岩波明のレビュー一覧

  • 狂気という隣人―精神科医の現場報告―

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    ネタバレ

    わかったようなわからないような…
    殺人を犯した人が多数入院していることを知り驚いた。
    警察関連の病院ではなく都立などの病院にいることが意外だった。

    また、スキゾイドの特徴が私の性質と似ているのがとても恐い
    自分がそうなってしまう可能性は0ではない
    もしなってしまったときに現状の制度だと困る
    そう思った。

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    2020年07月16日
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

    Za

    購入済み

    不寛容な国 日本

    たった数人のクレーマーによって仕事が滞り、何人もの職員が不愉快でやるせなく屈辱的な思いをさせられる。
    しかもクレーマーに対して感情的になってはいけないと我慢を強いられる。泣き寝入りするしかない。

    そんな状況を変える方法はないかと期待してこの本を読んでみたが、そう言う解決策を述べる内容ではなかった。

    それでも、いかに日本が生きづらい不寛容な国かがよく分かった。
    寛容さを持った人間であり続けるには意識して努力していかないと、あっという間に自分も不寛容な人間に成り下がってしまいそうだ。

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    2020年07月11日
  • 殺人に至る「病」

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    人を殺す者、人を殺さない者。その二つに大きな違いはない。ほんの些細な誘因で人は誰しも人を殺す可能性があるのだ。
    "精神病質"とは簡単に説明のつくものではない。恐らく"平常"な人間である私にとって精神疾患は大変興味深く、それでいて果てしなく未知だ。理解しようにも、そう上手くはいかない。しかし人を殺す者の心理など知らなくて良いだなんて、それはあまりに乱暴な考えだろう。大小こそあれど誰もが越える可能性のある精神の、ある種の壁。その存在を常に忘れてはならないのかもしれない。
    犯罪を犯さずに生きることは、もはや当たり前でもないのだろう。

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    2020年05月04日
  • 誤解だらけの発達障害

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    2020/4/25
    発達障害についての基本的な知識についてまとめてある本。一般の人向けに書かれた内容でとても分かりやすかったが、発達障害の検査方法に関しての変遷内容に関して、色々な検査があった…というところが略称が多すぎて少し分かりづらかった。
    ただ、発達障害という言葉に対する考え方の変化や、ASDとADHDについての違い、その違いから起こりうる日常生活での困難やその対策、対応について具体的に考えるヒントを得られたように思う。

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    2020年04月26日
  • 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

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    Attention Deficit Hyperactivity Disorder ADHD
    注意欠如多動性障害

    自分自身、この注意欠如多動性障害の症例と重なる部分が多いと感じたので、手にした本。当てはまるような部分もあり、これは当てはまらないという部分もあり、なんとも言えず。。というのが正直な感想だった。
    初めて聞いた発達障害の一つ。関連した書籍を探し始めたところ。

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    2020年03月24日
  • 誤解だらけの発達障害

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    発達障害をもっていると思われる著名人や発達障害をテーマにしたドラマや漫画を多く挙げているのが参考になった。

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    2020年02月23日
  • 天才と発達障害

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    天才と呼ばれる多くの人たちは大抵発達障害を持っていた。逆に発達障害は傑出した才能開花の可能性を秘めているとも言える。
    世の価値観を変革するトリックスターは常人では担えない なり得ない。既存の価値観を無視・破壊し新たな価値を創造する発達障害者が時代を塗り替えていった。


    文学や芸術には発達障害が原因となる鬱や不安障害による幻覚や幻聴が現す世界が投影されることが多い。常人の到底考え及ばぬものや作者独自の世界観として最高峰と評される作品は様々な精神病の苦悶の末に生み出されたものと作者の苦しみも含めて読むことができたらなお味わえるのではないだろうか。


    天才が生み出した結果は注目されるけど、その過

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    2019年11月13日
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

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    精神科医である著者が、閉塞感からくるネットの炎上やマスコミの加熱するバッシング報道について、日本人の特性や現在に至る社会変革なども交えて考察する。
    頷けることばかりで、うーむとなるのだが、明確な解決策があるわけでもない…ついこの前も吉本興業のお家騒動が加熱報道されたばかりだが、暫く日本の社会はこういった息苦しさを抱えたまま進んでいくのだろう。
    10代〜20代の若い世代が抱く、未来に対する希望も自己肯定感も低いという事実。先進国の中で最下層に位置するというのは、この状況を写す鏡であるのだろう。2019.8.9

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    2019年08月09日
  • 天才と発達障害

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    異能なる有名人たちが
    「天才」として数多く取り上げられる
    どの人物たちも
    身近な(?)存在であるがゆえに
    ふむふむ
    なるほど
    そういう分析をすると
    そうなるわけだ
    が 満載である

    易しい言葉で綴られているので
    最期まで興味深く読ませてもらった

    第六章の「誰が才能を殺すのか?」
    を 一番面白く思った
    同調圧力の異常に強すぎる
    この日本の国だからこそ
    筆者のこの主張は
    もっと喧伝されると
    いいな
    と 思っている

