閉」の状態を長期間継続している患者さんをしばしば見かける
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑
    パッシングする個々の心理、社会環境、歴史から分析されていた。
    この類を本を読んだことがない人にはおすすめ。
    重要な内容はそれ程多くなく、ある程度想像していた内容であった。
    全体的に一般的で優しく、ページ稼ぐために話をのばしている節がある。
    少し流しながら読んでも十分内容を理解できる内容。
  • 精神医療の現実
    精神科医療の現実と精神病について、実例や傾向を挙げながら解説している。
    うつ病は流行りのようだが、単にうつと言っても色々なケースがあるようだ。
    最終章では様々な依存症もあげ、発達障害についても解説している。
  • 文豪はみんな、うつ
    鬱、というより統合失調症が多かった。暴力的になる人が多く、なんか怖い印象。島田清次郎って知らないなと興味を持ったし、教科書に載るような作品は読んでも面白くないとい思ってたけど、色々と読んでみたくなった。私小説とまではいかなくても、姪を愛人にしたとか書いていいのか?なんで書く気になったのか?
    みんな鬱...続きを読む
  • 発達障害
    発達障害についての定義や具体例、発達障害に関する事件などを知る事が出来た。専門家でも発達障害の明確な診断は出来ないんだね。


    ASD 自閉症スペクトラム症
    疾患は生まれつき 遺伝的な要因が大きい 親の教育では無い 特定の遺伝子疾患を持つ人に多い オキシトシンが治療薬として有効
    最新版の診断基準...続きを読む
  • 文豪はみんな、うつ
    名だたる文豪の、
    『世間的な生活を放棄した代わりに自らの「文学」を手に入れた』
    という生き方。

    彼らの生き方や才能と、精神的な病との間に因果関係を読み取ってしまうのは、果たして良いことなのか?
  • 医者も親も気づかない 女子の発達障害
    沖田×華さんのあけすけなインタビュー回答は、なんとかなるはずと元気をもらえる。
    女子の生きづらさは概要として理解できたしやっぱりねと思えたが、だからどうしたらいいかは汎用性がないかな。
    発達障害を知らない人にこそ読んで欲しい本。
  • 文豪はみんな、うつ
    名だたる文豪たちを精神科医が現在の診断基準をもとに診断名をつけていく非常に興味深い本だった。こうやって診断していくのだなとある種感慨深いものがあった。太宰治については大変誤解されていると反論しているのが印象に残った。筆者によると大宰はうつ病であり、心中は当時の流行りではないかと推察している。文豪達の...続きを読む
  • 天才と発達障害
    勉強も兼ねて読んでみました。

    ずば抜けた才能があるだけでなく、それを存分に発揮できてしまう特徴も持ち合わせているのかと考えました。

    ただ、一回読んだだけでは、内容を飲み込めた感じが足りないので、また読んでみようと思います。
  • 発達障害
    発達障害のASDとADHDの解説に重きを置いた書籍です。この2つについて知りたい方におすすめします。

    個人的な感想ですが「ケーキの切れない非行少年たち」「累犯障害者」を読んでみると、社会に適応できなかったり、人に拒絶されたりすると攻撃してくるタイプが多いように感じます。
    また反対に生育環境が悪くて...続きを読む
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―
    「心の病」を正しく解説しようとした労作です。前書きでは同業者で売れっ子の福島章の杜撰な学説開陳や森昭雄教授の無知などを批判しています。
    本書は現場での自身の体験をふんだんに取り入れながらも、断定を避け、あくまでも症例の1つとして扱っているところに誠実さがある。
    人は追い込まれると、自分以外の何かのせ...続きを読む