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    2019年06月12日
  • 狂気の偽装―精神科医の臨床報告―

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    精神科医の岩波明による、実際の現場の臨床報告。

    心理学の言葉が比較的カジュアルに使われるようになった昨今に一石を投じるような内容で、非常に勉強になった。

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    2019年05月15日
  • 天才と発達障害

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    なんでもかんでも発達障害と関連して
    述べているような感じもしましたが。
    発達障害をベースに独自性をもった人たちにやさしい
    寛容性のある世間になってほしいと改めて、読んで思いました。また自分もそうでありたいと思います。

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    2019年05月11日
  • ―精神科医が読み解く―名作の中の病

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    こうやって作品をみると、作中の人物がいろいろな精神疾患にかかっているんだなと気がつかされた。また、著者がいうようにそれが広く普通に受け入れられているということに不思議さを感じた。

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    2019年05月03日
  • 発達障害

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    発達障害について体系的に学ぶ際の一冊としてオススメいたします。

    いろいろなケースが詳しく記載されており
    筆者(医師)の発達障害への向き合い方や
    それでも判定が難しいことなど
    いま、この特徴が抱えている課題が網羅されていました。

    ケースは多くてタメになりましたが
    読むことに少しタフさが求められました。

    0
    2018年12月23日
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

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    ネタバレ

    こないだの青森の市議の一件で、市議会の議長辺りが「めっ!」と怒れば済む程度のことwを、正義の味方面したテレビが鬼の首を取ったようにバッシングしまくっていたのを見ていて、なんだか無性に読んでみたくなった本。

    で、読んだのは読んだんですけー。
    読んでいて、なんだか文革時の密告社会のようでウンザリでした。
    あと、連合赤軍の「総括」も思い出して、嫌ぁーな気分に。
    この本に出てくるようなことって、たぶんそれらと全く同じ構造で起こっているんでしょうね。

    「義」は確かに大事だけど、「仁」はもっと大事なわけでー。
    「仁」を忘れた「義」ばっかりが横行している世の中なんて、息苦しいだけ。
    つまり、今の日本人に

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    2018年11月25日
  • 発達障害

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    ネタバレ

    初めにADHDとASDの診断基準や違いを明確にし,患者のもつ能力,社会における誤解,犯罪について述べ,最後にケアの例を挙げている.

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    2018年04月09日
  • 発達障害

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    発達障害という疾患について、その中心的なASDとADHDを詳しく述べることによって説明されています。一つひとつ丁寧に書かれていて、この症状に対しての出来るだけ正確な理解をすることによって、世の中にはびこる偏見をなんとかしたい著者の趣旨が伝わってきます。症状の例が述べられていますが、それは一つだけ取ったら一般にもあることで、それが様々な誤解に結びついていることが良くわかります。複数に当てはまれば発達障害ではなく、発達障害だから複数の症状が出ているということに気をつける必要があるのだと思います。この症状に苦しんでいる方々や、それを支援する様々な活動と、世の中の関心の薄さからくる偏見や誤解。本書を読

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    2018年03月03日
  • 発達障害

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    同じ発達障がいを論じても、著者の一冊目の場合は概論になりがちで、これもその中の一冊でした。内容がしっかりしているだけに、次の本に期待です。

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    2017年12月28日
  • 精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告―

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    タイトルはちょっと衝撃的だけど中身は精神医療を軸にした医療に関する問題提議。誠実な立場から、代替医療の危うさ確信犯といえる悪質な医療的行為さして害悪はないけれど根拠薄弱な話医療の裾野を広げたがる業界の思惑と結果生み出される、実質病人ではない病人。ひとことでいうと「難しい」大切な人をあきらめないことはできても医者として多くの人をあきらめることなく救うというのは大変だと思った。

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    2017年12月18日
  • 他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

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    みのもんた。
    朝青龍。
    沢尻エリカ。

    一世を風靡した有名人が、一つの出来事をきっかけに日本中から情け容赦のないバッシングを受け姿を消していく。

    その攻撃には、マスコミだけでなくインターネットやSNSなどの発展に伴い、誰でも参加が出来てしまう。

    攻撃対象を見つけては炎上を繰り返していく。

    最近では攻撃の対象は有名人だけでなく、一般人にまで広がっている。

    そして改めて思う。
    自分もその参加者の一員なのだと。


    人を攻撃している時に感じる、正義感による陶酔。

    指先一つで裁判官に、場合によっては神にすらなったように錯覚できる時代。

    ある日突然、誰もが被害者になり、加害者にもな
    る。

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    2017年11月13日
  • 発達障害

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    ASD(自閉症すペクトラム障害)かADHD(注意欠如多動性障害)について記述した一冊。

    ごく一部の天才がもてはやされる反面、大抵の人は仕事どころか日常生活にも苦労するような状況で、これと付き合うのは当人も周囲も並大抵ではないことがよくわかった。

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    2017年05月14日